今回ご紹介するのはヒューズ電源を
使った電源のとり方。
ヒューズ電源というのは、名前の通り
配線にヒューズが繋がったパーツのこと。
もう片方はギボシ端子になっているので、電源が取ればそのまま電装品と繋げることも可能です。
特に電源を探すのが苦手な人にとっては
カスタムの必需品とも言えるパーツですね。
今回はそんなヒューズ電源について簡単に取れるやり方を電源(10A・15A・20A)ごとにお伝えしていきます。
ヒューズ電源を使う前に
それではさっそく取り付けを…
と言いたいところですが、実践に入る前に
大切なことがあるので簡単に以下で解説します。
ヒューズ電源の種類を知ろう
1つ目はヒューズ電源の種類を知ること。
ヒューズ電源と一括りに行っても、いくつか種類があるので事前に知っておく必要があります。
というのもヒューズ電源にはヒューズと
同じ数形がある訳で…
適当に選ぶと
・購入したけどサイズが合わない
・なんか色が違う
・数字がなんか違う
と言ったことが起こります。
そのため、種類については購入前に
知っておく必要があります。
種類については以下記事で細かくまとめているので参考にしてみてください。
使う電源は事前に確認を
また、2つ目として使う電源は事前に
確認を取ることが大切です。
簡単に言えばどこから電源をとる
のかということですね。
差し込むヒューズ電源については
・15A
・20A
のように合わせて差し替えればいいですが…
使う電気については、場所によって走行時に
ヒューズが飛んだ時にトラブルが起きる場合があります。
例えばエンジン始動に関する箇所から電気をとったとして…
走行中にヒューズが飛べば当然エンジンがかからないなどのトラブルが起きますよね?
テールに関する10Aからとってヒューズが飛ぶとメーター類やテールランプが反応しなくなるなど。
どこからとるかによってヒューズが飛んだ場合に危険なので、事前に把握した上で使うようにしましょう。
10Aヒューズ電源を使って電源を取るやり方
それでは実際に電源を取っていくわけですが、まずは10Aヒューズ電源を使って電源を取るやり方から見ていきましょう。
10AはACC電源を取る場合に使います。
STEP1:車の電源をACCに合わせる
車の電源をACCに合わせる事から始めましょう。
合わせ方は
・プッシュスイッチはボタンを1回押す
キーをACCに回す
キータイプの車は鍵を回して合わせます。
位置はACC。ACCに入れる
事で電気が入ります。
プッシュスイッチはボタンを1回押す
プッシュスイッチはボタンを1回押すだけ。
STEP2:ヒューズボックスからACC電源を探す
電源が入ったらヒューズボックスから
お目当てのヒューズを探しましょう。
探している電源はACC電源なので赤の10Aを選びます。
一応確認のためにACC電源かどうかも把握したいんだけど。
そんな場合は検電テスターを活用すると便利だね。
画像のは一般的なエーモンの検電テスター。
ワニ口をマイナスに挿した状態で、針の部分を
プラス側に当てる事で検知ができます。
実際に当ててみると、反応しなければLEDは光らない。反応すると赤く光るいずれかになります。
今回の場合なら赤ヒューズで光っているので、赤=ACC電源といえます。
STEP3:専用パーツで電源を確保する
電源がわかれば後は確保するだけ。
とはいうけど、ヒューズからってどうやってとればいいの?
