急な幅寄・速い速度の運転は【安全運転義務違反】気になる反則金や違反点数を解説 !

運転免許に関する違反一覧
運転免許に関する違反一覧
この記事は約9分で読めます。

・幅寄せや合わない速度で運転をするとどうなるんだろ
・実際に運転しても大丈夫かな

このような悩みはありませんか?

特に今現在同じような悩みを抱えている方。

中には『ちょっとくらいなら大丈夫でしょ。』と言う事で同じように運転をした事がある方もいるのではないでしょうか?ですがこのような運転に関しては規約があり、自分勝手な理由から実行すると【安全運転義務違反】という違反になってしまいます。

違反=反則金や減点の対象に。また危険性もあるので違反だけでなく、なぜ危険なのかについても知っておく必要があります。

この記事でわかること
✅安全義務違反について
✅違反時の反則金や減点
✅違反になる危険性
✅防ぐ為に出来る事

記事を最後まで読むことで知識を得る事はもちろん。これから先安全な運転を心がける事が出来るのでぜひ最後まで読んでみてください。

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急な幅寄せや合わない速度で運転は【安全運転義務違反】になる

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結論から言えば【安全運転義務違反】に該当。安全運転義務違反は名前の通り安全を怠った運転をした場合になる違反です。

例えば速度や幅寄せを例にすれば。

①40㎞制限の道路を80㎞以上で走行
②隣車線に車がいたが車線変更のために無理やり割り込んだ

①は法で決められている速度を無視して走行することで交通法に違反する。②は車線変更可能な道なら変更しても違反にはならないが問題なのは車との距離。

変更する車線の車同士の距離が一定もしくは譲られた場合は安全ですが、無理やり割り込みをする場合は危険と判断されるので安全運転義務違反に含まれます。

実際に道路交通法70条に記載があります。

車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
道路交通法70条より

内容としては『当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

つまり、状況に合わせて安全に運転しましょうね。と言う内容が書かれています。

安全運転義務違反に該当する6つの項目

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続いて安全運転義務違反に該当する6つの項目について。

先ほど紹介した幅寄せや速度を含めた6つをそれぞれお伝えしていきます。

安全速度違反
前方不注意
予測不適
安全不確認
操作不適
動静不注視

安全速度違反

・制限速度
・法定速度

いずれかを守っているものの、道路状況(交通状況)により危険と判断される速度で走行した場合に該当します。

本来は状況に合わせて速度も合わせるのが正解。

前方不注意

前方不注意は漫然運転と脇見運転が該当。

漫然運転と脇見運転
漫然(まんぜん)運転は集中力もしくは注意力が欠けた状態で運転すること。集中力が欠けると、周囲の車に気付きにくく見落としや見逃しが起こりやすくなります。

脇見(わきみ)運転は、ほかの事が気になりよそ見をしながら運転すること。脇見の運転は漫然運転同様に見落としや見逃しが起こりやすくなります。

どちらも不注意により事故を起こしやすくなります。

予測不適

予測不適は

・相手の距離
・速度
・行動など。

正しく判断できないことが原因で事故になるケース。

本来はある程度事前予測をした上で公道走行をする必要がありますが…判断を見誤ることで事故になりやすいです。

安全不確認

安全不確認は

・前方
・後方
・左右など。

安全確認が求められる場面で怠った場合に該当するケース。もし安全確認をせずに運転をすれば衝突により事故になるリスクが高いです。

操作不適

操作不適はペダルやギアなどの操作ミス。

例えば

・ペダルならアクセルとブレーキの踏み間違い
・ギアの入れ間違い

操作ミスにより建物や車同士の衝突が起こりやすくなります。

動静不注視

動静不注視は

・車
・歩行者など。

周囲の認識はしているものの相手への注視を怠ること。

たとえば左折待ちで対向車自体は認識済み。でも自分のが早く曲がれると思い込み、左折したら間に合わず衝突してしまった。

・絶対止まってくれる
・先に行かせてくれる

こういった自分都合で解釈して事故につながるケースです。

自分なら大丈夫だからと判断して進んでしまうと予期せぬ事故にあいやすくなります。

安全運転義務違反の反則金や違反点数

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続いて安全運転義務違反の反則金や違反点数について。

・9000~12000円
・点数は2点

安全運転義務違反の反則金

大型車12000円
普通車9000円

安全運転義務違反に該当した場合、反則金として大型車で12000円。

普通車の場合で9000円の支払いが命じられます。

大抵の方は普通車に含まれるので9000円と覚えておきましょう。

違反点数

違反点数は減点2点

また、その際の違反点数に関しては2点の減点となります。

点数=残点がなくなると免停になるので注意。


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安全運転義務違反をする事の危険性

このように安全を怠った運転は「安全運転義務違反」や反則金は9000円。違反点数は2点の減点という結果になりますが…

違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。

免停になる危険性
反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性
トラブルや事故になる危険性

免停になる危険性

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1つ目は免停になる危険性。通常であれば減点は2点なのでそこまで支障はありませんが…点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。

