車を所有していると一度は考える盗難対策。
中には『自宅の駐車場なら盗まれないからヘーキヘーキ』と油断する方もいますが、近年では自宅にあったにも関わらず盗まれるケースも増えています。
かと言って飽きられるしかないのか?といえばそうではなく、状況に応じて日頃から盗難対策を施すことで盗まれるリスクを減らす事ができます。

この記事では、そんな車の盗難対策について4つの方法や車を盗まれた場合の対処法・実際の手続きの流れをまとめてみました。
✅盗まれた時の対処方法
✅実際に盗まれた場合の流れ
車は人気の車種ほど盗難されやすい
一部のスポーツカーやプリウス・レクサスなど
人気の車種ほど盗難されやすい傾向にあります。
盗む理由は海外への売買や犯罪での使用
盗む理由としては主に外国での売買や犯罪での使用など。国産車は外国車に比べて性能や強度も高く、長く乗ることができるので海外では高値で売買されることが多いです。
それを利用して国産車を盗難⇒海外に輸出して高値で売りさばくという流れ。
また、犯罪に使う場合は車を盗難する⇒ナンバーを付け替えて犯罪に使う⇒用が済んだら乗り捨てや海外に売りさばくという流れ。
盗難を防ぐためには対策をするのが効果的
このように盗難されるのには理由がある訳ですが、必ずしも防げないということはありません。
普段からできる盗難対策を心がける事で
今後の盗まれるリスクを減らすことができます。
盗難防止に役立つ4つの方法
ここからは盗難防止に役立つ4つの方法。
車通りの多い場所や明るい場所に停車する
ハンドルロックを掛ける
盗難防止グッズを活用する
車から離れる時は鍵をかける
まず車から離れる時は鍵をかけること。
ドアがロックされていないと、簡単に車に乗り込まれて盗難に遭いやすくなります。
加えてエンジンがかかっていれば、相手からすると格好の餌食。
よくコンビニに数分行くだけだから大丈夫と掛けた状態で離れる方がいますが、危険以前にそもそも違反でもあるので注意しましょう。
※詳しくは【コンビニでエンジンを掛けて放置”数分でも故意にやると道交法違反”】でまとめているので参考にしてみてください。

車通りの多い場所や明るい場所に停車する
2つ目は車通りの多い場所や明るい場所に停車すること。
盗む方からすると、出来るだけ人通りの
少なく認識されにくい場所を好むのが一般的。
逆に車通りの多い場所や明るい場所を狙って停めれば盗難防止になります。
ハンドルロックを掛ける
3つ目はハンドルロックを掛けること。
名前の通りハンドルをロックする事で、エンジンを切った後にハンドルを動かす事でロックすることができます。

ただしこの方法はエンジンを掛けるとロックが解除されてしまうので、始動後もロックを続けたい場合には社外のハンドルロックを使うとより効果的です。
盗難防止グッズを活用する
4つ目は盗難防止グッズを活用すること。
一括りに盗難防止グッズと言ってもいくつかあるので、状況に応じて使い分けるとより効果的。
※盗難防止グッズについては、【盗難防止グッズ8選″物理的なロックや威嚇・追跡タイプなど車に役立つものを紹介″】でまとめているので一緒に参考にしてください。

もし車を盗まれた場合はどうすればいい?
もし車を盗まれたと感じた場合には、本当に盗まれたかどうかを把握した上で焦らず盗まれた旨を伝える。関係各所へ伝えて手続きするのが最適です。
本当に盗まれたかどうかを把握
まず連絡する前にやることは本当に盗まれ
たかどうかを把握すること。
車がない=盗まれたと判断していきなり連絡しても、実は家族が買い物などで借りて乗っていた。なんてことも考えられます。
そうなると連絡自体が無駄になってしまうので、まずは確認からやるように心掛けましょう。
焦らず盗まれた旨を伝える関係各所へ伝えて手続きする
家族や知人でもない。となった時にやるのが盗まれた旨を伝える関係各所へ伝えて手続きする事。
・一時抹消登録をする
・保険会社に連絡する
・抹消手続き後に自動車税の還付金が受けられる
というように、必要な場所に連絡を入れて
最終的に一時抹消をしましょう。
自動車税 | 支払い義務が生じる |
盗難車が事故 | 所有者に責任が問われる |
実際に手続きの流れを確認しよう
最後は実際の手続きまでの流れをお伝えします。
保険会社に連絡する
一時抹消登録をする
抹消手続き後に自動車税の還付が受けられる
盗難届を出す
まずやることは盗難届を出すこと。管轄の警察署へ被害状況や車の情報を伝えましょう。
例えば住まいとは違う県外。栃木県矢板市で盗難にあった場合には、矢板市の管轄の警察署というように。
市によって管轄が違う場合があるので事前に
確認しておきましょう。
保険会社に連絡する
盗難届の後は保険会社に連絡。盗まれた旨を伝えましょう。
この時、車両保険に加入していれば保険金が
支払われる可能性があります。
※保険金 | 支払われるかどうかは保険会社によって異なります。 |
※手続き | 保険金の手続きには請求期間があるので、できるだけ早く手続きを済ませましょう。 |
一時抹消登録をする
一時抹消登録。一時抹消登録は一時的に運転をとりやめる手続きで、解除しない限りは乗れなくなります。
一時抹消登録を済ませることで、仮に盗難した人が事故を起こしても元々の名義人に責任がかかることはありません。
※一時抹消登録のやり方については、【【軽・普通車】一時抹消登録に必要な書類と手続きの簡単な流れ】でやり方をまとめているので参考にしてみてください。

抹消手続き後に自動車税の還付が受けられる
一時抹消手続きを済ませることで、自動車税の還付が受けられるようになります。
通知は登録先の住所に通知が届くので、
記載通りに手続きを済ませるだけ。

これが一連の流れとなります。一時抹消登録をしておかないと、仮に盗難車が見つかっても再登録ができないので必ずやるように心がけましょう。
自分に合った方法で盗難対策を!
以上、盗難防止に役立つ5つの方法と車を盗
まれた場合の対処法をお伝えしました。
この記事のおさらい。
焦らず盗まれた旨を伝える関係各所へ伝えて手続きする
保険会社に連絡する
一時抹消登録をする
抹消手続き後に自動車税の還付が受けられる
盗難されたからと言って何もしないのでは意味がありません。早めに手続きを済ませておかないと、盗難車が見つかった時に再登録ができなくなります。

そのため、盗難にあった場合は早めの手続きを。また、普段からできる盗難対策をしてこれからに活かしましょう。