エーモンのヒューズ電源を使うのがおすすめだね。
実際に画像で見ると上記の通り。
先端のヒューズ部分を差し込んで、もう片方の
ギボシになっている部分は電装品と繋ぐ形です。
こうする事でACC電源が簡単に取れます。
15Aヒューズ電源を使って電源を取るやり方
次は15Aヒューズ電源を使って電源を取るやり方について。
STEP1:イルミ電源を入れる
イルミ電源はキーをイルミもしくはACC2に入れた状態でスモールスイッチをONにする。
他の電源とは違い、キーもしくはボタンだけでは反応しないので注意しましょう。
STEP2:目的の電源をテスターで探す
今回使うのは一般的なエーモンの検電テスター。
ワニ口をマイナスに挿した状態で、針の部分を
プラス側に当てる事で検知ができます。
実際に当ててみると、反応しなければLEDは光らない。反応すると赤く光るいずれかになります。
この場合は
・青(15A)イルミ電源
・赤(10A)ACC電源となります。
STEP3:ヒューズ電源を使ってイルミ電源を確保する
電源がわかれば後は確保するだけ。
今回使うのはエーモン【ミニ平型ヒューズ電源E512】
実際にギボシ側にテスターを当てると
電気が来ている事を確認できます。
20Aヒューズ電源を使って電源を取るやり方
20Aヒューズ電源を使って電源を取るやり方について。
STEP1:目的の電源をテスターで探す
今回使うのは一般的なエーモンの検電テスター。
ワニ口をマイナスに挿した状態で、針の部分を
プラス側に当てる事で検知ができます。
実際に当ててみると、反応しなければLEDは光らない。反応すると赤く光るいずれかになります。
この場合は
・青(15A)イルミ電源
・赤(10A)ACC電源となります。
ちなみに常時電源に関してはエンジンOFFでも電気が流れるので、OFF状態で探すと見つけやすいです。
STEP2:ヒューズ電源を使って常時電源を確保する
電源がわかれば後はヒューズ電源で確保するだけ。
今回使うのはエーモン【ミニ平型ヒューズ電源E513】
実際にギボシ側にテスターを当てると
電気が来ている事を確認できます。
3種類の中でよく使うのは?
ここまでがそれぞれのヒューズ電源の使い方となりますが…
・15A(イルミ電源)
・20A(常時電源)
3つの中ならどれをよく使うの?と言う方向けに。
よく使うのは10Aヒューズ電源
まずよく使うのは10Aヒューズ電源です。
10Aのヒューズ電源はACC電源と言う事で、
一般的な電装品を追加する場合に役立ちます。
組み合わせ次第では10A+20Aを使う場合も
また、組み合わせ次第では10A+20Aを
使う場合もおすすめです。
特に10A(ACC電源)+20A(常時電源)
両方を必要とする電装品。
例で言えばドライブレコーダーやETC車載機など。
配線自体は常時電源なので常に電気が流れるように思われがちですが…
実際にはACCに合わせた時に電源が入って
本体が作動する仕組みになっています。
逆にどちらか一方でも繋がっていなければ作動はしません。
このような電装品は、普通に取ろうと思えば①のようにオーディオ裏からプラス配線(ACCと常時電源)をギボシ端子などで加工して取り付ける必要があり正直手間な作業です。
ですが、ヒューズ電源を活用すれば②のように
差し替えるだけで簡単に電源確保ができます。
ヒューズ電源は使い方次第で便利なパーツなので、うまく組み合わせて作業で役立ててみてください。
正しい使い方を理解してうまく使い分けよう
以上、ヒューズボックスから電源を取るやり方を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
使う電源は事前に確認を
STEP2:ヒューズボックスからACC電源を探す
STEP3:専用パーツで電源を確保する
STEP2:目的の電源をテスターで探す
STEP3:ヒューズ電源を使ってイルミ電源を確保する
STEP2:ヒューズ電源を使って常時電源を確保する
組み合わせ次第では10A+20Aを使う場合も
記事でもわかるように、【ヒューズ電源】を活用する事でボックスから簡単に電源を取る事ができます。
特に場合によっては、一からギボシ端子を加工して配線を作ったり。分岐できるように加工したりなど。
手間を減らして電源確保ができるので、初心者から
電装品のカスタムを始めたい方にもおすすめとなります。
実際に純正のヒューズと差し替えるだけで電気の確保ができるので、これから先作業で役立てたい方は参考にしてみましょう。