ポジションランプ(車幅灯)のバルブ切れは違反”ルールを破ると反則金や違反点数(減点)の対象”

バルブ系の違反
バルブ系の違反
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ポジションランプのバルブが切れたんだけど。これって後回しにしても大丈夫かな。違反とかどうなんだろ。

このような疑問はありませんか?

特に夜間走行中にバルブが切れたもしくは見かけた方。『ポジションランプ切れ程度なら見えるし運転しても大丈夫でしょ。

ということで後回しにしがちですが、このまま放置することはおすすめしません。なぜならポジションランプは夜間点灯が義務で、点かない状態で運転する事で違反(整備不良)になるため。

違反=反則金や違反点数の対象にもなるため注意が必要。

中にはバレなきゃ大丈夫という方もいますが、検問や○○交通安全週間などふとした時に止められる危険性があるので早めに直す事が最適と言えます。

この記事では、そんなポジションランプのバルブ切れについて反則金や違反点数・防ぐための解決策をまとめてみました。

この記事がおすすめな人
✅ バルブ切れの違反について
✅反則金や減点数を把握したい
✅危険性や対策を学びたい

※今回の記事以外にも知識をつけたい。こんな方向けに【ポジションランプが元で違反対象になる5つの項目【知らないと危険】】でまとめているので参考にしてみてください。

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ポジションランプのバルブ切れは整備不良

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先ほども言ったように、ポジションランプのバルブが切れた状態で運転を続けることは【整備不良】に該当します。正式名称は【整備不良車両の運転の禁止】。

そこから分けると

・整備不良(尾灯等)
・整備不良(制動装置等)

2つに分けられます。今回はバルブ関連なので尾灯等の方に該当。

違反になる理由はバルブ切れを起こす事で、道路運送車両法123条にある個数制限に触れるため。

一 自動車(二輪自動車を除く。)に備える車幅灯の数は、2個又は4個であること。
道路交通法第123条 車幅灯より

道路運送車両法123条では個数について触れていて、2個または4個と個数制限があり数に応じて点灯させる必要があります。

例えばポジションランプが2個なら左右で1つづつ。4個なら左右で2つというように点灯させる。

そのため、片目切れもしくは両側とも切れた場合には整備不良として違反になります。

ちなみに整備不良については以下道路交通法62条。

車両等の使用者その他車両等の装置の整備について責任を有する者又は運転者は、その装置が道路運送車両法第三章 若しくはこれに基づく命令の規定(道路運送車両法 の規定が適用されない自衛隊の使用する自動車については、自衛隊法 (昭和二十九年法律第百六十五号)第百十四条第二項 の規定による防衛大臣の定め。以下同じ。)又は軌道法第十四条若しくはこれに基づく命令の規定に定めるところに適合しないため交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等(次条第一項において「整備不良車両」という。)を運転させ、又は運転してはならない。

62条は整備不良に関する事項が書かれていて、簡単にまとめると『公道を走行する場合は車検に適合する事はもちろん。他人に迷惑にならない状態で走行しましょうね。』という事。

もし違反を防ぎたい場合は、無視して運転を続けるのではなく早めの交換が最適となります。

バルブ切れ以外で点かなくなった場合には、【ポジションランプがつかない3つの原因と症状を特定する為の適した方法】で原因をまとめているので一緒に参考にしてみてください。

ポジションランプがつかない3つの原因と症状を特定する為の適した方法
車のポジションランプが点灯しないからといって新しくバルブを交換する事が必ずしも最適とは言えません。原因を明確にしておかないと替えても症状が変わらず無駄になってしまいます。この記事では原因を解決したい方向けに対処方法や対策も含めてまとめています。

整備不良の反則金や違反点数

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続いて整備不良に該当した場合に
どのような反則金や違反点数がつくかという事。

