今回ご紹介するのは【異線径配線コネクター】
を使った繋げ方についてです。
異線径配線コネクターというのは、電源側の配線に繋げる事で電気の分岐が簡単にできるもの。
異線径配線コネクターなので
・分岐側0.2sq~
という事で電源側から取れる太線から分岐側の
細線に変換して使うことができるようになります。
特に細線を使うETC車載器やドライブレコーダー
などの配線の電源確保をする際に役立ちます。
今回はそんな異線径配線コネクターの繋げ方について手順を簡単にお伝えしていきます。
異線径配線コネクターの繋げ方
それではさっそく異線径配線コネクターの
繋げ方を順を追って見ていきましょう。
流れとしては以下の通り。
ストッパー側(分岐側)に配線をセットする
コネクターをペンチで挟み込む
電源側の配線にコネクターをセットする
電源側に繋げたコネクターをペンチで挟んで完成
必要なものを準備する
まず必要なものを準備するところから。
異線径配線コネクターは左右で配線の太さが異なるので、コネクターに加えて細線や太線を一緒に用意しましょう。
異線径配線コネクター | 電源側は0.5~0.85sq。分岐側は0.2~0.5sq対応のパーツ。 |
配線コード(0.2sq) 配線コード(0.5sq) | 0.2sq対応の配線。0.5sq対応の配線。 |
ペンチ | 物を掴んだり挟むための工具。今回は配線コネクターを挟む際に役立ちます。 |
ストッパー側(分岐側)に配線をセットする
異線径配線コネクターは
・分岐側0.2sq~
なのでストッパーのついている分岐側に
細線(0.2sq)をセットします。
ちなみにこの時の配線は、被膜を剥かずにそのままセットします。
コネクターをペンチで挟み込む
セットが出来たらコネクターをペンチで挟み込みましょう。
やり方としては
②くぼみに配線をセットして上に刃が来るようにする
③ペンチで挟み込む
電源側の配線にコネクターをセットする
分岐側が出来たら電源側の配線に
コネクターをセットしていきましょう。
やり方は分岐側の時同様ですが…
電源側にはストッパーはないので、うまい具合に
くぼみに合わせてセットしましょう。
電源側に繋げたコネクターをペンチで挟んで完成
セットが出来たら電源側に繋げた
コネクターをペンチに挟むだけ。
抜けない程度にきちんと挟み込めば完了となります。
ここまでやって作業自体は手順通りにやれば1分程度で簡単に完了します。
繋げた後に確認する事項
ここからは繋げた後に確認する事項です。
やらなくてもいいですが、事前に確認する
事で今後の予期せぬトラブル回避に役立ちます。
引っ張って抜けの確認
繋げる配線の太さの確認
1つ目は繋げる配線の太さの確認です。
異線径配線コネクターは左右で配線の太さが異なります。
・電源側0.5sq
それぞれ異なるので、繋げる配線があって
いるのかどうかを確認しましょう。
ちなみにそれぞれ逆に取り付けると…
電源側に細線⇒刃がうまく噛まずに接触不良。分岐側に太線⇒うまく挟み切れない。
引っ張って抜けの確認
もう一つは引っ張って抜けの確認。
実際に繋げた配線同士を引っ張ってみて
抜けないかどうか確認してみましょう。
問題がなければ抜ける事はありませんが…
固定が甘いと引っ張った時に抜ける場合があります。
そのため、正しいやり方でペンチで挟んだ
上で固定する事が大切となります。
正しいつなぎ方を理解してこれからに活かそう
以上、異線径配線コネクターの繋げ方についてお伝えしました。
ストッパー側(分岐側)に配線をセットする
コネクターをペンチで挟み込む
電源側の配線にコネクターをセットする
電源側に繋げたコネクターをペンチで挟んで完成
今回のやり方を理解しておくことで、今後の太い配線から細線に変換して電源を取るなどの作業ができるようになります。
やり方自体も難しくはないので参考にしてみてください。