トルクレンチは便利って聞くけど。どんな工具なの?種類やそれぞれの性能は?
こういった疑問にお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅ トルクレンチについて知りたい
✅ トルクレンチの特徴が知りたい
✅トルクレンチの種類が知りたい
この記事では、車を整備する上で知っておきたい。トルクレンチの特徴と車で使われるレンチの種類について解説していきます。
正しい知識を事前に理解しておけば、知識として覚えておく事も出来ますし、タイヤ交換の補助作業で使う場合に間違ってトラブルを起す心配がありません!
また、記事の後半では車で活用するならどのトルクレンチが最適なのかも合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
ちなみに、今回紹介する内容については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめです。
トルクレンチとは?
まず、トルクレンチって何?という方向けに。
トルクレンチは、事前に設定したトルクでボルト又はナットを締め付けるための工具です。
画像のように先端にナットを差し込む事で、
時計回りに回して締め付ける事ができます。
これって反時計回りなら緩める事も出来るの?
出来ないことはないけど、締め付ける事が目的に作られているからおすすめはできないね。
無理に緩める作業で使い続ければトルクレンチが壊れやすくなります。
そのため、緩めるためではなく締め付ける
工具として覚えておきましょう。
トルクレンチの特徴
その特徴として、事前に決められた
トルクに設定する事で
・締め不足による緩み
2つを防止します。
ねじ切れやなめきりを防止
1つ目の特徴としてねじ切れやなめきりを防止する事ができます。
通常締め付ける工具としてラチェットハンドルを使用します。
ですが、ボルトやナットを締め付ける際に加減がわからず強く締めすぎてなめ切るという事があります。
これは慣れていない人に多い事なんだけど、『外れないようにしなきゃ』って想いが強すぎて力を込め過ぎてしまう事が原因なんだ…
確かに、途中で外れるかもって不安になるからついつい強めに締めすぎる事あるなぁ。
そこで登場するのがトルクレンチなんだ!
トルクレンチがあれば、トルク調整が可能になるのでなめ切りを未然に防止する事ができます。
締め不足による緩みを防止
2つ目は締め不足による緩みを防止出来る事です。
これは逆に力のない方に多くある現象です。
自分ではきちんと締め付けていても、実際は締め付けがあまく走行中にタイヤが外れたり、ナットやボルトが緩んだりといった事にみまわれます…
今度は締めが足らない場合か…
力が弱い人によくある現象だね。締めきったつもりでも実際は緩くて走行中に…なんてね。
そんな時でも便利なのがトルクレンチですね。
最後の確認として、あらかじめ設定しておいたトルクで調整をする事で緩みを防止する事ができます!
トルクレンチの種類
またトルクレンチにはそれぞれ種類があり、種類ごとで特徴が変わります。
プリセット型トルクレンチ
一般的に使われるトルクレンチになります。
規定のトルクで締め付けができるトルクレンチ の一種で、ダイヤルなどによりトルク値を設定できる形式の工具です。
デジタル式トルクレンチ
デジタル機能の付いたトルクレンチで、数値により正確なトルクで締め付ける事ができます。
本来はだいたいの数値で合わせる所を、デジタルの数値によって正確にトルクをかける事が可能です。
プレート型トルクレンチ
トルクの掛け具合によって針が動き、トルク数を目視できる簡単な構造。
ですが、力加減によって数値が変わるため正しく使用しないと正確な数値が読めません。
トルクレンチについては、おすすめをまとめているので参考にしてみてください。
車で活用するならどのトルクレンチが最適?
最後になりますが、車で活用するならどのトルクレンチが最適なのか?合わせてみていきましょう。
プリセット型トルクレンチ
まず、実践で使うならプリセット型トルクレンチがおすすめです。
規定のトルクで締め付けができるトルクレンチ の一種で、ダイヤルなどによりトルク値を設定できる形式の工具です。
事前に設定したトルクに合わせておくことで、簡単にトルクをかけることができます。
数値で確認したい場合はデジタル式トルクレンチ
また、目視だけでなく数値も一緒に確認したい。
そんな方にはデジタル式トルクレンチが最適です!
デジタル式トルクレンチは、デジタル機能の付いたトルクレンチで、数値により正確なトルクで締め付ける事ができます。
このように自分に合わせてトルクレンチを選ぶことで、作業性や安全性をupさせることができます!
トルクレンチの特徴を理解して作業に役立てよう!
トルクレンチの特徴と車で使われるレンチの種類を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
締め不足による緩みを防止
デジタル式トルクレンチ
プレート型トルクレンチ
モンキー型トルクレンチ
数値で確認したい場合はデジタル式トルクレンチ
それぞれ目視で調整したり、数値で確認しながら調整など。種類によって性能が変ってくるので、自分で使う際にはぜひ車に合ったものを使ってみましょう。
当サイトでは、他にも正しい使い方と規定トルクの設定方法も解説しているので、合わせて参考にしてみてください。