・整備不良の反則金は9000~12000円
・違反点数は1点

整備不良の反則金は9000~12000円

大型車12000円
普通車9000円

整備不良をした場合、大型車12000円。普通車9000円の反則金の支払いを命じられます。

大抵の方は普通車に含まれるので、9000円の反則金の支払いと覚えておくといいでしょう。

違反点数は1点

違反点数1点

その際の違反点数は1の減点とされます。

まとめると

・反則金は9000円
・違反点数は1点


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整備不良(バルブ切れ)の危険性

このように間違った運転は「整備不良(尾灯等)」や反則金は9000円。違反点数は1点の減点という結果になりますが…

違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。

・反則金の支払い無視で逮捕の危機
・点数の減点で免停の危機

反則金の支払い無視で逮捕の危機

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1つ目は反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性です。

主に反則金の支払いをしなかった人の場合ですね。

よく

・反則金は払わなくても大丈夫
・無視していれば支払いの書類が来なくなる

こう考える方が中にはいる事でしょう。

ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。

流れとしては

①反則金未納通知書最終通知が送られる②無視する③刑事訴訟手続(裁判の手続き)

裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。

※詳しくは【交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”】でまとめているので参考にしてみてください。

点数の減点で免停の危機

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2つ目は免停になる危険性です。

通常であれば減点は2点なのでそこまで支障はありませんが…点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。

0になると点数が無くなるため初心者講習もしくは免停となります。

今回は免停がメインなため初心者講習に関しては省きます。免停は○○日まで車に乗れませんと言うもので点数によって日数が増えます。

この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。

免停については、【免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”】で詳しくまとめているので一緒に参考にしてみてください。

違反をしないためにできること

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間違った使い方をする以上は違反で罰則の対象になるので、安全に使う為には正しい方法を実践する事です。

これから先違反をしたくないという方は、
以下内容を実践してみましょう。

正しい使い道を理解する

まず正しい使い道を理解することから始めましょう。

ポジション球は夜間に点灯を目的とさせる
もので、点灯個数は2個もしくは4個。

そのため、片目切れで走行する事は違反になるので必ず左右点灯する状態にしましょう。

片目切れは治した状態で運転する

また、片方が切れた場合は治した状態で
運転することが大切です。

その際に、切れた方だけでなく両側を交換する事をおすすめします。

どうして両側なの?

片方変えても結局、もう片方もそのうち切れるからだね。

切れた方だけ変えるのでも問題はありませんが…もう片方も直ぐに変えることになるので手間がかかります。

逆に両側を取り替えれば長く使い
続けることが出来ます。

とはいえどちらを交換するかは個人の自由なので、最低限片目切れを治した状態で走行することを心がけましょう。

簡単ではありますが、違反をしない為に出来ることもあるので今後の為に覚えておくと良いでしょう。

ちなみにポジション球の交換方法が知りたい場合は、【初心者でも簡単なポジションランプの交換方法!】でまとめているので参考にしてみてください。

記事のまとめ

以上、ポジション球のバルブが切れたまま走行する違反について解説しました。

今回の記事のおさらいです。

ポジション球のバルブが切れた状態の運転
整備不良に該当
道路交通法に記載がある
整備不良の違反
反則金
大型車の反則金 9000円

普通車の反則金 7000円
二輪車の反則金 6000円
小型特殊車の反則金 5000円
違反点数
違反点数は1点
違反をしないためにできること
正しい使い道を理解する
片目切れは治した状態で運転する

記事でもわかる通りポジション球のバルブ切れは【整備不良】に該当します。理由は道路交通法にある整備不良の条件に当てはまるため。

車両等の使用者その他車両等の装置の整備について責任を有する者又は運転者は、その装置が道路運送車両法第三章 若しくはこれに基づく命令の規定(道路運送車両法 の規定が適用されない自衛隊の使用する自動車については、自衛隊法 (昭和二十九年法律第百六十五号)第百十四条第二項 の規定による防衛大臣の定め。以下同じ。)又は軌道法第十四条若しくはこれに基づく命令の規定に定めるところに適合しないため交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等(次条第一項において「整備不良車両」という。)を運転させ、又は運転してはならない。

整備不良では車検に適合しないものは運転してはならないと記載があり、バルブ切れは点灯個数が減る事で違反と捉えられます。

一見すると「たかだかそんなことで?」と思う方もいるかもしれませんが…道路交通法で決められている以上は違反になってしまうので、運転をする以上は違反の対象にならないように心がけをしましょう。

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