砲弾型LEDの直列つなぎ・並列つなぎのやり方がいまいちわからないんだけど。どうやってつなげればいいの?LEDの足のたおす向きは?
以上のような疑問にお答えします。
まず、この記事を書いた自分は
✅LEDをつなぐ前に確認する事項が知りたい
✅砲弾型LEDの直列つなぎのやり方が知りたい
✅砲弾型LEDの並列つなぎのやり方が知りたい
この記事では、車をカスタムする上で知っておきたい。砲弾型LEDの直列つなぎ・並列つなぎのやり方について解説していきます。
正しいつなぎ方を理解した上で実践すれば、知識として覚えておく事も出来ますし、誰でも簡単に自作ができるようになります!
また、記事の後半では実際に点灯させるまでの手順も合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
実際に「やり方がよく分からない…」と言った方がこの記事を読んで解決出来たので、是非参考にしてみてください。
ちなみに、今回の内容は以下の順で読み進めるとわかりやすいです。
①【基礎知識】砲弾型LEDに使われる4つの種類と極性の簡単な見分け方 ≫
②砲弾型LEDの直列つなぎ・並列つなぎのやり方と点灯までの流れ👈今ここ
LEDをつなぐ前に確認する事項
まず初めにLEDをつなぐ前に確認する事項について解説します。
LEDの足のつなぎ方
まずLEDの足のつなぎ方について。
LEDといえばプラス・マイナスの
極性があるパーツ。
通常なら単体で使う事がほとんどなので、
プラス・マイナスをそれぞれつなぐと点灯となります。
しかし、直列に複数つなぐ場合はプラス、マイナス、プラス、マイナス…
というようにプラスとマイナスが順番に
なるようにつなげる必要があります。
並列つなぎにする場合の抵抗
並列つなぎにする場合には、繋げていない
プラスとマイナスを合わせる訳ですが…
そのままつなげただけでは直列つなぎと同じになるので、LEDが点灯しないどころか最悪の場合は壊れる原因にもなります。
そのため、正しく並列つなぎにする場合は赤〇の
箇所に抵抗をそれぞれ取り付ける必要があります。
また、抵抗についてはLEDに合わせて計算した上で選ぶ必要があるので、作る場合には事前に計算してから合ったものを取り付けましょう。
ちなみに今回は計算式を省略するので、知りたい場合は【自作LEDに必要な抵抗計算のやり方と消費電力を求める簡単な方法!】を参考にしてみてください。
砲弾型LEDの直列つなぎのやり方
それでは実際につないでいきますが、まずは
直列つなぎのやり方から見ていきましょう。
LEDを差し込んで1つめの足を倒す
まず基盤にLEDを差し込んで1つめの足を倒していきましょう。
たおした足はマイナス側だけカットしておきます。
2つめの足を倒してマイナスとプラスを繋げる
2つめの足を倒してマイナスとプラスを繋げていきましょう。
足自体はプラス⇒マイナス⇒プラス⇒マイナスというように順につなげます。
つなげた後は足同士をはんだ付けします。
3つ目の足を倒してマイナスとプラスを繋げる
3つ目の足を倒してマイナスとプラスを繋げていきましょう。
繋げ終わったら同じようにはんだ付けしてまとめます。
4つ目の足を倒してマイナスとプラスを繋げる
4つ目の足を倒してマイナスとプラスを
繋げてはんだ付けします。
点灯確認をしてLEDが4つ光れば直列つなぎは完成
ここまで終わればLEDが4つともつながった
ことになるので、後は点灯確認をするだけです。
点灯確認をした際に、球切れなくLEDが4つ光れば直列つなぎは完成となります。
砲弾型LEDの並列つなぎのやり方
次は並列つなぎのやり方についてです。
直列つなぎまではそのままでも点灯ができますが、並列に繋ぐ場合は別途で抵抗を取り付ける必要があります。
抵抗って何さ?
抵抗は自作LEDを作るにあたって電流を安定させるための物だね。
つまり、本来ならLEDの数を増やすたびにLEDが暗くなり容量オーバーで切れる訳ですが…
抵抗を途中に入れる事で、暗くなったり切れる
ことなく並列で増やしていくことができます。
ただ、抵抗=何でもいい訳ではないので、
使う場合は事前に計算して選ぶ必要があります。
今回は
・25mA
・4個点灯
・220Ω(1/4)
以上の条件で作ります。
2列目のLEDを作って1列目とつなげる
それでは並列つなぎのやり方をみていきましょう。
まず1列目の隣に2列目のLEDを同じ数つなげていきます。
つなげる事が出来たら1列目のマイナス・プラスそれぞれつなげます。
マイナスはそのまま隣とつなげる。
プラスの場合は、そのままでは光量が変ってしまうので抵抗を付けて合わせましょう。
抵抗については4個点灯用、25mA流す計算の物を使います。
mA(ミリアンペア)は電流を流す単位で、
A(アンペア)の1000分の一の単位です。
ここでは電気を流す単位とだけ覚えておけば大丈夫です。
3列目のLEDを作って2列目とつなげる
3列目のLEDを作って2列目とつなげていきましょう。
4列目のLEDを作って3列目とつなげる
4列目のLEDを作って3列目のプラス・マイナスをそれぞれつなげましょう。
つなげた後は逆流防止としてダイオードを取り付けましょう。
逆流防止ダイオードは名前の通りですが、電気の逆流を防止して回路および回路部品を保護する事ができます。
点灯確認をして1~4列目まで光量が均一に光れば完成
最後に点灯確認をしてみましょう。
1~4列全部をつなげた状態で、LEDが点灯して
なおかつ均等に光ればOKとなります。
・点かないLEDがある
いずれかになった場合は抵抗が使ったLEDに合ってない事を意味します。
抵抗はただの飾りではないので、必ず計算した
上で実践で使うようにしましょう!
正しいつなぎ方を理解して作業に役立てよう!
以上、砲弾型LEDの直列つなぎ・並列つなぎのやり方と点灯までの流れを解説しました。
今回の記事のおさらいです。
LEDの足のつなぎ方
並列つなぎにする場合の抵抗計算
2つめの足を倒してマイナスとプラスを繋げる
3つ目の足を倒してマイナスとプラスを繋げる
4つ目の足を倒してマイナスとプラスを繋げる
点灯確認をしてLEDが4つ光れば直列つなぎは完成
3列目のLEDを作って2列目とつなげる
4列目のLEDを作って3列目とつなげる
点灯確認をして1~4列目まで光量が均一に光れば完成
直列つなぎと並列つなぎのやり方がわかれば加工テールなどの製作が出来るようになるので、この機会に覚えてこれからに活かしてみましょう。