車にとってのルームランプは室内を照らすのに役立つ灯火類の一つ。特に夜間に点灯させれば車内の視認性upにもつながります。
ただそんなルームランプのバルブも消耗品。使い続ければいずれ球切れの原因になるので、早めに交換する事が大切です。
また、やり方を知っておくとLED化する場合にも
役立つので知っておいて損はありません。

この記事では、そんなルームランプ(T10・T10×31)についてハロゲン(白熱球)やLEDへの交換のやり方をまとめてみました。
✅白熱球・LED交換のやり方
※今回以外にもルームランプの知識をつけたい。こんな方は【ルームランプ(室内灯)の知識”よくある悩み(疑問)や解決策・作業まとめ”】でまとめている内容を参考にしてみてください。
ルームランプはただの飾りではない
先ほども言ったように、ルームランプは室内を照らす灯火類の一つ。別名で室内灯ともいわれます。
基本的にはバルブが切れたところで車検どうこうという訳ではありませんが、室内全体を照らす効果があるので特に夜間では書類の確認や落とし物を探す際など役立ちます。

普段からあまり使わない人は問題ありませんが、頻繁に使う機会がある場合には時期で定期的な交換がおすすすめ。
交換前に注意しておくこと
交換は簡単ではありますが、失敗なく交換するにはいくつか注意点があるので先に確認してみましょう。
色に関してはできる限り白がおすすめ
交換するバルブの形状を確認しておこう
1つ目は交換するバルブの形状を確認する事。
ルームランプのバルブと一言にいっても、形状がいくつかあるため適当に選ぶと取り付けが出来なくなります。
たとえば取り付けるルームランプの形状が
T10×31なのにT10を買ってしまった。
この場合、差込口が異なるので
取り付ける事が出来ません。
その逆も同じでT10にT10×31も取り付けができないので、事前に交換するバルブの形状を確認しておく必要があります。
※T10・T10×31の違いは、【ルームランプ(室内灯)に使われる【T10・T10×31】”2つの違いと見分け方・兼用性を解説”】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
色に関してはできる限り白がおすすめ
2つ目は色に関してできる限り白がおすすめな事。
ルームランプに関しては車検がどうこうと言った事はありませんが…検査官次第では交通法の基準にひっかる恐れがあります。
特に場所によって紛らわしい色。他の灯火と被るような色は基準が微妙なため、できる限り白がおすすめです。

ルームランプの色の問題について詳しくは【【ルームランプの車検問題】球切れや好きな色で臨むと落ちる噂は本当?】でまとめているので参考にしてみてください。

実際に交換のやり方を確認しよう
ここからは実際にルームランプの交換方法を見ていきましょう。今回はハロゲンとLEDそれぞれ順にお伝えします。
ルームランプ交換(T10)の方法(白熱球)
ルームランプのカバーを外す
まずルームランプのカバーを外すことから。カバー自体は数カ所の爪で固定されているだけなので、マイナスドライバ―などで引っ掛けるだけで外れます。
今回は通常のマイナスドライバーを使いますが、さらに細いベビードライバーを使うとやりやすいです。
②もう片方の切込みに差し込んで手前に引く
③ルームランプのカバーを外す
※そのまま差し込むとカバーに傷がつきやすいので、防ぎたい方はマスキングテープでドライバーの先端を巻いておくとおすすめ。
バルブを引き抜く
カバーを外す事が出来たらバルブを引き抜いていきましょう。
バルブ自体差し込んである
だけなので引っ張るだけ。
手順としては
②下方向に引っ張る
③バルブが引き抜ける
交換用のバルブを用意する
バルブが外せたら交換用のバルブを準備。今回はT10サイズなので同じようにT10バルブ。
バルブ自体は純正補修用バルブとして
定番のPIAAがおすすめ。
2個セットなので1個は予備。もう一つは交換用として使い分ける事が出来ます。

バルブを差し込む
準備が出来たら交換用のバルブを
差し込んでいきましょう。
バルブの向きは正面から見た
時に横向きで差し込みます。
手順としては
②バルブを差し込む
カバーをはめ込んで完了
バルブの差込が出来たらカバーを
はめ込んでいきましょう。
はめ込む場合は爪とスイッチに注意して下側は赤矢印の穴とスイッチがカバー内の枠に収まるように。
上側は左右で押し込むだけ。
手順としては
②上側の穴に合わせて押し込む
ルームランプ交換(T10)の方法(LED)
ルームランプのカバーを外す
まずルームランプのカバーを外すことから。カバー自体は数カ所の爪で固定されているだけなので、マイナスドライバ―などで引っ掛けるだけで外れます。
今回は通常のマイナスドライバーを使いますが、さらに細いベビードライバーを使うとやりやすいです。
②もう片方の切込みに差し込んで手前に引く
③ルームランプのカバーを外す
※そのまま差し込むとカバーに傷がつきやすいので、防ぎたい方はマスキングテープでドライバーの先端を巻いておくとおすすめ。
バルブを引き抜く
カバーを外す事が出来たらバルブを引き抜いていきましょう。
バルブ自体差し込んである
だけなので引っ張るだけ。
手順としては
②下方向に引っ張る
③バルブが引き抜ける
交換用のLEDバルブを用意する
バルブが外せたら交換用のバルブを準備しましょう。
今回はT10サイズなので同じようにT10バルブを。使うのはSUPAREEのLEDバルブ。
明るいのはもちろん。お得な10個セットなので、1個は交換用。残りはポジションランプやナンバー灯として使い分ける事が出来ます。

