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自動車税(環境性能割・種別割)申告書ってゆうのが必要なんだけど。これってどこで入手できるの?
このような悩みはありませんか?
特に『これから廃車手続きをして自動車税の還付金を受け取るぞ』こんな方。自動車税(環境性能割・種別割)申告書は還付金を受け取る際の提出書類として使いますが…
それ以外にも
名義変更
住所変更
手続きなどでも使います。
ただ実際に手続きをしたことがないと、『そもそも自動車税(環境性能割・種別割)申告書ってどこで手に入るの?』こういった疑問を感じる方も少なくないでしょう。
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そこでこの記事では、自動車税(環境性能割・種別割)申告書について入手方法や書類の書き方をそれぞれまとめてみました。
自動車税(環境性能割・種別割)申告書は自動車税還付金受け取りに必要
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自動車税(環境性能割・種別割)申告書って聞いた事ないんだけどどんな書類なの?
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簡単に言えば、還付金を受け取るための書類だね。
還付金は自動車税を止めた時に余計に支払った分が返って来るお金のこと。残数が1ヶ月分以上と条件はありますが、正しい手続きを行うことで受け取ることが出来ます。
他にも
名義変更
住所変更などでも使います。
申告書は税事務所で入手可能
自分で自動車税(環境性能割・種別割)申告書を入手する場合は、手続き当日に運輸支局に隣接する税事務所で受け取ることができます。
その時に申告書の費用はかからないので、
必要事項を記入して提出するだけ。
※ただし自動車税還付金申請の場合は、軽自動車には適用されないので注意が必要。詳しくは【軽自動車を廃車して貰える”2つの還付金と受け取る簡単な方法”】でまとめているので参考に。
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自動車税(環境性能割・種別割)申告書の書き方例
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ここからは自動車税(環境性能割・種別割)申告書の書き方についてお伝えしていきます。
①申告書区分/取得原因/課税区分
まず初めに申告書区分/取得原因/課税区分の3つの枠を埋めましょう。申告書区分では、申告する理由を8つの項目の中から選択します。
新規登録(新車) | 新車を購入する際に選択します。 |
新規登録(中古車) | 一時抹消登録後に再び使用する場合に選択します。 |
移転登録 | 購入又は譲渡された場合に選択します。 |
転入 | 住まい(地域)を移り住む場合に選択します。 |
転出 | 現在の住まい(地域)から他の地に移り住む場合に選択します。 |
抹消登録 | 一時抹消・永久抹消をする際に選択します。 |
変更(使用者・住所氏名・定置場・番号・構造・用途) | 使用者の氏名又は住所、ナンバー等を変更した場合に選択します。 |
その他() | いずれかに当てはまらない場合に選択します。 |
1~8いずれかを選択して右枠に記入しましょう。
取得原因補足では取得する理由を記入します。
売買 | 購入や売却する場合に選択します。 |
相続 | 所有者が死亡した場合に選択します。 |
贈与 | 所有者が変更した際に選択します。 |
所有権留保解除 | ロ-ンなどで使用者から所有者に変更した場合に選択します。 |
その他() | いずれかに当てはまらない場合に選択します。 |
1~5いずれかを選択して右枠に記入しましょう。
課税区分補足では課税・非課税・免税・減税関連する項目を選択します。
課税 | 環境性能割税を納める時に選択します。 |
非課税 | 相続などの場合に選択します。 |
