車のエンジンオイル交換を怠ると起こる3つの危険な症状と交換の目安

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この記事は約6分で読めます。

・オイル交換は重要って聞くけど
・交換を怠ると起こる3つの症状は?
・どのタイミングで交換するのがおすすめ?

このような悩みはありませんか?

実は過去の私も同じように悩んでいた時期がありました。

エンジンオイルといえば、『何となく必要なパーツなんだろうな』程度の認識でした。

ですが、実際に調べるようになって交換を怠ると距離と共に3つの症状が起こる事が分かりました。

最終的にはエンジンを壊す結果になりますが、それ以前にも別の症状として現れるので知っておく必要があります。

この記事では、そんな方向けに

✅ オイル交換を怠ると起こる3つの症状
✅オイル交換の目安

それぞれ順を追って解説していきます。

記事を最後まで読むことで知識を得ることはもちろん。

これから先の交換を検討中の方にとってベストなタイミングで交換ができるので、トラブルが起きる前に解決ができます。

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エンジンオイルの交換を怠ると起こる症状

交換をしない=すぐにエンジンが壊れるわけではないので、劣化と共に症状が悪化してしまい以下の症状が起こってしまいます。

①燃費が悪化
②異音が大きくなる
③エンジンが焼き付きを起こす

①燃費が悪化する

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まず初めに起こる症状は燃費の悪化ですね。

燃費の悪化はエンジンに負荷がかかる事が原因となります。

たとえばアクセルを踏む行動。

本来ならアクセルを踏む=車が加速するのが一般的。しかし、オイル交換を怠る事でエンジンの性能が落ちるので、いつも通りに踏んでも同じ加速ができなくなります。

同じ加速ができないといつも以上に
アクセルを踏むことになります。

その結果がエンジンに負荷を与えることになるという訳です。

エンジンに負荷を与える=燃費の悪化を招く。

②異音が大きくなる

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さらに進行すると、エンジンオイルの
劣化により異音がするようになります。

これは潤滑作用が薄れる事が原因ですね。

摩擦が大きくなるために擦れる力が薄れ、
次第に異音がでてしまいます。

イメージとしては指同士ををこすりつけた時と同じ状態ですね。

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画像のように、人差し指と親指を上下にこすり合わせた時。

・乾いた状態なら摩擦が少なく大き目な音が出やすくなる。

・水に濡れた状態なら摩擦が大きく音がほとんど出ない。

と言ったようになります。

これをエンジン内部に当てはめても同じ事です。

パーツとパーツとの間に固体化した
オイルがたまり乾いた状態を保ちます。

すると、乾いたことにより摩擦が少なくなり大き目な音に代わるという訳です!

③エンジンが焼き付きを起こす

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そして最終的に起こるのが焼き付きですね…

画像を見てわかるかと思いますが、これが交換をほとんどしないまま走行を続けた車のエンジン内部です。

定期的な交換をしているエンジンと比較すると一目瞭然です。

エンジン内部のオイルがヘドロのように
なっている事が分かるかと思います。

この時起こるのは以下の症状ですね。

①エンジンが突然止まりエンストのような症状。
②スラッジ(汚れ)がたまりエンジンが焼き付く。

こうなってしまうともう手遅れですね…

これってエンジン壊れたらどのくらいかかるの?

車にもよるけど20万~30万は最低でもかかる計算になるね。

うへぇ。そう考えると交換しない危険性も思い知らされるね。

最終的に決めるのはあなた自身ですが、数千円のオイル交換をとるか。数十万かかってエンジンを修理するか選ぶならどちらを選びますか?

それでも自分は大丈夫!という人は、最悪の事態も覚悟の上でカーライフを送りましょう。

逆に、エンジンを壊さずに乗り続言えたい人は最適な交換目安を知っておきましょう。

壊れる前に知っておきたい!エンジンオイル交換の目安

ここまで危険性について知っても、
交換しないという方はまずいない思います。

そんな方にエンジンを壊さない為の交換の
目安をご紹介します。

走行距離で交換する

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1つ目は走行距離で交換する事ですね。

車には

・軽自動車
・ガソリン車
・ディーゼル車
・ターボ車

とありますが、車種に関係なく3000km~5000㎞を目安に交換をするといいでしょう。

どうして3000km~5000㎞を目安なの?10000kmで交換とかじゃダメなの?

最もな理由としてはディーラーで推奨されているからだね。

カーディーラーは車の製作や販売をしている車屋さん。

どのくらいでオイルが汚れて交換に適しているのかも計算されているので、3000km~5000㎞が最もとされます。

逆に10000kmまで行ってしまうとオイルは真っ黒。しかも硫黄臭いにおい付きという最悪のパターンになってしまいます。

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実際に新油と比較してみればわかりますが、汚れ具合が全く異なります。

ちなみに3000km~5000㎞でも汚れはありますが、少し透明度のある色をしています。

距離が進むにつれて汚れの度合いも変わってくるので、

出来る限り3000km~5000㎞のうちに交換を心がけましょう。

使用頻度で交換する

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2つ目は使用頻度で交換する事ですね。

必ずしも3000km~5000㎞でオイルが汚れる訳ではなく、その人の乗り方次第で早くなったり遅くなったりします。

例えば毎日通勤や外出で頻繁に使ったりエンジンに負荷のかかる運転をする方は交換時期が早まります。

逆にほとんど車に乗らない方はオイルが汚れ
にくくなるので交換時期が延びる場合もあります。

交換の目安を知る点検方法

そんな方は、オイルレベルゲージから
汚れ具合をチェックしてみましょう!

オイルレベルゲージで汚れ具合を確認する

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オイルレベルゲージってどれ?

オイルのマークがついた矢印の部品だね。

基本的にはオイルパンの上にさしてあるもので、
オイルの量や汚れ具合を見る時に使います。

レベルゲージはゲージを抜くことでオイルの汚れ具合を簡単にチェックする事ができます。

点検方法

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点検方法は簡単で、エンジンが止まった
状態でゲージを引き抜きます。

引き抜いた際に、汚れ具合をチェックして
交換するかどうかを決めます。

・オイルが真黒なら交換
・透き通った色なら様子見

というように色を点検して交換する目安にしましょう。

点検のやり方については以下でまとめているので参考にしてみてください。

オイルレベルゲージの開け方からオイル量を目視で確認する手順まで!
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。オイルレベルゲージの開け方からオイル量を目視で確認する手順について解説しています。レベルゲージの開け方を事前に理解しておけば、オイル交換後の補充量や汚れ具合の点検の目安を確認する事ができます!また、記事の後半ではオイルゲージからエンジンオイルの交換目安を判断する方法も合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。

記事のまとめ

以上、オイル交換をしないと起こる危険な症状についてご紹介させていただきました。

今回の記事のおさらいです。

エンジンオイル交換をしないとどうなるのか
エンジンが壊れる
交換をしない事で起こる危険な症状とは?
①燃費が悪化する
②異音が大きくなる
③エンジンが焼き付きを起こす
壊れる前に知っておきたい!エンジンオイル交換の目安
走行距離で交換する
使用頻度で交換する
交換の目安を知る点検方法
オイルレベルゲージで汚れ具合を確認する

今回の記事を読んでいただければ、定期的な
オイル交換が大切な理由が分かるかと思います。

それでも面倒だからと交換無しで走行を続ける方は、20万~30万の修理費を覚悟した方がいいでしょう!

逆にそうはなりたくない!という方は、オイル交換をしっかりしてエンジンが壊れるのを防ぎましょう!

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