配線どうしを繋げるのに電源分岐ハーネス(ギボシ)とギボシ端子ダブルがあるけど。繋げるならどっちがいいの?使いやすいのは?
以上のような疑問にお答えします。
✅使いやすいのがどっちなのか知りたい
この記事では、配線を取り扱う上で知っておきたい。電源分岐ハーネス(ギボシ)とギボシ端子ダブル。
配線どうしを繋げるならどちらがいいのかについてご紹介します。
どちらがおすすめなのかを事前に知っておけば、知識として覚えておくことも出来ますし、実際に作業で使う場合に失敗するリスクを避けられます。
また、記事の後半ではそれぞれの活用法も解説しているので合わせて参考にしてみてください。
まず、電源分岐ハーネス・ギボシ端子ダブルについて知りたい方は以下を参考にしてみましょう。
電源分岐ハーネス(ギボシ)とギボシ端子ダブルどっちがおすすめ?
それでは早速ですが、どちらがおすすめ
なのかについて見ていきましょう。
結論はその人の使い方次第
まず結論を言うと、その人の使い方次第というのが正解です。
どちらも配線どうしを繋げる目的は同じなので、どの箇所の配線を繋げるかで使うといいでしょう。
用途によって使い分けるのもあり
例えば
・太線=ギボシ端子ダブル
というように使い分けるのもいいですね。
まず電源分岐ハーネスは1.25sq対応のパーツ。
配線が太いので0.3や0.5sqなどの細めの配線には適しませんが…
特定の配線(1.25sq)の範囲内であれば複数分岐して使う事ができます。
ギボシ端子ダブルも0.3sqなどの細線には対応していませんが…
太線であれば0.5sq~2sqまで幅広く対応しているので、一般的なギボシ端子のように使い分ける事ができます。
それぞれのメリット・デメリット
続いてそれぞれのメリット・デメリットについて。
電源分岐ハーネス(ギボシ)のメリット・デメリット
メリット | |
① | 端子同士を繋いで電源の確保が複数できる |
② | 脱着が可能なのでいつでも電装品を取り外せる |
③ | 太線をメインに使える |
デメリット | |
① | 細線には対応していない |
② | 太線でも使えるサイズが限られる |
電源分岐ハーネス(ギボシ)は電源を
複数分岐するのに役立つパーツですが…
サイズが1.25sqと言う事でそのまま使う
場合には限られた箇所でしか使う事ができません。
無理やりつなげれば繋げられない事もないですが、配線には流せる電気の量が決まっているので容量が限界を超えた時に負荷がかかりトラブルが起きます。
詳細については以下でまとめているので参考にしてみてください。
逆に間違った使い方をしなければ、
・脱着が可能なのでいつでも電装品を取り外せる
というメリットがあるのでうまく活用するといいでしょう。
ギボシ端子ダブルのメリット・デメリット
メリット | |
① | 端子同士を繋いで電源の確保が複数できる |
② | 脱着が可能なのでいつでも電装品を取り外せる |
③ | 太線の対応幅が広い |
デメリット | |
① | 細線には対応していない |
② | 慣れないうちは接触不良になりやすい |
③ | 端子同士を繋げるときに力がいる |
ギボシ端子ダブルは異形サイズでも接続できることから『どの太さでも大丈夫』と思われがちですが…
実際はサイズの限度が決められているので、
細すぎる物は対応できません!
特に今回紹介したギボシ端子ダブル3307は、
0.5Sq~2Sqまで対応となります。
そのため0.5Sqから配線が接続できますが…
0.2や0.3Sqなどの配線では配線が
細すぎて使用できません!
とはいえ、太線をメインに使う人にとっては幅広く使えるので、決して使えないパーツではありません。
私がおすすめする使い方
最後に私がおすすめする使い方について。
電源分岐ハーネスはバッテリーなどの太めの配線分岐に
まずは電源分岐ハーネス。
電源分岐ハーネスは、適合サイズが1.25sqと太めなので一般的な分岐には適しませんが…
バッテリー配線などの太めの配線分岐におすすめです。
ギボシ端子ダブルは一般的な電源取り出しに
ギボシ端子ダブルは通常のギボシ端子と同じようにサイズが0.5~2sq。
0.5sq~対応なので、一般的な電源取り
出しに便利なパーツです。
また、通常のギボシ端子と同じことが出来るので、接続コネクター(3328)と組み合わせれば細線に変換することも出来ます。
最大で2つ分電源が取れるので、細い配線の電装品を複数取り付けたい方におすすめの方法です。
使い方次第でこのようにおすすめな使い方もあるので、自分に合った方法で実践してみましょう。
それぞれの性能を理解して作業で役立ててみよう!
以上、電源分岐ハーネス(ギボシ)とギボシ端子ダブル作業で使うならどちらがおすすめなのかについてご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
用途によって使い分けるのもあり
・端子同士を繋いで電源の確保が複数できる
・脱着が可能なのでいつでも電装品を取り外せる
・ 太線をメインに使える
デメリット
・細線には対応していない
・ 太線でも使えるサイズが限られる
ギボシ端子ダブルのメリット
・端子同士を繋いで電源の確保が複数できる
・ 脱着が可能なのでいつでも電装品を取り外せる
・ 太線の対応幅が広い
デメリット
・ 細線には対応していない
・慣れないうちは接触不良になりやすい
・端子同士を繋げるときに力がいる
・ギボシ端子ダブルは一般的な電源取り出しに
どちらも使い方次第で便利なパーツなので、
上手く活用して作業に役立ててみましょう。