・卒業検定について知りたい
・どういった流れになっているの?
・減点方法や所要時間は?
・受かるためのコツってあるの?
このような悩みはありませんか?
一般的に卒業検定と言えば教習所で行う検定のひとつ。これから通うという方にとっては必ず通る道でもあります。
ただ名前くらいは聞いたことがあっても、どんなことをするのかなど。知らない方の方が多いでしょう。
かく言う私も過去同じように思ったことがあります。
何となく『最後にやる試験で合格すれば教習所を卒業できる。』程度の認識はあったものの…
試験内容や合否の判定については不明なままでした。
ですが実際に調べたり、卒業検定を経験すことで詳しく知ることが出来ました。
今回はその経験を活かし、
✅合否の判定基準
✅落ちた場合の対処方法
✅受かるためにできること
それぞれ順を追って解説していきます。
記事を最後まで読む事で知識を得ることはもちろん。
これから先の卒業検定に向けて、合格しやすい確率をあげることにも繋がるので参考にしてみてください。
改めて卒業検定について
卒業検定は教習所を卒業前に受ける試験のこと。
簡単に言えば教習所で行う最後の検定ですね。
入所から始まり第一段階。第二段階ときて
最後にやるのが卒業検定。
※卒業検定は一段階の仮免許試験のように学科試験はありません。学科試験はあくまで卒業した後に自分で受けに行くため、ここでは技能のみとなります。
2人もしくは3人で乗って受けるのが一般的。
・3人の場合は試験生2+試験官。
試験生が2人の場合は、前半と後半に別れて順番で行います。
スポンサーリンク
卒業検定は主に場内と路上の2つを走行して審査する
続いて卒業検定で行う内容について。
卒業検定を行う場合は、決められた
コースを所要時間内で走行します。
コースは一般的に場内と路上の2箇所。
場内を5分程度走行したあと、路上を25分程度走行します。
※順番については教習所によって変わるので、
必ずしも場内が先とは限りません。
・縦列駐車や方向転換
・歩行者にも気をつけているか
・路端停止ができるか
・正しい発進ができているかなど。
審査する場合は減点方式によって行う
また、その際の審査は減点方式により行います。
例えば信号が赤なのに止まらなかったから○点の減点。一時停止しなかったから○点の減点など。
内容や減点も変わって来ます。
参考としては以下を。
踏切内変速
駐停車方法違反(場内)
駐車措置違反
右左折方法違反
軌動敷内違反
通行帯違反
脱輪(小・場内)
ふらつき(小)
障害物への接触(場内・小)
路側帯進入
進路変更禁止違反(路上)
徐行違反(路上・場内)
ちなみに持ち点は100点から始まり試験終了時に70点残っていれば合格となります。
ただし、危険行為と見なされると一発で試験中止になる危険も!
ただし、危険行為と見なされると一発で
試験中止になるので注意が必要です。
例えばよくあるのが試験官に補助
ブレーキを踏まれる。
自分では大丈夫と思っていても、
実際には危険な場合もあります。
現に補助ブレーキを踏まれるということは、
試験官が危険行為と判断して踏んだわけなので…
もし1人で運転していたら事故になっていたかも知れません。
その点を踏まえて考えると補助ブレーキが
元で試験中止になるのも納得です。
他にも可能性として以下の項目があるので一緒に覚えておきましょう。
信号無視(赤・黄色)
後続車妨害
逆行(大)
踏切不停止
試験官補助(ブレーキ等)
指示違反
もし検定に落ちてしまったら?
以上が検定の内容や合否に対する基準となります。
ここからはもし検定に落ちてしまったらどうすればいいのか。内容を詳しく解説していきます。
まず結論として、検定に落ちた場合は
【再試験】を受けることで対処ができます。
落ちたらそこで終わり。また最初からではなく、1時限以上の補習を受ける事で再度試験が受けられます。
流れとしては
②再試験
期限の3ヶ月以内であれば再度卒業検定を受けることが出来るので、しっかりと予習をしてから望むのが先決です。
検定に落ちないためのコツ
とはいえ、一度落ちると『また落ちるんじゃないだろうか』と不安になりますよね。
そこで最後に検定に落ちないためのコツについてもまとめてみたので参考にしてみてください。
内容としては
・焦らない
・減点項目をある程度理解して臨む
一番は焦らないこと。
大きい原因の元は焦りからくるミス。
いつもは問題なくできていることでも、焦ることによってミスを連発して結果が出せなかったなんてことはよくあります。
また睡眠に関しても、時間が短いことで頭が働かずにミスを連発する原因にも繋がります。
緊張して眠れないというのも分かりますが…
まずは睡眠をしっかりとって焦らないこと。
その次に減点項目を思い返しながら
集中して実戦に臨む事です。
『そんなの当たり前のことじゃん』と思うかもしれませんが、当たり前だからこそ落ち着いてやる事で合格への第一歩が踏み出せます。
内容を理解して合格に向けての対策をしよう
以上、卒業検定(教習所)の流れや減点方法。受かるためのコツについて解説しました。
今回の記事のおさらいです。
発進合図(合図しないなど)
踏切内変速
駐停車方法違反(場内)
駐車措置違反
右左折方法違反
【10点減点】
進路変更禁止違反(場内)
軌動敷内違反
通行帯違反
脱輪(小・場内)
ふらつき(小)
【20点減点】
側方間隔不保持
障害物への接触(場内・小)
路側帯進入
進路変更禁止違反(路上)
徐行違反(路上・場内)
危険行為(試験中止) 一時不停止
信号無視(赤・黄色)
後続車妨害
逆行(大)
踏切不停止
試験官補助(ブレーキ等)
指示違反
信号無視(赤・黄色)
後続車妨害
逆行(大)
踏切不停止
試験官補助(ブレーキ等)
指示違反
・焦らない
・減点項目をある程度理解して臨む
記事でもわかる通り、卒業検定は教習所の全ての項目を終えた後に最後に受ける試験です。
時間内に場内と路上を走行して、
減点方式により合否を決めるというもの。
中には一発でアウトになる項目もありますが、基本的には5・10・20とランクに合わせて減点の数字が変わります。
100点中最終的には70点以上。71点〜取れれば合格となります。
一見すると難しそうと思うかもしれませんが…
焦らず落ち着いて学んだことを実戦出来れば一発合格も夢ではありません。
なのでまずは卒業検定の内容を確認しつつ、減点内容(一発アウトの内容)にも目を通して合格を目指していきましょう。