【IG電源とは】ACCとは違う電源とも聞くけど実際何が異なるの?

車の電源
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今回ご紹介するのは【ACC電源・IG電源】
2つの電源の違いについて。

一般的に車には大きくわけて電源が2つあり、
プラスの電源とマイナスの電源に分けられます。

そこから細かくするとプラスは

・バッ直電源
・常時電源
・ACC電源
・IG電源
・イルミ電源

5つの電源に分けられます。

今回はそのうちのIG電源とACC電源。どちらもパッと見は同じように思えますが、似ているようで実は異なる電源となります。

どんな電源なのか。また、ACC電源との違いや2つの電源の兼用性など。記事では詳しくまとめているのでこれからの参考にしてみてください。

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IG電源は数ある電源の一つ

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そもそもIG電源ってよくわからないんだけど。

IG電源は数あるプラス電源のうちの一つだね。

正式名称をイグニッション電源。

主に

・セルモーター
・パワーウィンドウ
・電動格納ミラー

などといった電装品の電源として使うことができます。

バッテリー電源ほどではありませんが…

大容量の電気を使用する電装品に使われる電源です。

IG電源とACC電源の違いは大きく分けて2つ

ACCとIG電源は同じ電源って聞いたんだけど。

確かにパッと見は同じような電源なんだけど、実は異なる電源なんだよね。

違いについては以下2つ。

・電気の流れるタイミングが違う
・流れる電気の量が違う

電気の流れるタイミングが違う

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1つ目は電気の流れるタイミングが違うことです。

たまに勘違いする方がいますが…

・ACC電源
・IG電源

2つの電源は似ているようで全くの別物です。

ACC電源の場合

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ACC電源はアクセサリー電源の略称で、ACCになった際に電気が流れる仕組みです。

その仕組みは様々で、キータイプの車やプッシュ
スタート車
の2つでそれぞれやり方が異なります。

たとえばほかの電源の仕組みとしては

常時電源エンジンのON/OFFに関係なく電気が流れる仕組み。
イルミ電源スモールスイッチONで電気が流れる仕組み。

というように決まった条件で
電気が流れます。ACC電源の場合は、

・キータイプ
・プッシュタイプ

2つのタイプがあるものの、
ACCになった際に電気が流れます。

鍵タイプの場合キータイプの車は【LOCK】【ACC】【ON】【START】の4つの種類があり、ACC電源は【ACC】の位置にキーを回した際に流れます。
ACC電源の場合は、それ以上キーを回しても消えることがないので、そのまま使うこともできます。逆に、エンジンをOFF(切る)にすれば電気が遮断されます。
プッシュスタートタイプの場合プッシュボタンは、キータイプと違い、ボタンを押す事で電気が流れます。
種類には、【ACC】【ACC ON】【START】の3つがあります。
プッシュスタート車の場合は、プッシュボタンを1度押した際に流れる電源です。
ブレーキを踏まない状態でスイッチをONにする事で電気が流れます。ACC電源をOFFにする場合は、再度ボタンを押します。

ACC電源の詳細については別記事で紹介しているので、詳しくは記事を参考にしてみてください。

【初心者必見】車のACC電源の点灯タイミングと使える電装品の種類
ACC(アクセサリー)電源と名前はたまに聞くものの、どういった仕組みで電気が流れるのか。連動できる電装品は?などわからない事ばかり。この記事では、ACC電源がよくわからない方向けに詳しく解説していきます。

IG電源

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逆にIG電源は、IGになった際に電気が流れる仕組みです。

その仕組みは様々で、

・キータイプの車
・プッシュスタート車

2つでそれぞれやり方が異なります!

鍵タイプの場合キータイプの車は【LOCK】【ACC】【ON】【START】の4つの種類があり、IG電源は【IG】の位置にキーを回した際に流れます。IG電源の場合は、それ以上キーを回しても消えることがないので、そのまま使うこともできます。逆に、エンジンをOFF(切る)にすれば電気が遮断されます。
プッシュスタートタイプの場合プッシュボタンは、キータイプと違い、ボタンを押す事で電気が流れます。種類には、【ACC】【ACC ON】【START】の3つがあります。プッシュスタート車の場合はプッシュボタンを2度押した際に流れる電源です。ブレーキを踏まない状態でスイッチをONにする事で電気が流れます。

このことからもわかる通り、

・ACC電源=キーがACCで流れる
・IG電源=キーがIGの位置で流れる

となるので、2つの電源は似ているようで
違う電源と言う事になります。

流れる電気の量が違う

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2つ目は流れる電気の量が違う事です。

また、タイミング以外にも電気の
量が変ってきます。

基本的に

・ACC電源は電力の低い電装品(10V以下)
・IG電源は容量の多い電装品(10V以上)

この2つが使われています。

どうして電源によって電装品が変るの?

