トグルスイッチとミサイルスイッチってどことなく見た目が似ているんだけど。何か違いがあるのかな。
このように感じた事はありませんか?
一般的に、トグルスイッチ・ミサイルスイッチ
共に名前の通りスイッチの役割を持つパーツ。
ONで連動した電装品の電源が入る。OFFにすると遮断されるという流れ。
そんなトグルスイッチ・ミサイルスイッチですが…
2つのパーツは似ているようで異なる点がいくつかあります。
どのような違いがあるのか?それぞれどう使い分ければいいのかこの記事では順を追って詳しく解説していきます。
トグルスイッチ・ミサイルスイッチの違いについて
まずトグルスイッチ・ミサイルスイッチってそもそも何ぞや?という方は、以下記事を先に読んでおくとわかりやすいです。
さっそくなんだけど、2つのスイッチって何が違うの?
結論を言ってしまえば、スイッチの先端にLEDが付いている事や端子の数が違う事が挙げられるね。
一見どちらもON-OFFが可能なので同じに思えますが…
大きく違う点は
・端子の数が違う事やミサイルスイッチにはマイナスがついている
この2つではないでしょうか?
ミサイルスイッチの先端にのみLEDが付いている
まず1つ目としてスイッチ先端に
LEDがついている事です。
スイッチの基本はON-OFFができる事。ここまではどちらも共に同じですが、ミサイルスイッチの場合は先端にLEDが埋め込んであります。
逆にトグルスイッチにはLEDがありません。
LEDの有無は実際さほど重要ではありませんが、
あるかないかで消し忘れ防止に役立ちます。
たとえば夜間の車内。
本来のスイッチであればLEDが埋め
込まれることはありません。
そのため、ON-OFF切り替えをしたところで
ぱっと見どっちになってるのかはわかりません。
逆にLED付きのスイッチならどうでしょう?
ON-OFF連動でLEDが点灯すると言う事は、
夜間でも状況がわかりやすい。
つまり、スイッチONなら電装品につられてLEDも点灯。OFFにすればLEDも消灯となる訳です。
また、LED付きはカバーも付属されているので
点灯・消灯がわかりやすいです。
端子の数が違う事やミサイルスイッチにはマイナスがついている
2つ目は端子の数が違う事やミサイルスイッチにはマイナスがある事です。
トグルスイッチ(①)は左右で2つ。ミサイルスイッチ(②)は3つ端子があります。
なんで端子の数が違うの?
点灯させるまでの構造が違うからね。
というのも、
・ミサイルスイッチは先端のLEDと電装品を連動させて操作
トグルスイッチはあくまで電装品を任意で操作する事が目的なので、スイッチのプラス⇒電装品のプラスへ流すだけで済みます。
逆にミサイルスイッチの場合はLEDが埋め込まれているので、スイッチのプラス⇒マイナス⇒電装品のプラスというように電気が流れます。
簡単に図にするとこんな感じ。
端子の数が違うというのはこういった理由がある訳ですね。
ただし、トグルスイッチにも一部端子が
3つの商品もあります。
この場合は②つの電装品を切り替える目的なので、ミサイルスイッチとはまた違います。
ミサイルスイッチの場合は、端子自体にLEDが埋め込まれている事から
光らせるためにアースに落とす必要があります。
そのため、マイナスのつなげる必要があるか
どうかも2つのスイッチの違いともいえます。
それぞれどう使い分ければいいの?
そんなミサイルスイッチ・トグルスイッチですが、どうやって使い分ければいいの?と思う方もいるでしょう。
そういった方に以下、それぞれの
使い道の例を紹介します。
トグルスイッチ
まず、トグルスイッチから。
トグルスイッチの基本はONーOFFが任意で出来る事。それ以外にも2つを切り替えるONーOFF―ONがあります。
ON-OFFタイプの場合は、後付けのホーンスイッチとして役立てるのがおすすめです。
後付けのホーンボタンとして使用し、
・スイッチがOFF(下向き)でホーンが鳴りやむ
このようにすればトグルスイッチでも
わかりやすいかと思います。
ONーOFF―ONの場合は電装品を2つ切り替えるので、タイミングで電装品切り替える場合に使うといいでしょう。
たとえば
○○電源では電装品Aが点灯してBは消灯
○○電源の時は電装品Bが点灯してAは消灯
というようにできます。
ミサイルスイッチ
ミサイルスイッチの場合は、カバーやスイッチでわかりやすいので、電装品の消し忘れ防止として役立てるのがおすすめです。
消し忘れた場合でもLEDが点灯する事で
消し忘れている事に気づけます。
このように用途によって使い分けると、
それぞれが使いやすいかと思います。
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私が実際に使った方法
最後になりますが、これから紹介する方法は
私が実際に実践した方法です。
トグルスイッチはクラッチスタート解除スイッチとして
トグルスイッチの場合は、クラッチスタート解除スイッチとして活用しています。
クラッチスタート解除スイッチって何?
簡単に言えば、クラッチを踏まなくてもエンジンスタートが出来るようになるスイッチだね。
MT車に乗っている方ならわかりますが…
本来MT車というのは、クラッチを踏みながら
エンジンスタートというのが一般的です。
ですが、クラッチスタート解除スイッチを活用すれば窓の隙間からでもエンジンスタートができます。
ちなみに、クラッチスタート解除スイッチについて気になる方は以下を参考にしてみましょう。
ミサイルスイッチはLEDに連動
ミサイルスイッチの場合はLEDと
連動させるのがおすすめです。
スイッチ自体は別にトグルスイッチでもいいですが、消し忘れ防止も含めてミサイルスイッチにしています。
ミサイルスイッチなら、電装品に合わせてLEDが点灯。OFFで電装品・LEDも消灯となります。
ちなみに、電装品と組み合わせる配線方法については以下記事でまとめているので合わせて参考にしてみてください。
使い方は人それぞれですが、自分に合った方法で活用してみるといいでしょう。
それぞれの違いを理解して正しく使い分けよう!
以上がトグルスイッチ・ミサイルスイッチの違いについてでした。
今回の記事のおさらいです。
端子の数が違う事やミサイルスイッチにはマイナスがついている
ミサイルスイッチなら電装品の消し忘れ防止として役立てるのがおすすめ
ミサイルスイッチはLEDに連動
基本的な使い方としてはどちらも変わりはないですが、どう使うのかによって変わります。
なので、実際に作業をする場合には自分に合った方を選んでみてください!
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