今回ご紹介するのは、【トルクレンチでナット
類を緩めてはダメな理由】について。
一般的にトルクレンチと言えばタイヤ交換などの際に、ナット類を締め付ける場合に使う工具。
逆に、『緩める工程では使ってはいけませんよ。』というのをよく耳にします。
何故緩める工程で使ってはいけないのか。使うとどうなってしまうのか?
この記事では、その理由について詳しくまとめてみました。
トルクレンチでナットを緩めてはダメな理由
結論から言えば、緩めてはダメな理由と
して挙げられるのが【トルクレンチが壊れる】。
ネットでも、度々『緩める工程で使うと壊れる』というのを見かけますがあながち間違いではありません。
というのもトルクレンチはナットなどをトルクをかけて締め付ける事を目的とした工具。
構造上緩める事を想定して作られていないので、締め付けることには強くても緩める事には弱くなります。
無理に緩める=内部の機構が損傷
して壊れやすくなる。
すぐに壊れる訳ではありませんが、壊れやすくなるので基本は締め付けるのが目的と覚えておきましょう。
種類によって切替レバーが付いてるのは何故か
では、何故種類によっては切替
レバーが付いているのか。
その理由は緊急時に対応できる
ようにするためです。
例えば緊急時として挙げられるのが出先で
タイヤを変える工具がない時。
パンクやバーストなどによって走行が出来ない。
かと言って
緊急として応急タイヤに変えたいけど、ちょうどいい工具が見つからない。
本来ならレンチやスピンナーハンドル・クロスレンチなどと言った工具を使いますが…
ない場合にはトルクレンチを
代用として使うことができます。
プリセット型なら切り替え式になっているので、作業に合わせて締めるだけでなく緩める方向にも使えます。
ただ、あくまで緊急としてなので
普段使いはおすすめしません。
正しく使うには締める工具として
もし正しく使いたい場合には締める
工具として使うのが最適です。
流れとしては
②スピンナーハンドルなどで締め付ける
③確認としてトルクレンチで締める
初めからトルクレンチを使うのではなく…
作業に合わせて別の工具で締め付けていき、最後の確認としてトルクレンチを使うのがいいでしょう。
正しい使い方を覚えてトルクレンチを長持ちさせましょう
以上、トルクレンチで緩めてはダメな
理由についてお伝えしました。
記事でもわかる通り、ダメな理由は
トルクレンチが壊れやすくなる為。
トルクレンチ本来の目的はナットなどを
トルクをかけて締め付ける事。
構造上緩める事を想定して作られていないので、締め付けることには強くても緩める事には弱くなります。
無理に緩める=内部の機構が損傷
して壊れやすくなる。
種類によって切り替えレバーがある理由に
関しては、緊急時に代用できるようにする為。
例えばタイヤを変える工具がない時。
パンクやバーストなどによって走行が出来ない。
かと言って緊急として応急タイヤに変えたい
けど、ちょうどいい工具が見つからない。
本来ならレンチやスピンナーハンドル・クロスレンチなどと言った工具を使いますが…
ない場合にはトルクレンチを
代用として使うことができます。
ただあくまで緊急としてなので…
トルクレンチを壊さないためにも締め付け
る工具として役立てていきましょう。