バルブを差し込む
準備が出来たら交換用のバルブを差し込んでいきましょう。バルブの向きは正面から見た時に横向きで差し込みます。
手順としては
②バルブを差し込む
カバーをはめ込んで完了
バルブの差込が出来たらカバーをはめ込んでいきましょう。
はめ込む場合は爪とスイッチに注意して下側は赤矢印の穴とスイッチがカバー内の枠に収まるように。上側は左右で押し込むだけ。
手順としては
②上側の穴に合わせて押し込む
お疲れ様でした。
一連の流れ
バルブを引き抜く
交換用のバルブを用意する
バルブを差し込む
カバーをはめ込む
までやって大体2~3分程度。
お店に依頼すれば混み近次第で数十分~数時間かかる場合や費用・工賃もそこそこの値段行く場合もありますが…手順通りにやればバルブ代と短時間で済みます。
※かかる費用や工賃は【オートバックスにルームランプ交換(白熱球・LED)を依頼”作業で掛かる工賃や時間の目安”】を参考に。
ルームランプ交換(T10×31)の方法
ルームランプのカバーを外す
まず先にルームランプのカバーを外しましょう。
カバーを外すには矢印の2か所。隙間にマイナスドライバーなどを差し込んだ状態で押し込むと、カバーが浮き上がってくるので簡単に取り外しができます。
取り外した後に見えるバルブ(赤丸)がT10×31です。
T10×31バルブを取り外す
確認が出来たら取り外し作業です。
※外す前にスイッチがOFFになっている事を確認しておきましょう。
左右の①と②の留め具に挟まっているだけなので、バルブをつかんだ状態で下に引っ張ると簡単に抜けます。
取り付けするバルブを準備する
外すことが出来たら次はルームランプを用意します。
ルームランプはこだわりがなければ純正同等品。PIAAや小糸製作所がおすすめです。
バルブを差し込む
交換用のバルブを差し込みましょう。
やり方は簡単でバルブ側の突起部分を穴に入れるだけ。左右で同じ位置にあるのでうまく取り付けてみましょう。
カバーをして完了
最後にカバーをはめ込めば完了。
カバーは矢印側の爪を穴に差し込んだ状態で押し込むだけ。押し込むことでカバーが固定されます。

ちなみにLEDもハロゲンバルブ同様のやり方で取り付けができます。
ここまでやって作業自体は2~5分程度。慣れてくればその分早く作業ができますが、慣れないうちは少し時間が掛かる場合があります。
交換後はバルブの点灯確認をしてみよう
最後はバルブの点灯確認。
点灯しない場合はバルブ切れやそれ以外が原因
点灯した時に問題なければOK
まずやることはバルブの点灯確認。エンジン始動
もしくは切った状態でONにスイッチを入れる。
ルームランプが点灯すれば正常です。
・右LEDバルブ
おすすめとしては昼と夜で点灯させることで明るさの確認もできます。
点灯しない場合はバルブ切れやそれ以外が原因
この時もし点灯しない場合には
・それ以外の関連パーツ
いずれかが原因となります。
バルブ切れは中古のバルブを選んだ際によくある事で、下手に中古品を購入するとはずれを引いて無駄になります。
また、バルブは正常なのに点灯しない場合にはほかの原因が考えられます。面倒だからと後回しにすれば違反になるので、【【焦らず解決】ルームランプが点かない4つの原因と対処方法】を参考に早期解決をしてみてください。

手順を覚えて今後の球切れ交換やLED化の際に役立てよう
以上、ルームランプ交換のやり方をお伝えしました。
今回の記事のおさらいです。
もし点灯しない場合は球切れやその他原因を探そう
初心者から始めるとどうしてもやり方が
わからないから作業が進まない。

こういった方が多いですが…正しいやり方さえ理解しておけば2分程度で交換ができるようになります。
よくある質問Q&A
Q.自分で交換した事がないのですが初めてでもできますか?
A. はい、交換は初めての方でもできます。
Q.ルームランプが切れたら交換しないとだめですか?
A. ルームランプ事態の車検はないので切れても交換が必須という訳ではありませんが、室内灯として役立てたい場合は交換がおすすめです。
Q.交換するバックランプはピンクや緑など。好きな色でも大丈夫ですか?
A. 自己責任で取り付けるなら問題はありません。しかし、その他の灯火に影響されて指摘される場合があるので注意が必要です。詳しくは【【ルームランプの車検問題】球切れや好きな色で臨むと落ちる噂は本当?】を参考に。