【何故危険?】ジャッキスタンド(ウマ)無しでジャッキを上げて作業

ジャッキ&ジャッキスタンド
この記事は約4分で読めます。

今回ご紹介するのは、ジャッキスタンドを使わずにジャッキを上げた状態で作業する危険性についてです。

一般的にジャッキと言えば車体を
上げることを目的とした工具。

それに加えて補助として使われるのが
ジャッキスタンド。通称ウマですね。

このジャッキスタンドが重要で、よく『下に潜る作業はウマをかけましょうね』と言われる事も。

中には作業スピードを重視して『あえてウマは
邪魔だから使わない』という方も少なくないでしょう。

ですが、ジャッキスタンド(ウマ)は皆さんが思っている以上に重要なので作業で使わない選択肢はありません。

この記事では、何故ジャッキがないと危険になるのか。正しく使うにはどうすればいいのか詳しくお伝えしていきます。

ジャッキ・ジャッキスタンドについて他にも知っておきたい方は、別記事でまとめている内容も一緒に参考にしてみてください。

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ジャッキスタンド(ウマ)無しでジャッキを上げて作業する事の危険性

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まずタイトルのジャッキスタンドを
使わないことの危険性について。

結論から言えば車の下敷きになる
危険性が高い為です。

車のジャッキ。特にフロアジャッキやガレージジャッキと言ったものは、その特性上車体をあげた状態で高さを維持できる性能もあります。

その奢りから『ジャッキが残ってるし大丈夫』と
安心して作業に取り組んでしまう方が多いです。

しかしいくらジャッキで支えているからと言っても、場合によってはジャッキ自体が下がる危険もあるので安心出来ません。

ウマを使わない事でこんな時に倒れる危険性が…

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たとえばリリースバルブ(赤丸や矢印)。

油圧式パンタグラフジャッキやガレージジャッキといったジャッキは、本来油圧の力によって車体をあげるのが特徴。

ただし、上げるにはリリースバルブと呼ばれるバルブを先に締める必要があります。

・リリースバルブを締める事でレバーで上げる
・リリースバルブを緩めるとジャッキが下がる

この仕組みにより本来は上げたり
下げたりが出来る訳ですが…

リリースバルブが何かの拍子に緩んでしまうと、たとえ上げた状態でも急に下がる危険性があります。

その結果として下敷きになる事も。

もうひとつはジャッキが倒れる
パターンですね。

何かの拍子にジャッキが外れて倒れることによって下敷きになるというケースです。

実際に何年か前に事故でニュース
にもなっているので危険です。

参考

北海道札幌市でクルマのタイヤ交換や整備をおこなっていた男性がクルマの下敷きになって○くなる事故が発生しており、ジャッキが外れたことが原因とみられています。

・ちょっとくらいなら
・僕は大丈夫

こう思う方もいますが…

そのちょっとした事でも何があるか分からないので、ウマを使わないという選択肢は有り得ません。

正しく使うにはジャッキ+ウマの組み合わせ

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正しく使うにはジャッキ+ウマ(ジャッキスタンド)の組み合わせが大事です。

とは言うけどさ、ウマって正直使ったことないからかける場所が分からないんだけど…

基本的にはサイドのくぼみが出来ている箇所だね。

力が加わる箇所に正しく設置が
出来れば支えることが出来ます。

※ただして分からないからと適当にかけると支えきれずにボディに穴が空くので注意。

詳しいやり方については、ジャッキスタンドのかけ方(使い方)を記事にまとめているので参考にしてみてください。

【車体の転倒防止に役立つ】ジャッキスタンドの正しいかけ方(セット方法)
この記事では、車のジャッキスタンドの正しいかけ方(セット方法)をまとめています。適当にかける=車体に穴が開く危険性もあるので、この機会にセット方法を覚えてみましょう。

危険性を理解して正しく使い分けましょう

以上、ジャッキスタンドを使わずにジャッキを上げた状態で作業する危険性についてお伝えしました。

記事でもわかる通り理由は車の下敷きになる
危険性が高い為です。

車のジャッキ。特にフロアジャッキやガレージジャッキと言ったものは、その特性上車体をあげた状態で高さを維持できる性能もあります。

その奢りから『ジャッキが残ってるし大丈夫』と安心して作業に取り組んでしまう方が多いです。

しかしいくらジャッキで支えているからと言っても、場合によってはジャッキ自体が下がる危険もあるので安心出来ません。

特に

・リリースバルブが緩んで下がる
・ジャッキが倒れる

この2つが可能性として高いです。

・ちょっとくらいなら
・僕は大丈夫

こう思う方もいますが…

そのちょっとした事でも何があるか分からないので、ウマを使わないという選択肢は有り得ません。

そのためもしこれから先作業をする場合には、必ずウマをかける事を忘れずに気をつけた行動を心がけましょう。

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