今回ご紹介するのはねじ式パンタグラフジャッキと油圧式パンタグラフジャッキの違いについてです。
パンタグラフジャッキというのは本来
車体をあげる事を目的とした工具のひとつ。
車によっては標準で搭載されていることも多く、
緊急時などに使われることがあります。
今回はその中から
・油圧式パンタグラフジャッキ
2つの違いについて特徴なども合わせてそれぞれお伝えしていきます。
※ジャッキ・ジャッキスタンドについて他にも知っておきたい方は、別記事でまとめている内容も一緒に参考にしてみてください。
ねじ式パンタグラフジャッキとは?
ねじ式パンタグラフジャッキは正式名称を
【自動車用ねじ式携行ジャッキ】
他にも形と動きが製図器具のパンタグラフに
似ていることから
・パンタジャッキと呼ぶ方もいます。
このジャッキの特徴としては、ネジの力によってジャッキを上昇させる事で車体をあげ下げできること。
菱形の中心にあるねじ棒の穴にハンドルを通してクルクルと回すことで車体を上げ下げできる仕組みを作ります。
・反時計回りに回すと緩める方向へ
油圧式もあるけどその違いって何
また、パンタグラフジャッキにはねじ式の
他にも油圧式というのがあります。
油圧式は名前の通り油圧(オイル)の力によって
少ない操作力で持ち上げる事が出来ます。
つまり油圧式との違いは
・操作
・使用目的
ネジ式パンタグラフジャッキ | 油圧式パンタグラフジャッキ |
安定性 設置面積が少ないので安定しない。 | 安定性 ネジ式に比べると安定間がある。 |
操作性 菱形の中心にあるねじ棒の穴にハンドルを通してクルクルと回すことで車体を上げ下げできる。 少々力がいるので手間。 | 操作性 油圧の力で上げる事ができるので少ない力で済む。 力はそこまでいらない。 |
使用目的 緊急時(パンクやバーストなどの一時的なトラブル時に)。 | 使用目的 ネジ式に比べて安定しているので他の作業にも使える。 |
ねじ式パンタグラフジャッキが手動で手間がかかる割に使用用途が限られるのに対して…
油圧式パンタグラフジャッキでは安定性
操作性・使用目的共に優れます。
もし使うならどっちがいいの?
どちらが良くてどちらがダメと
いう訳ではありませんが…
幅広く使いたい方には【油圧式パンタグラフジャッキ】がおすすめです。
先にも言ったように、ねじ式パンタグラフジャッキは純正でも標準装備されているジャッキ。
車載されているので手軽に使う
ことが出来ますが…
安定性が無いため緊急時以外では使えない事や、手動で回すので上がるまでに時間がかかるというのが難点です。
その一方で油圧式パンタグラフジャッキは
・ねじ式パンタグラフジャッキよりも安定する
・緊急時以外にも使える
3つの点を踏まえると油圧式パンタグラフ
ジャッキの方が最適と言えます。
ねじ式・油圧式の違いを理解して自分に合ったジャッキを
以上、ねじ式パンタグラフジャッキや油圧式
パンタグラフジャッキの違いについてお伝えしました。
記事でもわかる通り、ねじ式パンタグラフジャッキはネジの力によってジャッキを上昇させる事で車体をあげ下げできるのが特徴。
菱形の中心にあるねじ棒の穴にハンドルを通して
クルクルと回すことで車体を上げ下げできる仕組みです。
逆に油圧式パンタグラフジャッキは、名前の通り油圧(オイル)の力によって少ない操作力で持ち上げる事が出来るジャッキ。
つまり油圧式との違いは
・操作
・使用目的
ねじ式パンタグラフジャッキが手動で手間がかかる割に使用用途が限られるのに対して…
油圧式パンタグラフジャッキでは安定性
操作性・使用目的共に優れます。
このように違いはあるものの、どちらが良くてどちらがダメという訳ではないのでもしこれから先使う場合には自分に合ったジャッキを選ぶのがいいでしょう。