不要(無意味)な急ブレーキは急ブレーキ禁止違反”無視した運転は反則金や減点の対象”

違反項目
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スピード(速度)超過や渋滞などの減速時に役立つブレーキ。踏み加減によって減速調整ができることから、普段から車を運転する方なら一度は踏む機会もあることでしょう。

ですが、本来の目的はあくまで減速させること。故意にブレーキを踏んで後続車を危険に晒すような行為は【急ブレーキ禁止違反】になるので危険です。

違反=反則金や減点の対象に。

この記事では、そんな急ブレーキ禁止違反について反則金や減点数。気を付けるべき点など詳しくまとめてみました。

この記事がおすすめな人
✅急ブレーキ禁止違反に詳しくなりたい
✅反則金や減点が気になる
✅危険性や気を付けるべき点が知りたい
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不要(無意味)な車の急ブレーキは『急ブレーキ禁止違反』

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結論から言えば『急ブレーキ禁止違反』と言う違反に該当します。名前の通り急ブレーキをかけて違反になる事。

本来のスピード(速度)超過や渋滞などの減速時に使う場合なら問題はありません。しかし、『後続車を驚かすために故意に急ブレーキをかける』と言った危険を伴うケースに至っては違反に該当します。

たとえばこんな時。

公道を走行中、後続車がきたがブレーキを踏む必要がないにも関わらず急ブレーキを踏んで後続車を威嚇した。

ブレーキは本来減速の為に使うもの。後続車に減速する旨を伝えて余裕をもって速度を落とせるように知らせることができます。

ですが無意味にブレーキを踏むような行為は事故を誘発させるため、道路交通法に違反する結果となります。その結果が以下道路交通法24条にある内容。

車両等の運転者は、危険を防止するためやむを得ない場合を除き、その車両等を急に停止させ、又はその速度を急激に減ずることとなるような急ブレーキをかけてはならない。
道路交通法24条より

内容としては『緊急時でどうにもならない場合以外では急ブレーキを掛けてはいけませんよ』と言う内容が書かれています。

少しくらいならと思う方もいるかと思いますが、
故意的にやると違反になるので気を付けましょう。

急ブレーキ禁止違反の反則金や違反点数

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続いて反則金や違反点数の有無について。もし違反をした場合に一緒に反則金や違反点数もつくので覚えておきましょう。

急ブレーキ禁止違反の反則金7000~9000円

・大型車 9000円
・普通車 7000円

急ブレーキ禁止違反をした場合、反則金として大型車で9000円。普通車で7000円の支払いが命じられます。

ただし支払いを無視した場合は逮捕の
リスクもあるので注意しましょう。

違反点数は2点

違反点数は減点2点

その際の違反点数は2点の
減点となります。

点数自体はそこまで大きくはないですが、残点によっては免停のリスクがあります。


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急ブレーキ禁止違反をする事の危険性

このように故意な急ブレーキは「急ブレーキ禁止違反」や反則金は7000円。違反点数は2点の減点という結果になりますが…

違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。

点数の積み重ねで免停になる危険性

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まずは点数の積み重ねで免停になる危険性です。

違反点数自体は2点減点なので一度でどうこうという訳ではありませんが…点数の積み重ね。特に免許取り立ての方や残り点数が少ない方にとっては積み重ねにより点数がなくなり免停になる可能性があります。

免停については、【免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”】で詳しくまとめているので一緒に参考にしてみてください。

免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”
この記事では免停について、免停期間や運転できなくなるタイミング・終わる期間をまとめてみました。

逮捕される危険性

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2つ目は逮捕される危険性です。

主に反則金の支払いをしなかった人の場合。

よく

・反則金は払わなくても大丈夫
・無視していれば支払いの書類が来なくなる

こう考える方が中にはいる事でしょう。

ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。

流れとしては

①反則金未納通知書最終通知が送られる②無視する③刑事訴訟手続(裁判の手続き)

裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。

※詳しくは【交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”】でまとめているので参考にしてみてください。

交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”
反則金は比較的軽度な刑なので密かに『支払い無視をしていればチャラにできるのでは?』と考える人もいますが、基本的に支払いが免除になることはありません。むしろ無視し続ける事でさらに重い罰になる危険もあるので注意が必要。この記事では一連の流れをまとめてみました。

トラブルや事故になる危険性

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もう一つはトラブルや事故になる危険性です。

故意に急ブレーキを踏む=ちょっとくらいと思う方もいるかもしれませんが…後続車の交通の妨げになるので事故を誘発させることになりかねません。

また、仮に事故を起こさなくても人によってはイライラする可能性が高くトラブルを引き起こす原因となるので注意が必要です。

違反を防ぐ為に出来る事

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このように間違った行動をする事で違反になる訳ですから、防ぐためにはその時に合った事を実行すればいい訳です。

それが

・故意な急ブレーキは踏まないようにする
・日ごろから安全運転を心がける

故意な急ブレーキは踏まないようにする

まずは故意な急ブレーキは踏まないようにする事です。

故意な急ブレーキ=急ブレーキ禁止違反となり反則金や違反点数を取られることになるので…まずは間違った運転をしない事が大切となります。

日ごろから安全運転を心がける

また日ごろから安全運転を心がけるのもおすすめです。

上記で言った違反になる事もそうですが…急ブレーキ禁止違反とは別に、【妨害運転罪】という違反になりかねません。

妨害運転罪については【一般道や高速道路で煽(あお)り運転(妨害運転罪)”故意にやると罰則や罰金・減点の対象に”】を参考に。

妨害運転罪になれば急ブレーキ禁止違反
合わせて罰則や違反点数にも影響を与えます。

それ以外にも事故になるケースも。最悪の場合は○亡事故にもなりかねないので日ごろから安全運転を心がける事も大切と言えます。

正しい行動をして違反になるのを防ごう

以上、不要(無意味)な車の急ブレーキをする事の危険性や罰則の有無について解説しました。

今回の記事のおさらいです。

不要(無意味)な車の急ブレーキ違反について
『急ブレーキ禁止違反』になる
違反内容は道路交通法に記載がある
急ブレーキ禁止違反の罰則や違反点数
急ブレーキ禁止違反の罰則
大型車9000円。普通車7000円。
違反点数
違反点数は2点の減点
急ブレーキ禁止違反をする事の危険性
点数の積み重ねで免停になる危険性
逮捕される危険性

トラブルや事故になる危険性
違反を防ぐ為に出来る事
故意な急ブレーキは踏まないようにする
日ごろから安全運転を心がける

記事でもわかる通り、故意な急ブレーキは『急ブレーキ禁止違反』となります。

バレなければ少しくらいと思うかもしれませんが…

もし、事故を起こして〇傷させてしまった場合には罪を償う事はもちろん。一生後悔する事にもなります。

そのため『たかが急ブレーキだけで』ではなく、その後の危険性も考えて

・故意な急ブレーキをはしないようにする
・日ごろから安全運転を心がける

を心がけてこれからに活かしていきましょう。

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