12桁の数字で免許の試験点数や違反点が分かるって聞いたんだけど本当なのかな?
このような事をたまに聞くことがあります。
確かに試験点数や違反点に関しては、免許の時期になるとよく噂されるほどの内容です。
ですが、結論から言えばこの噂デマ(嘘)で
ある可能性が高いというのが正解です。
何故デマ(嘘)の可能性が高いのか?この記事では順を追って詳しくお伝えしていきます。
12桁の数字で免許の試験点数や違反点がわかるのがデマ(嘘)の可能性である理由
先にも言ったように
というのが正解です。
理由として考えられるのが当てはまる
数字の意味が異なるため。
噂では
・違反点=最後の数字(12番目)
実際の12桁についてはそれぞれに意味があり
308801234560を12桁の数字にするなら。
30(1~2) | 都道府県の公安委員会コード |
88(3~4) | 運転免許証の取得年月日(西暦) |
012345(5~10) | 各都道府県による管理番号 |
6(11) | チェックディジット |
0(12) | 再発行の回数 |
都道府県の公安委員会コードというのは、
免許をどこで取得したのかを表すコードです。
たとえば30で検索するとヒットするのは東京
なので東京で取りました。というのがわかります。
●●年に取得しましたというのを意味。
当てはめると1988年に免許を取得しましたとなります。
各都道府県によって決められた番号を表します。
チェックデジットはシステムにおいて誤入力を
無くすために各種コードへ付与された数字のことです。
チェックデジットにより間違った数字か
どうかを簡単に検知することができます。
再発行の回数。つまりは過去に免許の
紛失を何回したかどうかを表す訳ですね。
先ほどの試験点数=5~6行目。違反点=最後の数字(12番目)を当てはめると…
・12=再発行の回数
試験点数と言われる5~6行目には各都
道府県による管理番号が当てはまるので×
違反点と言われる12行目には
再発行の回数が当てはまるので×
どちらも意味が違ってくるという観点から12桁の数字で免許の試験点数や違反点が分かる噂はデマである可能性が高いと言えます。
実際の免許に当てはめてみると…
ここまで説明して『本当なの?』という方は、
実際に当てはまる箇所で照らし合わせればわかります。
たとえば試験点数と仮定した場合。
実際に私の運転免許を使って確認すると
ですが実際は98点だったので
合致はしていないですね。
一説では実際の減点された点数とは
無関係という意見もあります。
他の知人に聞いてみたりもしましたが、やはりあってたり間違ってたりするので実際の所は減点された点数とは関係ないという結果に至りました。
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12桁の数字について他にも確認してみよう!
12桁の数字で免許の試験点数や違反点が分かる
噂の真相についてはこれで確認ができましたが…
他の数字についても気にはなりませんか?
私自身も真相を調べた時にどうせならと言う
事で気になり12桁すべての数字を調べた事があります。
なので、ここからは調べた結果を元に順を追って解説していきます。
初めて免許を取得した県という事になります。
赤文字の12桁の数字。
この場合なら最初の二桁42が公安員会のコードになります。
以下がそれぞれの県に関連
したコードになります。
・東北 青森20 岩手21 宮城22
秋田23 山形24 福島25
・関東甲信越 東京30 茨城40 栃木41 群馬42 埼玉43
千葉44 神奈川45 新潟46 山梨47
長野48 静岡49
・北陸・中部 富山50 石川51
福井52 岐阜53 愛知54 三重55
・関西 滋賀60 京都61 大阪62
兵庫63 奈良64 和歌山65
・中国 鳥取70 島根71 岡山72
広島73 山口74
・四国 徳島80 香川81 愛媛82
高知83
・九州 沖縄 福岡90 佐賀91 長崎92 熊本93
大分94 宮崎95 鹿児島96 沖縄97
数字を辿っていくと…
群馬42にたどり着きます。
つまりここでは群馬で試験を受けたことになります。
続いて確認する箇所は3・4番目です。
免許の取得が11なので2011年(平成23年)に
取得した事を意味します。
逆算してみると
そこに自分の年齢から引けばいい訳ですね。
2021年現在で28歳なので、
-10すると18歳となります。
つまり『18歳の時に免許を取得しました。』こうなる訳です。
実際18歳の時に免許を取得したので、
間違っていないことを示します。
実際に計算する場合は、私がした数字を
入れ替えるとすぐできますよ!
5~10桁目は各都道府県の公安委員会が独自に決めている管理番号となります。
先ほども言ったように、違反点数とされていた箇所は各都道府県の公安委員会が独自に決めている管理番号になっているので、誤解しないように注意しましょう。
最後から2番目。つまり11番目のひと桁は、入力ミスを確認する為のチェックデジットと呼ばれるものです。
簡単に言えば、数字列に間違いがないかを
確認するための検査用の数字のことですね。
11行目は左側の10桁を元に算出された計算式で表された数字です。
あれ?7・8・9の数字は?
この数字については時に意味をなさない事がわかっているよ。
結果7・8・9については、
不明と言う事ですね。
ちなみにチェックデジットの数字は、
人それぞれ数字が異なります。
なので、もしこの数字が間違っていれば入力ミスという事が言えます。
最後に下1桁ですが、こちらは0を示しているので紛失履歴はなしですね。
当然ですが、再発行した事がなければ数字は0となり再発行をするたびに数字は増えていきます。
それってつまり…わかる人が見れば再発行したのがバレるって事?
そゆこと。この人こんなに免許証失くしてるんだ…って知られるとなんか恥ずかしいよね。
知る人が見ればわかる。それは場合によっては
マイナスになる事もあります…
例えば、会社などで免許証の提示をした際に
紛失回数がバレてしまうと、
この人こんなに紛失してるけど、もしかして忘れ物しやすい性格なのかな…
とマイナスなイメージを持たれる場合もあります。
数字がわかる事はいいこともあれば、
悪いこともあるという事ですね。
最初から数字の意味を照らし合わせると
12桁の数字が【421101〇〇〇〇80】
・2011年(平成23年)に初めて取得
・最初に受験した試験の減点数は1点=合ってはいない
・7、8、9行目に意味はない
・11行目はチェックデジット
・下1桁は0で紛失履歴はない
まとめた結果として不明な点もありますが、12桁の数字にはそれぞれの意味があるという結果になりました。
結論:12桁の数字で免許の試験点数や違反点がわかるのはデマ(嘘)
以上、12桁の数字で免許の試験点数や違反点が分かる噂の真相について紹介させていただきました。
今回記事のおさらいです。
嘘かどうかは実際に照らし合わせればわかる
3桁目・4桁目は初めて免許を取得した年の西暦の下2桁
5~10桁目は、各都道府県の公安委員会が独自に決めている管理番号
11行目はチェックデジット
最後の下一桁は0
独自に決めている管理番号やチェックデジット(検算数字)については確認のしようがないので何とも言えませんが…
学科試験の減点数については、照らし合わせた結果数字が違いました。
結果ただのデマ(噂)であり、学科試験の減点数とは無関係という結果になりました!
違反点数に関しては正しくは再発行回数ですね。
私の検証結果としては以上ですが、気になっている方は自分でも免許証と照らし合わせてやってみると面白いですよ!