バッテリー端子についた白い粉は危険って聞くけど。白い粉の正体ってなんなの?自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい
そんな悩みにお応えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅白い粉の正体
✅症状を放置すると…
✅対処方法
✅対策
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。車のバッテリー端子に付着した謎の白い粉の正体について解説していきます。
粉の正体を事前に理解しておけば、症状を放置場合の危険性や正しい対処方法がわかります!
また、記事の後半では症状を防ぐための対策も合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
バッテリー端子に付着した白い粉の正体とは?
結論から先に申し上げますと、『白い粉』の正体はバッテリー液が結晶化したものになります。
バッテリー液は、硫酸と精製水
(蒸留水)を合わせた液体の事です。
どうして結晶化する事になるの?
簡単に言えば、溶け込むはずだった硫酸鉛が溶け込めずに硬くなる事が原因だね。
というのも本来バッテリーは、
硫酸鉛が電解中に溶け込むことで充電を
行うというサイクルで回っています。
ですが、長時間の放電や放電の繰り返しによって、溶け込むはずだった硫酸鉛が溶け込めずに硬くなります。
これが先ほどご説明した結晶化する原因。
つまりはサルフェーションと呼ばれる現象ですね。サルフェーション=バッテリーの病気という解釈で大丈夫です。
白い粉ができても放置してしまうとどうなる?
もし、サルフェーションが起こり
放置してしまうと、
主に以下の④つの症状が現れます。
②充電しにくくなる
③蓄電量が極端に減る
④放電しにくくなる
①電気の流れが悪くなる
①つ目は電気の流れが悪くなる事ですね。
電気の流れが悪くなってしまうと、
それまで安定して流れていた電気に
バラつきが生じます。結果電圧が不安定になります。
②充電しにくくなる
②つ目は充電しにくくなる事ですね。
充電しにくくなるという事は、
安定した電気が供給できなくなる事。
と言う事はパワーの低下や、発進がスムーズに
できなくなります。
③蓄電量が極端に減る
③つ目は蓄電量が極端に減る事ですね。
蓄電量が極端に減る事は、
貯められる電気が減る事。
パワーの低下やバッテリー自体の
寿命を縮める直接の原因にもなります。
④放電しにくくなる
④つ目は放電しにくくなる事ですね。
バッテリーは本来、充電と放電を繰り返す事で
正常な働きをしているものです。
ですが、放電しにくくなってしまうと、
充電の効率が悪くなり
蓄電能力や放電パワーの低下。内部抵抗の増大といった事が起こってしまいます…
症状が起きた場合の対処方法!
こうなってしまった場合には、出来る限り
早めの対処をする事が必要になります。
対処方法①端子の周りの粉をすべて取り除く
この場合は比較的軽症の場合ですね。
結晶が端子に付着する事で性能の悪化を招く訳ですから、綺麗に取り除くことが出来ればしばらく使用する事はできます。
ターミナルブラシを使うと簡単に取り除けます。
その後はターミナルガードを巻いておくと、悪化を防ぐ事が出来ます。
ただ、粉が出ていると言う事は劣化が進んでいる証拠なので、出来る限り早めの交換が望ましいでしょう。
対処方法②バッテリーを交換する
次にこの状態の場合ですが、言うまでもなく交換が必要な状態ですね。
『まだ使えるから大丈夫』と交換を後回しにしていると、後々エンジンが掛からなくなる…なんて事にもなりかねませんよ?
ですので、そのようにならない為にも
症状によって早めの交換をオススメします。
また、交換する場合にはなるべく安物でなくメーカー物や信頼のできるバッテリーがいいでしょう!
症状を起こさせないためにできる事!
最後に、サルフェーションを起させないためにはどうすればいいのか?
対策について紹介します。
どんなことをすればいいの?
基本的には、バッテリーの寿命を延ばす工夫をする。交換時期が来たら交換する。この2つだね!
バッテリーの寿命を延ばす工夫をする
1つ目はバッテリーの寿命を延ばす工夫です。
バッテリーも消耗品なので、寿命が来れば突然使えなくなることもあります。また、劣化とともにサルフェーションが起きる原因ともなります。
ですが、正しい方法を実践することでその寿命も大きく変えることができます。
たとえば、乗る頻度を減らしたり。電気の消費を抑えたりなどがあります。
交換時期でバッテリーを交換する
2つ目は交換時期でバッテリーを交換する事です。
目安としては、
・症状が出始めた時
以下の2つのうちいずれかに
該当した場合に交換する事がおすすめです。
バッテリーの交換時期がきた時
バッテリーの交換目安は2~3年もしくは乗り方次第です。
中にはそれ以上もつものもありますが、
出来る限り早めがいいでしょう。
症状がではじめた時
2つ目は症状がではじめた時ですね。
症状は主に、電気が暗くなったり
充電しにくくなったと感じた時ですね。
もしくは結晶が少しでも出始めた場合には早めの交換をおすすめします。
記事のまとめ
以上、自動車のバッテリーの端子に付着した『白い粉』の正体についてご紹介させていただきました。
今回の記事のおさらいです。
劣化とともに悪化し、
以下の症状をまねきます。
②充電しにくくなる
③蓄電量が極端に減る
④放電しにくくなる
最悪の場合、エンジンが掛からなくなる事にも繋がります…
ですので、そのようにならない為に早めの交換を心掛けましょう!
交換方法については、以下で解説しているので合わせて参考にしてみてください。
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