課税免除 | 身体等に障がいがある方が使用する場合に選択します。 |
減免(障害者・その他) | 減免の対象の場合に選択します。 |
免税点以下 | 課税標準額50万円未満の場合に選択します。 |
商品車 | 商品として購入した場合に選択します。 |
その他() | いずれかに当てはまらない場合に選択します。 |
1~7いずれかを選択して右枠に記入しましょう。
②登録番号/旧登録番号
登録番号/旧登録番号は、ナンバー(番号)変更や中古車新規登録などの場合に記入します。
運輸支局等 | 管轄の支局を記入 |
車種区分 | ナンバープレート上記の数字を記入。(例)神奈川302なら302を記入。 |
かな | ひらがなの文字を記入。(例)も…564なら【も】のひらがなを記入。 |
番号 | 番号にはナンバープレートの下の数字を記入。(例)神奈川302 も 564なら564が該当。 |
車検証に記載があるので確認しながら記入しましょう。
③登録年月日/初年度登録年月日
登録年月日では登録した年月を記入。初度登録年月では初めて登録した日を記入します。
年号 | 3昭和・4平成・5令和いずれかから選択。 |
年 | 何年に登録したのかを記入。 |
月 | 何月何日に登録したのかを記入。 |
④納税(申告・報告)義務者
納税(申告・報告)義務者では住所または所在地・氏名又は名称・生年月日・電話番号を記入します。
住所または所在地 | 所有者本人の住所を記入しましょう。 (例)住所が〇〇県△△市□□町×丁目♦-♦この場合は〇〇県△△市□□町×丁目♦-♦と記入すればOK。 |
氏名又は名称 | 氏名又は名称の欄は所有者の氏名を記入しましょう。 (例)所有者氏名が田中 一郎。 使用者氏名が山田 太郎。こんな場合には、実際に使用している人。例)なら山田 太郎の方を記入します。 |
生年月日 | 年月の欄は1明治・2大正・3昭和・4平成・5令和いずれかの当てはまる数字を記入。年月日は自分のを記入。 |
電話番号 | 電話番号には実際に使用しているものを使用。 |
⑤所有者/使用者
所有者/使用者ではそれぞれに合った住所や氏名を記入します。
所有者 | 所有者の住所または所在地が同じ場合には【納税義務者に同じ】。もし使用者と異なる場合には、使用者の住所または所在地を記入しましょう。氏名又は名称が同じ場合は未記入。もし使用者と異なる場合には使用者の氏名を記入しましょう。 |
使用者 | 使用者の住所または所在地が同じ場合には【同上】。もし使用者と異なる場合には、使用者の住所または所在地を記入しましょう。氏名又は名称が同じ場合は未記入。もし使用者と異なる場合には使用者の氏名を記入しましょう。 |
⑥旧所有者/旧使用者
旧所有者/使用者ではそれぞれの住所や氏名を記入します。
旧所有者 | 元々の所有者の所在地や氏名を記入しましょう。 (例)所在:〇〇県△△市□□町×丁目♦-♦ 氏名:田中 一郎。所在の欄に〇〇県△△市□□町×丁目♦-♦。氏名の欄に田中 一郎と記入。 |
旧使用者 | 旧使用者の所在地と氏名が同じ場合は【同上】と記入。もし異なる場合は、使用者の住所や氏名を記入しましょう。 |
⑦用途
用途ではどんな場面で使用しているのかを選択します。01~10のいずれかを右枠に記入。わからない場合は車検証の用途を参考に。
・02トラック(貨物)
・03トラック(貸客兼用車)
・04トラック(けん引用)
・05トラック(被牽引用)
・06バス(一般乗合用)
・07バス(その他)
・08三輪小型
・09特殊用途自動車
・10その他
⑧種別
種別は種類を選択します。1~3のいずれかを右枠に記入。わからない場合は車検証を参考に。
・2小型
・3三輪
⑨営・自区分
営・自区分では営業用なのか自家用なのかで選択します。わからない場合は車検証の用途を参考に。
・2自家用
⑩車体の形状
車体の形状は当てはまるものを記入しましょう。わからない場合は車検証を参考に。
⑪車名(通称名)
車名(通称名)は当てはまるものを記入しましょう。わからない場合は車検証を参考に。
・日産車ならニッサン
・スズキ車ならスズキ
・トヨタならトヨタなど。