0になると点数が無くなるため初心者講習もしくは免停となります。

今回は免停がメインなため初心者講習に関しては省きます。免停は○○日まで車に乗れませんと言うもので点数によって日数が増えます。

この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。

免停については、【免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”】で詳しくまとめているので一緒に参考にしてみてください。

免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”
この記事では免停について、免停期間や運転できなくなるタイミング・終わる期間をまとめてみました。

反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性

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2つ目は反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性です。

主に反則金の支払いをしなかった人の場合ですね。

よく

・反則金は払わなくても大丈夫
・無視していれば支払いの書類が来なくなる

こう考える方が中にはいる事でしょう。

ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。

流れとしては

①反則金未納通知書最終通知が送られる②無視する③刑事訴訟手続(裁判の手続き)

裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。

※詳しくは【交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”】でまとめているので参考にしてみてください。

交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”
反則金は比較的軽度な刑なので密かに『支払い無視をしていればチャラにできるのでは?』と考える人もいますが、基本的に支払いが免除になることはありません。むしろ無視し続ける事でさらに重い罰になる危険もあるので注意が必要。この記事では一連の流れをまとめてみました。

トラブルや事故になる危険性

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幅寄せや合わない速度で運転=ちょっとくらいと思う方もいるかもしれませんが…

相手の交通の妨げになるので事故を誘発させることになりかねません。

また、仮に事故を起こさなくても人によってはイライラする可能性が高くトラブルを引き起こす原因となるので注意が必要です。

違反を防ぐ為に出来る事

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このように間違った行動をする事で違反になる訳ですから、防ぐためにはその時に合った事を実行すればいい訳です。

それが

・幅寄せや合わない速度で運転はしないようにする
・日ごろから安全運転を心がける

幅寄せや合わない速度で運転はしないようにする

まずは幅寄せや合わない速度で運転はしないようにする事です。

幅寄せや合わない速度で運転=安全運転義務違反となり反則金や違反点数を取られることになるので…まずは間違った運転をしない事が大切となります。

日ごろから安全運転を心がける

また日ごろから安全運転を心がけるのもおすすめです。

上記で言った違反になる事もそうですが…安全運転義務違反とは別に、【妨害運転罪】という違反になりかねません。

妨害運転罪についてはこちらを参考に
一般道や高速道路で煽(あお)り運転(妨害運転罪)”故意にやると罰則や罰金・減点の対象に”
この記事では、一般道や高速道路で煽(あお)り運転をするとどうなるのかについてまとめています。あおり運転をするとどうなるのか?危険はあるのか。罰則は?など詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

妨害運転罪になれば安全運転義務違反と
合わせて罰則や違反点数にも影響を与えます。

それ以外にも事故になるケースも。最悪の場合は○亡事故にもなりかねないので日ごろから安全運転を心がける事も大切と言えます。

正しい行動をして違反になるのを防ごう

以上、急な幅寄せや合わない速度で車の運転を続ける事の危険性や罰則について解説しました。

今回の記事のおさらいです。

急な幅寄せや合わない速度で運転の違反について
『安全運転義務違反』になる
違反内容は道路交通法に記載がある
安全運転義務違反に該当する6つの項目
安全速度違反
前方不注意
予測不適
安全不確認
操作不適
動静不注視
安全運転義務違反の罰則や違反点数
安全運転義務違反の罰則
大型車12000円
普通車9000円
違反点数
違反点数は2点
安全運転義務違反をする事の危険性
点数の積み重ねで免停になる危険性
逮捕される危険性

トラブルや事故になる危険性
違反を防ぐ為に出来る事
幅寄せや合わない速度で運転はしないようにする
日ごろから安全運転を心がける

記事でもわかる通り、急な幅寄せや合わない速度で運転は『安全運転義務違反』となります。

例えば速度や幅寄せを例にすれば。

①40㎞制限の道路を80㎞以上で走行
②隣車線に車がいたが車線変更のために無理やり割り込んだ

①は法で決められている速度を無視して走行することで交通法に違反する。②は車線変更可能な道なら変更しても違反にはならないが問題なのは車との距離。

変更する車線の車同士の距離が一定もしくは譲られた場合は安全ですが、無理やり割り込みをする場合は危険と判断されるので安全運転義務違反に含まれます。

バレなければ少しくらいと思うかもしれませんが…もし、事故を起こして〇傷させてしまった場合には罪を償う事はもちろん。一生後悔する事にもなります。

そのため『たかが幅寄せ/過速度だけで』ではなく、その後の危険性も考えて

・急な幅寄せや合わない速度で運転はしないようにする
・日ごろから安全運転を心がける

を心がけてこれからに活かしていきましょう。

安全運転義務違反が元で起こる妨害運転罪について

記事で紹介した急な幅寄せや合わない速度で運転は、安全運転義務違反になります。ですが、それだけでなくさらに悪くとらえられると【妨害運転罪】に該当されることも…

簡単に言えば妨害行為とみなされた場合になりやすい違反で、安全運転義務違反を含む10種類の違反が主とされています。

違反に関しては【知らないで運転すると妨害運転罪になる10の項目】にてまとめているので参考にしてみてください。

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