車の重要な書類の一つである車検証。
正式名称を「自動車検査証」といい、
車が保安基準に適合する事を証明する書類です。
保安基準に適合する証明ということで公道を
走行する事を許される権利でもありますが…
車検の効力(有効期限)が切れている
場合には車検を新しく受ける必要があります。
罰則と罰金 | 違反点数 | 行政処分 (前歴0の場合) | |
---|---|---|---|
車検切れのみ | 6ヵ月以下の懲役 または30万円以下の罰金 | 6点 | 30日間の免許停止 |
自賠責保険切れのみ | 1年以下の懲役 または50万円以下の罰金 | 6点 | 30日間の免許停止 |
車検切れ・自賠責保険切れ | 1年6ヵ月以下の懲役 または80万円以下の罰金 | 6点 | 90日間の免許停止 |
もし仮に無視して走行を続けよう
ものなら上記の違反いずれかに該当。
そのため、必要な書類を揃えた上で車検を受けることが最適と言えます。
✅車検証発行までの流れとは
など。項目ごとに詳しくまとめているので最後まで読んでみてください。
車検証を受け取るのに必要な書類
まずは車検証を受け取るのに必要な
書類についてみていきましょう。
受け取りと言っても車検に合格すれば貰える
ので車検に必要な書類で紹介します。
自動車税重量税納付書
自動車保険証明書
自動車税納税証明書/軽自動車税納税証明書
その他書類(状況に応じて)
車検証
1つ目は車検証です。
車検切れなどで再度車検を受ける場合にも、
今まで使っていた車検証が必要となります。
なので車検は捨てずにダッシュボードなどに収納しておきましょう。
自動車税重量税納付書
2つ目は自動車税納付書です。
自動車重量税納付書は、
・構造等変更検査
・新規登録検査
いずれかの際に、自動車重量税を
納める為の書類です。
提出する際には、自動車重量税納付書に該当する金額の印紙を張りつけた状態で申請します。
納付書は運輸支局の窓口。収入印紙は販売窓口で受け取れます。
自動車保険証明書
3つ目は自動車保険証明書です。
自動車保険証明書は自賠責保険の事ですね。
自賠責保険証明書は自賠責保険に
加入すると発行される書類です。
車検証と同じく常時携帯が義務づけられているもので、期限切れもしくはなかった場合に売却ができなくなります。
自動車税納税証明書/軽自動車税納税証明書
4つ目は自動車税納税証明書/軽自動車税納税証明書です。
毎年5月頃に届く車税のことですね。
・軽なら軽自動車税
2つについては平成27年4月より電子化されて証明書の提出が不要になったので、場所によっては提出が要らない場合もあります。
その他書類(状況に応じて)
その他書類は状況に応じて変わります。
②定期点検整備記録簿
③委任状
① 継続検査申請書
継続検査申請書はユーザー車検を受ける
場合に必要となる書類です。
車検終了後に検査上のコンピューターに挿入⇒情報を読み込み⇒車検証の発行となります
②定期点検整備記録簿
定期点検整備記録簿は法定点検の内容を細かに記録する書類。
要は、必要な点検は全て事前にやったので問題なく車検を受けられますよ。という書類です。
専門知識が必要になるので、自分で出来ない場合はディーラーや民間業者などに依頼するのがベストです。
③委任状
委任状は、何らかの理由で本人が手続きできない場合に、本人の代わりに手続きができるようにするための書類です。
例えば、ディーラーで車検を受ける。民間業者に依頼するなどの時に委任状は必要となります。
車検証発行交付までの簡単な流れ(車検)
最後は車検証を受け取るまでの流れです。
運輸支局に行く
まず初めに運輸支局に行きましょう。
・軽自動車は軽自動車検査協会
この時、普通車か軽自動車で行く場所が
異なるので注意しましょう。
運輸支局で必要書類を書く&書類の提出
運輸支局or 軽自動車検査協会に着いたら
必要書類を書いていきましょう。
と言っても書くのは自動車重量税納付書くらいなので、記入後は該当する金額の印紙を貼り付けて提出しましょう。
車検を受けて合格後に車検証の発行(交付)
残りは、必要な書類の手続きが終われば
車検を受けるだけです。
車検を受けて合格すればはれて
車検証の発行となります。
以上が車検証発行までの簡単な流れですね。
車検証を受け取るまでには車検を受けるという手間のかかる作業もありますが…
車検証は公道を走行する上で必要不可欠な書類のひとつなので、まずは知識とし覚えておきましょう。
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ただしこんな場合は車検証が発行できない
ここからは車検証が発行できないパターンについて。
車検のない車全てが車検を受けられるか?
と言えばそうでもありません。
特に永久抹消下車の場合は注意が必要です。
永久抹消した車は車検証が発行できない
永久抹消はその名の通り永久に動かせない
ように抹消することを意味します。
そのため
・車
・ナンバープレート
自体がそもそもないので車検を受けることすらできません。
また車検証の受け取りもできません。
条件で発行ができるのは一時抹消
唯一受け取れるとすれば一時抹消の方ですね。
永久抹消と似てはいますが、一時的に公道走行を止めるだけなので、再度車検を受けて合格すれば車検証は使えます。
一時抹消について今回は簡単に触れるだけなので、さらに詳しく知りたい場合は以下を参考にしてみてください。
このように基本的に車検は受けられるものの…
永久抹消など条件付きの車には車検自体が受けられないので、そういう車もあるということを覚えておきましょう。
必要な書類や発行手順を理解してスムーズに受け取りをしよう!
以上、車検証の受け取りに必要な書類と
発行までの流れを紹介しました。
今回のおさらいです。
受け取るには車検を受ける必要がある
条件で発行ができるのは一時抹消
自動車税重量税納付書
自動車保険証明書
自動車税納税証明書/軽自動車税納税証明書
その他書類(状況に応じて)
運輸支局で必要書類を書く&書類の提出
車検を受けて合格後に車検証の発行(交付)
記事でも行ったように、車検証を受け取るには一度車検を受ける必要があります。
効力があれば車を買った時に一緒に受け取ることが出来ますが、車検切れの場合にはただの紙切れ同然です。
なので、これから先車検証を受け取りたい方は
・車検切れの場合は車検を受けて受け取る
いずれかの方法を実践して受け取りましょう!
車に関する書類について他にも知りたい人向け
今回紹介した以外にも車関係に必要となる書類の知識をつけたい。こんな方向けに別記事で項目ごとにまとめているので参考にしてみてください。