理由は簡単で、流せる電気の量が決まっているからだね。

使われている電装品を比較して
みるとわかりやすいです。

ACC電源で使われる電装品・ETC車載機やドライブレコーダー
・電装品(LEDテープなど)
・灯火類など。
IG電源・エアコン
・パワーウインドウ
・燃料ポンプ
・ワイパーなど

ACC電源はLEDなどの消費が低い物を使うのに
対してIG電源は電気を多く消費する物。

たとえば家電のエアコンをイメージすると
わかりやすいです。

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家電のエアコンと言えば便利な物ではありますが、その分使った分だけ電気を消費しますよね?特に複数の家電を使った場合に、消費電力を超えてブレーカーが落ちることも…

これを車にたとえても同じです。車のエアコンも電力を大量に消費するので、ACC電源で使った場合に電力が足りなくなります。

逆に、IG電源ならエンジンをかける前提で使われているので、電源を取ってもバッテリーが上がる事がありません。

基本的にIG電源に使うものは、電気やモーターを
使うものとイメージするとわかりやすいでしょう。

このことからもわかる通り、

・電気の流れるタイミングが違う
・流れる電気の量が違う

この2つがACC電源とIG電源の違いとなります。



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IG電源にACC電源の電装品は流用可能なのか?

続いて気になるのは、『IG電源をACC電源の代わりに使えるのか』ではないでしょうか?

・ACC電源は電力の低い電装品(10V以下)
・IG電源は容量の多い電装品(10V以上)

基本性能はこの通りです。

IG電源の電装品をACC電源で動かせないが…

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まずわかる事は、IG電源で動かす
電装品は
ACC電源では動かせないと言う事。

理由は簡単で電装品の消費が流れる
バッテリー容量を超えるため。

繋げるだけならできても、容量が足らなく
なることで実際に動かす事はできなくなります。

ACC電源の電装品ならIG電源につなげても問題ない

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ならその逆は?というのがこれから解説する事ですが…

結論から言えば、

ACC電源の電装品はIG電源でも使うことができます!

なぜなら電気容量に余裕がある為です。

IG電源は大容量の電装品に耐えられるように
流れる電気も多く設計されたもの。

それに加えて電源の入るタイミングは
あまり変わらず電源OFFもタイミングが同じです。

たとえばよくあるのが、
以下のような追加メーターの説明書。

ソース画像を表示

つなげる配線の欄に『ACC/イグニッションにつなげる』というのがありますよね?

これは、ACC電源でもIG電源でも繋げて
問題ありませんよ。という意味になります。

つまり、元々の流れる電気が少ない電装品で
あれば問題なく取り付けができる
と言う事です。

電源で失敗をしないためのACC・IGそれぞれで使用可能な電装品の例

最後になりますが、これから先電源を使用する
上で失敗しないためにおすすめの使用例を紹介します。

ACC電源に使える電装品の例

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ACC電源は、簡単に切り替えが出来る事から多くの電装品の電源として使用される事が多いです。

例えばETC車載器やドライブレコーダー
などが当てはまりますね。

ETC車載機ETC車載機は、高速道路の通行料金をその場で支払う事なくゲートを通行できるというものです。搭載した車載機と料金所のゲートが無線でつながるので、車を停止させる事なく走行が可能です。
ドライブレコーダードライブレコーダーは、車を運転している映像や、その時の音声を記録できる装置です。主に、事故を起こした際の証拠として役に立つものです。

他にもエーモンリレーのように複数の配線を
繋げる必要がある電装部品を繋げる際に使用されます。

このようにACC電源について知る事が出来れば、自分でも
取り付けられる電装品が増えるのでおすすめです。

IG電源で使える電装品の例

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IG電源は大容量の電源が流れる
電装品に使える電源なので、

・パワーウインドウ
・電動ミラー

この2つがあります。

他にもエアコンがありますが、
ほとんどの車が純正装備なので省略します。

パワーウインドウモーターパワーウインドウモーターは、ボタン1つで車の窓を自動で開けられるパーツです。最近の車では標準でありますが、旧車の場合はオプション設定となります。
基本的にモーターの力で作動させるためのもなので
繋ぐ場合はIG電源である必要があります。
電動ミラー電動ミラーは、名前の通り収納。開閉を自動でする部品です。ミラーの中にモーターと電源がありIG電源に繋ぐ事で作動します。

まとめると

【ACC電源】
・ETC車載機
・ドライブレコーダー
【IG電源】

・パワーウインドウモーター
・電動ミラー

このように使い分けることができます。

今回はあくまで例ですが、他にも電源に応じて使える電装品は変わります。

また、ACCの電源であればIGにもつなぐ事が
できるので自分に合わせて使い分けてみましょう。

記事のまとめ

以上、IG電源やACC電源の違いを紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

IG電源とACC電源の違いは大きく分けて2つ
・電気の流れるタイミングが違う
・流れる電気の量が違う

IG電源にACC電源の電装品は流用可能なのか?

ACC電源の電装品ならIG電源につなげても問題ない
電源で失敗をしないための、ACC・IGそれぞれで使用可能な電装品の例
・ACC電源はETCやドライブレコーダー
・IG電源はパワーウインドウモーターや電動ミラー

パっと見同じような電装品に思われても、
実際はこのような違いがあります。

使える電装品。使えない電装品それぞれが電源によって異なるので、この記事を参考に自分で実践する際の知識として役立ててみましょう。

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