今回ご紹介するのはヘッドライトが
消えない原因について。
ヘッドライトというのはスモールスイッチを
2回ひねると点灯する灯火類。
本来であれば逆にスイッチをOFF状態に
持っていけば消えるはずですが…
何故か消えないヘッドライト。
こんな時、どうすれば解決が
出来るのでしょうか?
この記事では『どうすればいいのか分からない。』こんな方向けに3つの原因と共に解決までの方法をお伝えしていきます。
※今回の記事以外にもヘッドライトについて知識をつけたい。こんな方向けに内容をまとめているので一緒に参考にしてみてください。
ヘッドライトが消えない原因
まずエンジンを切ったのに
ヘッドライトが消えない。
こんな場合には以下3つの
原因が関係してきます。
・ヘッドライトスイッチの故障
・ヘッドライトコンピューターの故障
ヘッドライトスイッチ切り忘れ
初歩的な原因として上げられるのが、スイッチを切り忘れることによって起こるトラブルです。
ヘッドライトは本来
・スイッチOFFで消灯する仕組み
そのため、切り忘れることによって
消えない原因へと繋がる訳です。
ヘッドライトスイッチの故障
スイッチを切りかえても消えない。
そんな場合にはヘッドライトスイッチの
故障が考えられます。
理由としてはスイッチとしての機能が
正常に作動しなくなるため。
というのもヘッドライトスイッチというのは、本来ON/OFFによって点灯/消灯を切り替える仕組みになっています。
しかしスイッチに不具合が生じると、今までスイッチOFFで遮断できていた電気が制御出来なくなるため常に電気が流れ続ける事になります。
電気が流れ続ける=エンジンを切って
も消えないという訳です。
ヘッドライトコンピューターの故障
もうひとつはヘッドライトコンピューターの
故障という場合も考えられます。
ヘッドライトコンピューターとはなんぞ?
ヘッドライトコンピューターはライトのON/OFFの制御をするコンピューターのことだね。
従来であれば運転手が任意でON/OFFを
操作していましたが…
2020年4月以降からオートライト機能の義務化によりヘッドライトコンピューターの装着がされるようになりました。
つまり、コンピューター自身が状況に応じてヘッドライトの点灯/消灯を自動でしてくれる訳です。
ただ故障すると消灯する機能が使えなくなるので、結果として点灯したままという状況を作ります。
原因を見分ける方法
このように、3つの原因いずれかが当てはまると消灯しない状態を作ることになりますが…
原因がいくつかあることがわかったとして、
そこから見分けるにはどうすればいいのか?
その方法について以下でお伝えしていきます。
スイッチの切り替えで見分ける
1つ目はスイッチの切り替えで見分けること。
スイッチの切り忘れか故障については、スイッチのON/OFFを切り替えることで見分けができます。
たとえば
・故障の場合は反応しない
というように見分けることが出来ます。
故障については年式で見分ける
2つ目は年式で見分けること。
故障に関してですが、年式によって
判断することが出来ます。
先にも言ったように、オートライト機能義務化によりヘッドライトコンピューターが装着されたのが2020年4月以降。
つまりはそれ以前であればヘッドライト
コンピューターは装着されていないので…
ヘッドライトスイッチの故障と言えます。
逆に2020年4月以降であればヘッドライトコンピューターの方が可能性が高くなります。
簡単ではありますが、このような考えで比べてみると見分けやすいかと思います。
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ヘッドライトが消えない場合の対処方法
ここからはヘッドライトが消えない場合の
対処方法をお伝えしていきます。
対処方法としては
・ヘッドライトスイッチを交換する
・ヘッドライトコンピューターを交換する
スイッチをOFFにする
新しめな車はエンジンOFFでスイッチも
一緒に消えることが多いですが…
年式が古いと連動していないので
点灯したままになる場合があります。
こんな場合にはスイッチをOFFにする
ことで対処ができます。
ヘッドライトスイッチを交換する
ヘッドライトスイッチが原因の場合は、
スイッチ本体を交換することで対処ができます。
交換のやり方自体もネジやカプラーで固定されて
いるだけなので、手順が分かれば初心者でも簡単です。
手順に関しては、別記事のスモールスイッチ交換のやり方にてまとめているので参考にしてみてください。
ヘッドライトコンピューターを交換する
軽い症状だとECUに繋がる配線のカプラーを
差し直したり、接点を掃除という方法もありますが…
それでも直らない場合はヘッドライトコンピューター本体を交換することで対処ができます。
ヘッドライトが消えない原因を防ぐために
最後はヘッドライトが消えない原因を
防ぐためにできることについて。
・年数や距離で交換を心掛ける
エンジンを切る時にスイッチもOFFに
まずはエンジンを切る時にスイッチも
OFFにすること。
切り忘れが原因の場合に限りますが…
スイッチをOFFにすることを心がければ、切り忘れによる消えないトラブルを防げます。
年数や距離で交換を心掛ける
もうひとつは年数や距離で交換を心掛けること。
故障が原因に限りますが…
年数や距離を目安にすることで防ぐことが出来ます。
たとえば
・10万km
スイッチやヘッドライトコンピューター自体すぐに壊れるものでは無いので、10年や10万kmを目安に交換するのがおすすめです。
早めの交換を心がけることで、突然消えなくなったといったトラブル回避に繋がります。
消えない原因や対処方法を理解してこれからに活かそう
以上、ヘッドライトが消えない3つの
原因と対処法をお伝えしました。
記事でもわかる通り
・ヘッドライトスイッチの故障
・ヘッドライトコンピューターの故障
いずれかが原因で起こります。
対処するにはスイッチをOFFにするもしくは
故障箇所を交換することで解決ができます。
一見すると原因が分からず後回しに
しがちですが…
消えないまま放置するとバッテリー上がりに繋がるので、まずは原因を明確にした上で早めの対処を心がけましょう。
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