車に乗っていると、ふと
・運転中にガス欠をするとどうなるんだろ
・違反にはならないのかな
などの理由からちょっとくらいなら大丈夫でしょ。と言う事で無理して運転しようと考えている方も少なくはないでしょう。
ですがガス欠に関しては規約があり、自分勝手な理由からガス欠を起こす事で違反になってしまいます。
また危険性もあるので違反だけでなく、なぜ危険なのかについても知っておく必要があります。
当記事では
✅違反時の罰則
✅危険性
✅防ぐ為に出来る事
など。順を追ってそれぞれ解説していきます。
記事を読むことで重要性に気づくことが出来るのでぜひ最後まで読んでみてください。
高速道路のガス欠による違反
高速道路のガス欠は『高速自動車国道等運転者遵守事項違反』になる
まず高速道路でガス欠をすると『高速自動車国道等運転者遵守事項違反』になります。
高速自動車国道等運転者遵守事項違反は、高速に乗る前に運転者が最低限する点検を怠った場合に起こる違反です。
主に
・冷却水
・タイヤの空気圧
・燃料
などの点検を怠ったことにより高速道路上でトラブルが起きた際に違反となる内容です。
道路交通法75条に記載がある
自動車の運転者は、高速自動車国道等において自動車を運転しようとするときは、あらかじめ、燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量又は貨物の積載の状態を点検し、必要がある場合においては、高速自動車国道等において燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量の不足のため当該自動車を運転することができなくなること又は積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない。
道路交通法第75条の10より
上記でも言ったように、『オイルや燃料・タイヤ関係の点検は事前に点検しておこうね。』と言う事が記載されています。
交通法は国が定める運転時のルールなので、
必ず守らなくてはいけません。
そのため、高速道路でガス欠=違反に
なるということが言えます。
罰則や違反点数の有無
続いて高速自動車国道等運転者遵守事項違反による罰則や違反点数について。
高速自動車国道等運転者遵守事項違反の罰則
・普通車9000円
・大型車12000円
高速自動車国道等運転者遵守事項違反と判断された場合には、9000円もしくは12000円の反則金の支払いが命じられます。
※ほとんどの方は普通車なので9000円。
ちなみに反則金は行政処分。罰金(懲役~)は刑事処分なので今回のは前科付きにはなりませんが、支払い命令がされることに変わりはありません。
ただ支払いを無視し続けると逮捕になるケースもあるので注意しましょう。
違反点数
その際の違反点数に関しては2点。
たかだか2点でしょ?と思うかもしれませんが、過去の減点が残っていて積み重ねで減点されれば免停にもなりかねません。
そのため、「たかがガス欠でしょ?」とは思わず気を付けた運転をしましょう。
高速自動車国道等運転者遵守事項違反をする事の危険性
このようにガス欠は『高速自動車国道等運転者遵守事項違反』や罰則は反則金の9000円。違反点数は2点の減点という結果になりますが…
違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。
免停になる危険性
まず1つ目としては免停になる危険性です。
先にも言ったように、高速自動車国道等運転者遵守事項違反は2点の減点。これだけなら免停になる事はありませんが…
他にも
・冷却水
・タイヤの空気圧など。
別の項目でも違反に該当してしまうので、違反の積み重ねにより免停になる危険性があります。
ガス欠が元で事故に発展する事も
ガス欠が元で事故に発展する事もあります。
理由は必ずしも安全な場所に止まれるとは限らない為。
特に高速道路ではスピード域が高い為、走行中にガス欠で止まると後続車に追突される危険性があります。
そのため、ガス欠を起こさないようにできる対処をする事が大切となります。
反則金の支払いを無視すると逮捕されるケースも?
反則金の支払いを無視すると逮捕されるケースもあります。
反則金の納付は基本的に法律的だと「任意」とされているため
・払う必要ある?
・めんどくさいから
・お金ないから
等の理由からついつい後回し。もしくは支払いをしない等と思う方もいますが…
実は『反則金の支払いを無視すると逮捕されるケースもある』と言うのをご存じですか?
反則金支払いの用紙は最初は確かに任意で『○○までに支払ってください』という旨の内容が書かれた用紙が送られます。ですが二回。三回と数を重ねると【交通違反通告書】という反則金納付を促す最終通知が届きます。
その後、警察署への出頭要請が来る。出頭要請を無視すると逮捕されるという流れです。
そのため、『支払いを無視していればそのまま乗り切れる』と言う考えから実行してしまうと逮捕により前科がつく事になります。
違反を防ぐ為に出来る事
最後は違反を防ぐ為に出来る事です。
最低限出来る事を実行する事で対策が出来るので参考にしてみましょう。
高速道路に乗る前に燃料の給油を済ませる
まず高速道路に乗る前に燃料の給油を済ませる事。
高速道路はスピード域が速いため、一般道よりも何かと速度を上げがちです。
速度を上げる=その分で燃料の減りも早くなります。
燃料の減り状態によっては間に合わないことも…
そのため、まずは減りが少ない場合には高速道路に乗る前に燃料の給油を済ませる事がおすすめとなります。
高速走行中は早めの給油を心がける
また、高速走行中に早めの給油を心がける事も最適です。
高速道路にも給油場はあり、だいたい50㎞間隔で
SA(サービスエリア)に併設されています。
50㎞間隔と言うのは、だいたいエンプティマーク(燃料が少ないランプ)が点灯してから50㎞程走行できますよ。と言う目安から来ています。
どのくらいで給油するのがいいのかな。
だいたい燃料が半分くらいになったら一度給油するようにするとおすすめだね。
もったいないからと、ギリギリまで給油せずに走行を続けるとガス欠になる元です。そのため、○○出までならいける気がするからもう少し!
ではなく、○○まで行けるか不安だから次で早めの給油をしておこう。と言うようにできる限り余裕をもって給油するように心がけましょう。
高速道路のガス欠は違反です!防ぐためにも自分に出来る事を
以上、高速道路でガス欠を起こす事の危険性と罰則について解説しました。
今回の記事のおさらいです。
道路交通法75条に記載がある
・反則金は9000円
違反点数
・違反点数は2点
ガス欠が元で事故に発展する事も
反則金の支払いを無視すると逮捕されるケースも?
高速走行中は早めの給油を心がける
記事でも分かる通り、高速でガス欠を
起こした場合は違反となります。
その際に反則金や違反点数を取られます。
高速道路のガス欠=追突事故や玉突き事故の原因にもなるので、当然と言えば当然ですが…
なので、まずはガス欠をしないように
気をつけた運転をすること。
その次に早めの給油をしてガス欠を
未然に防ぐ試みをしましょう。
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