高齢者講習って何?受ける条件や対象(該当)・講習にかかる料金はどのくらい?

運転免許関連
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今回お伝えするのは高齢者運転講習制度について。名前の通り高齢者に課される講習のことで、条件を満たした時に必要となります。

ただ、実際に講習を受けたことがないとどう言った制度なのか。また、対象者や費用面についてもよく分からない方の方が多いですよね。

そこでこの記事では、高齢者運転講習制度を元にどんな人に必要なのか。その時にかかる費用はいくらなのかなど詳しくまとめてみました。

記事を最後まで読むことで知識として吸収できることはもちろん。これから先講習が必要になった時スムーズな対応ができるので参考にしてみてください。

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高齢者運転講習は高齢者の為の講習

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まず結論として、高齢者運転講習は運転免許証の更新期間満了日時点で70歳以上の方が受講することを義務付けられた講習です。

講習の内容は3項目

内容としては主に座学と実技を組み
合わせたプログラム。

・学科講習
・実技講習
・運転適性検査

3つの項目を実施します。

学科講習学科講習は事故例を元に危険予測や安全運転の為の基礎を学びます。
実技講習実技講習は教習所内のコースもしくは実際の道路で運転実習を行います。指導員の方が一緒につくので、自分の問題点を把握出来て安全な運転を身につけることが出来ます。
運転適性検査高齢者の運転免許更新時に行われる視力検査で、動体視力・夜間視力・水平視野の計測を含みます。

75歳以上で運転免許を更新する場合は認知
機能検査も追加でやることになります。

元々は講習自体なかったが2002年より施行された

元々は講習制度自体がありませんでしたが、高齢ドライバーの認知機能低下からくる交通事故防止を目的に2002年より施行されました。

ただし70歳以下の方は高齢者運転講習を受けられないので注意しておきましょう。

講習を受けないとどうなるの?

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ちなみにこれって受けないとどうなるの?

義務だから受けない場合は免許証の更新ができ無くなるね。

免許証の更新ができなくなる

もし面倒だからと高齢者運転講習を無視すると免許証の更新ができなくなります

理由は運転講習が義務であること。よくある初心運転者講習のように受けるかどうかを選べる訳でなく義務なので、当然無視をすれば更新が出来なくなる。

高齢者運転講習を受けて合格すれば更新できる

逆に

・学科講習
・実技講習
・運転適性検査

3つの項目を1日かけて受けることで
合格すれば更新ができます。

どちらにせよ運転を今後続ける為には受けないといけないので、継続を考えると面倒でも講習を受ける方のが最善と言えます。

ちなみに高齢者講習は、高齢者講習同等教育課程(講習)を受けることで免除になります。どういった講習なのかについては【高齢者講習同等教育課程とは?受講できる場所や料金・時間等を解説!】でまとめているので参考にしてみてください。

高齢者講習同等教育課程とは?受講できる場所や料金・時間等を解説!
高齢者講習同等教育課程(講習)は名前の通り高齢者に向けた講習のことで、条件を満たした時に受ける事が出来ます。どのような条件なのか?対象者やかかる費用・時間など詳しくまとめてみました。

講習を受ける場所や受けられる期間

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・講習を受けられるのは指定の教習所

講習を受けられる場所

もし、高齢者講習を受けることになった場合は
各都道府県の指定の教習所で受けられます。

また運転免許試験場で受けることもできます。免許試験場というのは、自分が住んでいる県の免許センター。

たとえば私が受けることになった場合…住んでいる県が群馬県なので、前橋の免許センターとなります。

ちなみに、『自分が対象かどうかわからない』こんな方でもはがきで事前通知されるので問題ありません。

講習が受けられる期間

講習が受けられる期間についてはいつでもいいというわけではありません。

受けられる期間というのは決まっていて70歳以上は更新期間満了日。(誕生日の1カ月後の日)の6カ月前から、更新期間満了日までの期間に講習を受ける必要があります。

もしやむを得ない理由以外で期限を過ぎてしまうと、最悪の場合免許の取り直しになるので注意しましょう。

高齢者運転講習の対象者はどんな人?

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ここからは高齢者運転講習の対象者についてです。

・対象となるのは70歳以上の人
・ただし運転免許取得者等教育を受けると免除

対象となるのは70歳以上の人

高齢者運転講習は運転免許証の更新期間満了日時点で70歳以上の方全て。逆に69歳から下になると講習の対象には含まれません。

元々は講習制度自体がありませんでしたが、高齢ドライバーの認知機能低下からくる交通事故防止を目的に2002年より施行されました。

ただし運転免許取得者等教育を受けると免除

ただし中には70歳以上でも条件を満たせば高齢者運転講習が免除になる場合があります。それが【運転免許取得者等教育】を受けること。

運転免許取得者等教育は

・運転技術
・道路交通に関する知識

2つの向上を目的にした安全運転の
再教育プログラムです。

教育を受けることで高齢者運転講習が免除になることはもちろんですが、より知識を深めることが出来ます。

高齢者運転講習は受けたくないけど免許の更新はしたい。こんな方は運転免許取得者等教育を受けるのもひとつの手ですね。

講習にかかる費用は○○円

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また、その時にかかる費用は無料ではなく
車の種類によって変わります。

高齢者講習のみの場合

講習の名称講習の所要時間講習の内容講習手数料
高齢者講習

 

(普通自動車対応免許所持者)

2時間座学・運転適性検査(60分)
実車(60分)
6,600円
高齢者講習

 

(原付、二輪、小特、
大特のみの方)

1時間座学・運転適性検査(60分)2,950円
特定任意高齢者講習

 

(普通自動車対応免許所持者)

2時間座学・運転適性検査(60分)
実車(60分)
6,600円
特定任意高齢者講習

 

(原付、二輪、小特、大特のみの方)

1時間座学・運転適性検査(60分)2,950円
運転免許取得者等教育
(高齢者講習同等)
2時間以上
(実車指導なしの方は1時間以上)
座学・運転適性検査(60分以上)
実車(60分以上)
教習所ごとに異なります。受講する教習所にご確認ください。

たとえば、高齢者講習にはそれぞれ自分の免許や
状況に応じて種類が異なります。

受講する内容によって異なるので、ここでは2,950円〜6,600円と大体の値段で表記しておきましょう。

認知機能検査を受ける場合

また、認知機能検査を受ける場合は750円が追加でかかります。認知機能検査は記憶力や判断力を測定する検査。

検査項目には

✅時間の見当識
✅手がかり再生
✅時計描画

3つの項目があります。

今現在の年月日を答えたり、時刻を時計の絵として検査用紙に描きこむなどの検査です。

この検査結果によって、記憶力や判断力は心配ないと判定された方は高齢者講習。『少し低くなっている』と判定された方は別の高齢者講習を受けることになります。

ちなみに『低い』と判断された場合、臨時適性検査または診断書提出命令が下されます。

その際に異常がなければいいのですが、認知症と判断された場合は運転免許の停止または取り消しの対象になるので注意が必要です。

高齢者講習について理解し、これからも安全なカーライフを心がけよう!

以上、高齢者講習について紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

高齢者講習とは
70歳以上のドライバーが受ける義務がある講習
講習を受けないとどうなるの?
免許の更新ができない
高齢者運転講習の対象者はどんな人?
70歳以上の高齢者ドライバー
講習にかかる費用は○○円
2950~6600円

高齢者講習は、年齢とともに衰える記憶力や
判断能力を知る為の大切な講習です。

講習を受けるかどうかでこれからも安全に公道を走行できるかが変わるので、『面倒だから受けたくない』ではなく自分のこれからの為にも必ず受けるようにしましょう!

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