今回ご紹介するにはスパークプラグの
交換をしない危険性について。
本来スパークプラグはエンジン始動に
おいて火花を散らせるパーツ。
空気と燃料を混ぜた混合気に、火花を散らせる事で爆発を引き起こさせてエンジン始動という流れをつくります。
ですが消耗品である為に、劣化と共に性能が薄れて走行にも影響を及ぼす危険性があります。
どう言った症状が起きてしまうのか?もし放置した時の危険性とは?など記事で詳しくまとめているので参考にしてみてください。
スパークプラグの交換をしないと起こる3つの症状
まず、タイトルにある【スパークプラグを交換しないと起こる3つの危険な症状】について。
スパークプラグといえば、エンジンを始動させる際に必要不可欠ともいえる部品。
車に詳しい人なら重要性についてわかりますが、興味のない人の場合交換を後回しにする人も少なくないことでしょう。
ですが、交換を怠った場合
エンジンのかかりが悪くなる
エンジンがかからなくなる
3つの症状が起こります。
エンジン出力の低下
1つ目として、エンジン出力の低下が考えられます。
低下はスパークプラグの初期症状。
出力の低下=パワーの低下と言えます。
出力が低下する事で加速の悪化や燃費が悪化2つの事が起こります。
加速が悪くなる。つまりは、アクセルを踏んでいるのにいつもより加速しない。こんな症状がまさにそうですね。
加速が悪くなると当然アクセルをいつも
より多めに吹かしますよね?
そうなると当然燃費も悪くなる。
加速の悪化や燃費が悪化するのはこういった事が関係するわけです!
エンジンのかかりが悪くなる
2つ目の症状として、エンジンの
かかりが悪くなります。
一発始動とはいかず…
エンジンを始動した時に2~3回目くらいで
エンジンがやっとかかる状態ですね。
この症状の厄介なところは、
時間の経過とともに悪化するところです。
初めのうちは分かりにくく、『バッテリーが原因かも』と思いがちです…
その際に気付く事が出来ればいいのですが、時間がててば立つほど症状はさらに悪化してしまいます。
エンジンがかからなくなる
3つ目の症状として、エンジンが
かからなくなる事です。
キーをひねってもエンジンが掛からない状態ですね。
場合によっては息継ぎのような状態になり、
アクセルをあおらないとエンジンが止まってしまいます。
たとえばこんな時。
息継ぎはこの状態。
回転数が不安定でおさまればまだいいですが…
それ以上悪化するとアクセルをあおらないとエンジンが止まってしまいます。
実際に交換しないで走行を続けるとどうなるの?
ここからは実際に交換しないで走行を
続けるとどうなるのかという事。
最終的にはエンジンが止まる事になりますが…
流れとしては
②信号待ちなどでエンジンが止まりそうになる
③エンスト(エンジンが止まる)を繰り返すようになる
①回転数が不安定でアイドリング不調
まず初めに起こることは、
アイドリング不調の症状です。
アイドリング不調が起こると
走行に支障が出て加速が鈍くなります。
例えるなら冷間時に暖気をしないまま
発進した時と同じ状態ですね。
エンジンが温まっていない状態で走行をすると、
重苦しく加速しにくい状態になりますよね?
それと同じで、アクセルを強めに踏んでも
いつも以上に進みにくくなります。
②信号待ちなどでエンジンが止まりそうになる
②つ目は信号待ちなどでエンジンが止まりそうになる症状です。
アイドリング不調の症状が悪化すると
今度はエンストが起きやすくなります。
エンストはエンジンストールの略称で、
エンジンが止まる事を言います。
主に減速をした際に回転数が下がり、
そのままエンジンが止まるという訳です。
ただしこの場合は、アクセルを踏み続けることで
回転数が下がらなければエンストは免れます。
③エンスト(エンジンが止まる)を繰り返すようになる
③つ目はエンスト(エンジンが止まる)を繰り返すようになる症状です。
アクセルを踏み続けても回転数が下がらない場合に起こります。
この状態になると手遅れなので、
交換する以外に改善する手段がなくなります。
結果として症状を知らなかったために
最悪の事態になる訳です。
もし旅行中ならそれも台無しになってしまいますね…
そうなってしまうとこの時間って
勿体なくないですか?
