エーモンで使われるダブルギボシ端子について聞きたいんだけど。どんなパーツなの?仕組みや活用法(使い方)は?
このような悩みはありませんか?
一般的にダブルギボシ端子と言えばエーモンから出ているパーツ。
名前くらいは何となく聞いたことがあるものの、仕組みや使い方など。いまいちよくわからないといった方も中にはいる事でしょう。
過去私も性能に関してはよくわかっていませんでした。
ですが、実際に使っていく中で作業で役立てる使い方を理解出来ました。
パーツ詳細を知る事は解決への第一歩です。まずはどんな事に役立つパーツのかを明確にした上で、本来の使い方について学んでみましょう。
ダブルギボシ端子について
それではまずギボシ端子について見ていきましょう。
ダブルギボシ端子は、電源を確保する際に電源側のオスまたはメス端子と繋げることで電気の伝達ができるパーツです。
一般的には
・電源を分岐する
端子の仕組みについて
続いてダブルギボシ端子の仕組みについて。
先ほども言ったように、電源側のオスまたはメス端子と繋げることで電気の伝達ができるパーツ。
端子を繋いでる間は繋げた電源で電気がながれ、
条件を満たした時のみ遮断する仕組みです。
端子を繋いでる間は繋げた電源で電気がながれる
まず、端子を繋いでる間は繋げた電源で電気がながれる仕組みになります。
電気が流れる仕組みとしては、端子全体に電気が伝わる事で電源側とつなげた時にスムーズに導通できる。
画像なら赤〇の部分。
そのままでは、銅線と端子が離れているので電気を伝えることはできない。
ですが、端子を剥き出しの銅線にかしめて接触させることで、端子全体に電気が伝わる事となります。
端子全体に電気が伝わる事で、電源側⇒電装品側それぞれをつなぐ事で電気の導通がされて電気が流れる訳です。
端子を抜くоrつないだ電源以下で遮断される
逆に電気の遮断をしたい場合は、
・つないだ電源以下にする
いずれかです。
たとえばつないだ電源以下にする場合。
ONの時に電気が流れると仮定すると…
ON~エンジンスタート時は常に電気が流れる仕組み。
ONより下。ACC~エンジンOFFまでは電気が遮断される事になります。
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ダブルギボシ端子の種類について
エーモン ダブルギボシ端子には以下2つの種類があります。
・ギボシ端子ダブル メスセット(3308)
ギボシ端子3307(ダブル)
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜2sq
・材質:
端子/黄銅(スズメッキ)
スリーブ/PVC
【内容物】
・ギボシ端子(オス)×10
・ギボシ端子(メス)×5
・オススリーブ×10
・メススリーブ×5
Y型のようにストレートでギボシ端子が2つ
取り付けられる構造になった端子です。
左右にメスが1つ。反対側にオスがひとつなので、オスを電源側。メスを電装品側にすることで、2つの電装品を取りつけることができます。
ギボシ端子ダブル メスセット(3308)
・使用可能電力:
DC12V車200W以下
DC24V車400W以下
・適合コードサイズ:AV(S)0.5〜2sq
・材質:
端子/黄銅(スズメッキ)
スリーブ/PVC
【内容物】
・ギボシ端子(メス)×10
・メススリーブ×10
ギボシ端子ダブルのメスセットになります。
Y型のようにストレートでギボシ端子が2つ取り付けられる構造になった端子で、3307とは違いメスだけが同梱されたものです。
メスだけと言う事で、補充用として使うのに最適です!
おすすめはギボシのオスセット+ダブルギボシ端子メスセットの組み合わせ。
ダブルギボシ端子の活用法(使い方)について
最後にダブルギボシ端子の活用法(使い方)についてです。
ダブルギボシ端子の活用法としては
・接続コネクター3328と組み合わせて細線と分岐
主に2つの使い方があります。
基本的には電装品の電源確保
まず基本的な使い方としては電装品の電源確保です。
ダブルギボシ端子はオスとメスをつなげて電気の伝達ができるので、配線同士をつなぐ場合の電源確保に最適です!
端子のかしめや付け方については以下を参考にしてみてください。
この記事の詳細はこちら
接続コネクター3328と組み合わせると細線と分岐する事も可能
また、接続コネクター3328と組み合わせる事で細線と分岐する事にも使えます。
ギボシ端子と言えば、電源確保の補助パーツで定番とも言える物。
ですが、対応サイズは0.5sq~なので基本的に細線には使うことができません。かと言って、無理に使えば抜けやすくなったり、過電流で配線が燃える危険性もあります。
そこで役立つのが接続コネクターとの組み合わせです。
ダブルギボシ端子は0.5sq~接続コネクターは0.2sq~なので、電源側を0.5のダブルギボシ端子に。電装品側を0.2の接続コネクターにすることで失敗なくつなげることが出来ます。
このようにダブルギボシ端子に合った使い方があるので、作業に合わせて使い分けてみましょう。
ギボシ端子ダブルと接続コネクターを組み合わせた作業も確認してみたい人は次の記事を参考にしてみましょう。
この記事の詳細はこちら
基本を理解してギボシ端子を正しく使おう!
エーモンダブルギボシ端子の基本構造と作業で使える端子の種類について解説しました!
今回の記事のおさらいです。
接続コネクター3328と組み合わせると細線と分岐する事も可能
記事でもわかるようにダブルギボシ端子は、電源側のオスまたはメス端子と繋げることで電気の伝達ができるパーツです。
一般的なギボシ端子であれば1個につき1箇所ですが…
ダブルギボシ端子なら分岐ができるので、
電源一か所につき電装品2つ分の確保が出来ます。
正しく使えば作業性も上がるので、この機会にぜひ参考にしてみましょう。
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