⑫型式
型式は当てはまるものを記入しましょう。わからない場合は車検証の用途を参考に。
・GH-GDB
・DBA-HA36S
・E-BNR32など。
⑬乗車定員
乗車定員は当てはまるものを記入しましょう。
・軽自動車⇒4人
・普通車⇒5人
軽自動車の場合は大抵が4人、普通車は5~7人。オープンカーは2人など種類に応じて人数が変わります。
わからない場合は車検証を参考に。
⑭最大積載量
最大積載量は当てはまるものを記入しましょう。もし車検証を確認した時に記載がなければ空欄で大丈夫です。
⑮車両重量
車両重量は当てはまるものを記入。
・1280㎏
・900㎏など。
車検証を参考に重量を記入しましょう。
⑯車両総重量
車両重量同様に車検証を参考に
車両総重量を記入しましょう。
⑰車体番号
車体番号はその車両の固有の識別番号を表します。
コーションプレートや車検証に記載があるので、わからない場合は確認しながら記入しましょう。
※コーションプレートは車体番号や車体の型式、車体色などが記された5cm×10cmほどの金属板。ボンネットを開けると確認が出来ます。
⑱種類区別番号
種類区別番号は、内装品や外装品を
グレードごとに細かく分類した番号のこと。
わからない場合は車検証を確認しながら記入しましょう。
⑲原動機の型式
原動機の型式は、その車両に搭載されたエンジンの型式のこと。
・インプレッサ⇒EJ20
・アクア⇒1NZ-FXE
・アルトワークス⇒K6Aなど。
わからない場合は車検証を確認しながら記入しましょう。
⑳長さ・幅・高さ
長さ・幅・高さは車のそれぞれのサイズを表します。もしわからない場合は車検証を確認しながら記入しましょう。
㉑総排気量または定格出力
総排気量または定格出力は
・電気自動車の場合は定格出力がキロワット単位
でそれぞれ表されます。
もしわからない場合は車検証を確認しながら記入しましょう。
㉒ローター数
ローター数はロータリーエンジンの場合なので、それ以外の車では記入する必要はありません。
㉓燃料の種類
燃料の種類は
・2経由
・3その他
いずれかから当てはまるものを選択しましょう。もしわからない場合は車検証を確認しながら記入。
㉓車検有効期限
車検有効期限は車検がいつまであるのかを表します。車検証にある【有効期間の満了する日】から確認可能。
(例)3年4月6日。
令和3年4月6日と記入でOK。
㉔古物商許可
古物商許可番号は、古物商許可を
受けた業者に与えられる12桁の許可番号。
主に許可商を持つ人が記入する内容なのでなければ空欄でOKです。
㉕主たる定位置場
主たる定位置場はその車両が主に
駐車される場所の事を示します。
(例)〇〇県△△市□□町×丁目♦-♦
こんな場合には〇〇県△△市□□町まで記入します。地域によっては納税義務者に同じで大丈夫な場合も。
㉖取得前の用途
取得前の用途ではどんな用途で使っているのかを選択します。
2自家用
3その他
車検証では【自家用・事業用の別】から確認が出来ます。
㉗所有形態
所有形態はどの状態で所有しているのかを表します。
2所有権留保
3商品者
4リース車
5譲渡担保
6その他
所有者本人は自己所有。使用者と異なる場合は所有権留保と記入しましょう。
㉘申告に関わるもの
・氏名又は名称
・電話番号
記入する場合は住所または所在地の欄に【本人】と記入しましょう。
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ここまで記入が出来たら後は提出して完了となります。
書類の入手方法や書き方を覚えてこれからに役立てよう
以上、自動車税(環境性能割・種別割)申告書の入手方法と簡単な書き方をお伝えしました。
記事のおさらい。
自動車税(環境性能割・種別割)申告書は還付金受け取り申請以外にも、車の新規登録や名義変更・住所変更の手続きなどでも必要になります。
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特に自分でやる場合には入手や記入もやる必要があるので、もしこれから先手続きをする場合には参考にしてみてください。