運転免許には何年かに一度更新が必要になり、うっかり更新を忘れると期限切れで免許が失効する危険性があります。
免許の失効=免許証としての効力がなくなるため運転に支障が出る。
それを防ぐ為には失効時の再取得方法を事前に理解することが最適です。

この記事では、有効期限が切れた場合の対処方法と失効免許の再取得方法をまとめてみました。
・失効時の再取得方法
免許の有効期限が切れると効力が失効する
運転免許の有効期限が切れた場合、本来の免許としての効力を失効します。
効力の失効=無免許運転扱い。
放置した状態で運転すると無免許運転になる
もし放置した状態で運転すれば
無免許運転扱いになります。
理由は免許の有効期限が切れることが原因。
というのも運転免許というのは数年毎に更新が必要とされていて、実際に免許証にも【○年○月○日まで有効】と記載がされています。
当然その日までは使える。日付を過ぎれば使えませんよという意味を表しています。
そのため、有効期限を過ぎた時に
無免許運転扱いとなる訳です。
※無免許の状態で運転をすると罰則や減点の意対象になります。詳しくは【免停中や失効など免許証がない運転は違反″ルールを破ると罰則や減点の対象に″】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

期限切れから復活するには失効手続きが必要
もし期限が切れた状態から復活させたい場合は
免許の更新ではなく、失効手続きをすると再取得ができます。
名前の通り免許の有効期限が切れた人への救済措置で、手順に沿って手続きをすると免許の再取得ができる。
※手続きは適性検査や学科試験・技能試験等を受けることになります。

必要な書類や手続きの流れについては、【運転免許証が期限切れでまさか失効!再取得に必要な書類や手続きの流れを解説!】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

失効手続きの内容は期限で変わる
ただしそんな失効手続きも期限によって変わります。
・6ヶ月以上1年以内
・免許失効から1年以上
6ヶ月以内
適性検査 | 視力・聴力・運動能力の検査 |
学科試験&技能試験 | 免除される |
講習 | 免許の種類に応じて違う |
1つ目は6ヶ月以内。有効期限が切れてから6ヶ月以内であれば、適性検査+講習を受講することで免許証の交付ができます。
※この場合は失効した免許はうっかり失効として扱われます。
6ヶ月以上1年以内
適性検査 | 視力・聴力・運動能力の検査 |
学科試験&技能試験 | 免除されない |
講習 | 免許の種類に応じて違う |
2つ目は6ヶ月以上1年以内。有効期限が切れてから6ヶ月以上(1年未満)経過した場合は、運転免許が完全に失効。
免許失効から1年以上
免許 | 最初からとる必要がある(仮免許からにはならない) |
3つ目は免許失効から1年以上。有効期限が切れてから1年以上が経過する場合は、免許を最初から取り直す必要があります。
免除にはならないので、一から取得に向けて
頑張るしか選択肢はない。
もし教習所に一から通い直せば、卒業までに2〜3ヶ月(60〜90日)程かかることになります。

そんなに時間かけたくないんだけど、もっと早く終わらせる方法ってないのかな?

そんな場合は合宿免許がおすすめだね。免許取得に特化したもので、1日の限界まで教習を受けられるから最短で13日程で卒業できるよ。
ただしやむを得ない理由が該当すれば一部免除に
本来の条件とは別に、【やむを得ない理由】が含まれれば免除の内容も異なります。

やむを得ない理由ってどんな場合が当てはまるの。

海外旅行・病気で入院・在監等が当てはまるね。ちなみに仕事の多忙やはがきの見忘れ・予約ができなかったみたいなありふれた理由は該当しないから注意しようね。
免許失効後6ヵ月超える(3年以内)
やむを得ない理由が元で免許失効後6ヵ月を超えた場合には、理由が終了後の1ヶ月以内に限り学科試験や技能試験が免除となります。
※ やむを得ない理由を証明する書類や診断書等が必要。(例:海外なら旅行記録。病気は診断書)
3年以上経過
3年以上経過した場合は、やむを得ない理由が
あっても救済措置はありません。
通常通り免許を最初から取り直す必要があります。免除にはならないので、一から取得に向けて頑張るしか選択肢はない。

このように【やむを得ない理由】によっては一部免除になったり、救済措置がない場合もあるので事前に把握しておきましょう。
失効手続きをして自分に合った方法で免許の再取得を
以上、有効期限が切れた場合の対処方法と失効免許の再取得方法をお伝えしました。
この記事のおさらい。
・6ヶ月以上⇒適性検査を受けてから仮免許証の発行⇒教習所で路上教習⇒免許センターで学科試験と技能試験・適性検査・取得時講習をうけると再取得ができる
・免許失効から1年以上⇒免許を最初から取り直す必要がある
・3年以上経過⇒やむを得ない理由があっても救済措置はない
記事でもわかる通り、有効期限が切れた場合には
失効手続きをする事で免許の再取得ができます。
失効手続き=適性検査や学科試験・技能試験等など。

免許の期限に応じて手続きの内容が変わるので、もし必要になった場合には自分に合った方法で手続きをしましょう。
よくある質問Q&A
Q.失効後の仮免許中は運転できませんか?
A.はい、仮免許の状態では運転する事は出来ません。
Q.免許失効直後であれば運転しても問題はありませんか?
A.いいえ、直後であっても無免許運転になるので罰則や減点の意対象になります。