この事がなければ、今でも楽しく旅行を続ける事ができたのになんて事になったら嫌ですよね?
ですので、時間を無駄にしない為にも
交換時期や事前に似たような症状がでたら
きちんと適切な交換をする事を
おすすめします。
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症状が起きた際の対処方法
ここからは症状が起きた際の対処方法について。
もし走行中に
・信号待ちでエンスト
・エンジンがかからない
いずれかの症状が出た場合には
以下の方法を実践してみましょう。
・JAFロードサービスに連絡
路肩に停車する
まずは路肩に停車することです。
駐車場などの広い場所に停車できれば問題ないですが…
必ずしもそうなるとは限りません。
なのでもし運転中になった場合には路肩の
邪魔にならないスペースに移動させましょう。
止める際は三角表示板やハザードランプの点灯をする
その際に、追突事故防止のために三角表示板や
ハザードランプの点灯をしておきましょう。
ハザードランプは▲マークの
スイッチを押す事で点灯します。
点灯する目的は周囲にトラブルに
なったことを知らせる目的。
追突される危険を防ぐという事もありますね。
その後は路肩や安全なスペースに停めて
三角表示板を設置する流れです。
状況に応じてロードサービスを利用
その後状態次第で自走で帰宅もしくは
ロードサービスを利用しましょう。
ロードサービスは事故でどうしようもない時に
状況に応じて対応してくれるサービスです。
ロードサービスについては
・JAFロードサービス
いずれかから選択できます。
自動車保険のロードサービスは、保険料を支払っていれば年間で決められた回数利用することができます。
JAFロードサービスは会員の有無に関わらず利用できるサービス。
プラグの場合はその場で出来ないので、
一度レッカー移動になります。
レッカー先は自分のお世話になって
いる車屋さんなどに運んでくれます。
JAFロードサービスはこの運ぶ際に料金がかかる訳です。
・非会員の場合は¥15000ほどかかる
移動になる場合は会員かどうかで料金が大きく変わるので、使う場合はできる限り会員になっておいた方が得です。
トラブルを回避するためにできる事
ここからはトラブルを回避するためにできる事について。
放置する事でトラブルになりやすいので、交換時期での交換や症状次第で交換を心がける事で対策となります。
交換時期で交換を心がける
1つ目は交換時期で交換をすることです。
基本的には15000~2万kmを目安に交換。
覚えておくのが苦手な方は、メーターに装着されているトリップメーターで計測しながら走行するといいですよ!
他にも交換時期について別記事でまとめているので参考にしてみてください。
症状次第で交換
2つ目は症状で交換する方法ですね。
・アイドリングが安定しない
という状態になった場合には一度
点検をして状態によって交換しましょう。
交換時期に関しては画像を見ていただくと
わかりますが片方は黒ずんでいますよね?
この状態がおすすめとする交換時期です。
ここからさらに黒ずんでいくと
エンジンが掛かりにくくなるわけですね…
なので、間違ってもエンジンが止まるように
なってからの交換はやめましょう。
最悪の場合、手遅れになってしまうので自分は大丈夫だからと過信して交換を先送りにしてしまうと後々後悔する事になります…
ですので、そのようにならない為にも交換時期や症状がではじめた初期症状のうちにスパークプラグの交換をおすすめします!
また交換時期以外ですと、乗り方次第で変わってくるので定期的に点検や交換を心掛けましょう。
記事のまとめ
以上、スパークプラグの交換をしないと危険な
3つの症状についてお伝えしました。
今回の記事のおさらいです。
・エンジンのかかりが悪い
・エンジンがかからなくなる
・信号待ちで止まりそうになる
・エンストを繰り返す
・止める際は三角表示板やハザードランプの点灯をする
・状況に応じてロードサービスを利用
②症状で交換する
記事でもわかる通り、出力低下やかかりが悪い・エンジンがかからないなどのトラブルが起こります。
最初は出力低下で済む程度でも、放置する事で最終的にはエンジンがかからなくなる問題にも陥ります。
そのためたかがプラグ程度でとは思わずに…
危険性を理解した上で早めの交換を心がけましょう。