車に乗っていると、ふと
・高速道路でスピードを出しすぎるとどうなるんだろ
・何キロ出して運転しても大丈夫かな
などの理由からちょっとくらいなら大丈夫でしょ。と言う事で速度超過をした運転をした事がある方も少なくはないでしょう。
ですが速度超過に関しては規約があり、自分勝手な理由からスピードを出し過ぎると違反になってしまいます。
また危険性もあるので違反だけでなく、なぜ危険なのかについても知っておく必要があります。
当記事では
✅違反時の罰則
✅危険性
✅防ぐ為に出来る事
など。順を追ってそれぞれ解説していきます。
記事を読むことで重要性に気づくことが出来るのでぜひ最後まで読んでみてください。
速度(スピード)の出しすぎは『速度超過違反』
まず結論として速度(スピード)の出しすぎは『速度超過違反』という違反に該当します。
スピード違反(速度違反)とよく言うこともありますが、正式には『速度超過違反』という名称です。
名前の通り、一般的に設定されている速度を超えると該当してしまいます。
例えば今回の高速道路なら
・晴天時は100km
となっていますが…
130km。200kmというように遥かに超過した
速度で運転を続けた場合に違反となります。
車両は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、その他の道路においては政令で定める最高速度をこえる速度で進行してはならない。
道路交通法第22条より
簡単にまとめると、最高速度が決まっている道路では決められた速度を超えて運転してはいけませんよ。という内容。
つまり一般的な高速道路を走行する場合には100kmを遥かに超えないように。
一部標識に120kmと記載がある場合には120kmを超えて運転しないことが最適と言えます。
逆に速度の出さなすぎでも違反(最低速度違反)になるので注意しましょう。
速度超過違反の罰則と違反点数
続いて速度超過違反に該当してしまった場合の罰則と違反点数について。
速度超過違反の罰則
・1~14 km超過 9000円
・15~19km超過 12000円
・20~24km超過 15000円
・25~29km超過 18000円
【罰則】
・30~34km超過 6ヵ月以下の懲役又は10万円以下の罰金
・40~49km超過 6ヵ月以下の懲役又は10万円以下の罰金
1〜29km超過までは反則金で済みますが…
30km超過をした場合には懲役や罰金により刑事処分扱いとなるので、該当した場合には前科がつくことになります。
違反点数
・20〜24km超過は2点減点
・25〜29km超過は3点減点
・30〜34km超過は6点減点
違反点数に関しては最小で1点の減点。超過速度が上がるにつれて6点と上がっていきます。
ちなみに6点減点は免許取り立て〜2年程度だと1発で免停になります。
速度超過違反の危険性
このように速度超過をすることで『速度超過違反』。反則金は9000円〜。懲役6ヶ月もしくは10万円以下の罰金。1〜6点の減点など様々ありますが…
違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。
免許の取り消しになる
まずは免許の取り消しになる危険性です。
超過速度に応じて点数が1~6点の減点と言う事で、減点数によっては免許取得から3年程度だと一発で免停になり2年の取り消し処分を受けます。
また、前回の点数がリセットされる前に続けて
違反をした場合にも同じように免停になる危険があります。
実行すると逮捕や前科がつく事に
速度超過が元で違反になった場合には、30㎞オーバー以上は6ヵ月以下の懲役又は10万円以下の罰金になるので刑罰として当然前科がつくことになります。
一般的には前科=懲役や禁錮が刑務所に収容されるという事でよく聞く話ですが、罰金になった際にも刑務所には入らないものの同じく前科となります。
理由としては罪の罰則に『〇×万円以上または〇▲以下の罰金に処する』と言った規定がされているため。
例えば罰金が1万円以上~となっていた場合には、1万円もしくは超えると罰金の支払い命令が下り前科がつくことになります。
そのため、違反になった段階で前科はつく事を覚えておきましょう。
度が過ぎると『危険運転致死傷罪』に
度が過ぎたは『危険運転致死傷罪』という違反に該当する危険があります。
危険運転致死傷罪は条件が揃った場合になる違反で、相手がケガや〇亡した時になります。
例)例えば速度超過が元で相手の車に衝突。
衝突の衝撃で相手の運転手がケガにより〇亡する。
こんな場合に『危険運転致死傷罪』は成立します。
少しくらいならなどちょっとした考えから運転をする方もいますが、度を超えた速度は危険運転致死傷罪に該当してしまうので注意が必要です。
速度超過違反をしないためにできること
最後は違反を防ぐ為に出来る事です。
これから先自分にできる事を実行する事で違反を防ぐ結果となります。
過度な速度超過は絶対に実行しない事
まず過度な速度超過は絶対に実行しない事です。
当たり前のことですが、速度超過をすると速度超過違反になる。ならそもそも速度を速めた運転をしなければいい訳です。
いくら高速道路が一般道に比べて飛ばせると言えど限度があります。
そのため、過度な速度超過はできる限り控えた運転を心がけましょう。
日ごろから安全運転を心がける
また日ごろから安全運転を心がけるのもおすすめです。
一般道・高速道路である程度の速度が決められ
ているので、超過しないように安全運転を心がけましょう。
例えば
・晴天時の高速道路100㎞(一部120㎞規制あり)
遅すぎるのもダメですが、早すぎる事で違反になる事はもちろん。事故の危険性も高くなるので日ごろからの安全運転を心がけていきましょう。
違反をしないように心がけましょう
以上、速度超過の危険性や罰則について解説しました。
今回の記事のおさらいです。
道路交通法22条に記載がある
【反則金】
・1~14 km超過 9000円
・15~19km超過 12000円
・20~24km超過 15000円
・25~29km超過 18000円
【罰則】
・30~34km超過 6ヵ月以下の懲役又は10万円以下の罰金
・40~49km超過 6ヵ月以下の懲役又は10万円以下の罰金
違反点数
・1〜19km超過は1点減点
・20〜24km超過は2点減点
・25〜29km超過は3点減点
・30〜34km超過は6点減点
実行すると逮捕や前科がつく事に
度が過ぎると『危険運転致死傷罪』に
日ごろから安全運転を心がける
記事でもわかる通り、過度な速度で運転すると『速度超過違反』となります。
バレなければ少しくらいと思うかもしれませんが…
もし、速度超過が元で事故を起こして〇傷させてしまった場合には罪を償う事はもちろん。一生後悔する事にもなります。
そのためたかが速度超過ではなく、その後の危険性も考えて
・日ごろからの安全運転
を心がけてこれからに活かしていきましょう。