オイルフィラーキャップの役割と気になる交換時期・交換のやり方を解説

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オイルフィラーキャップについて知りたいんだけど。どんなパーツなの?交換時期や交換のやり方は?

このような悩みをお応えします。

この記事でわかること
✅オイルフィラーキャップの役割を知ることができる
✅交換時期や交換のやり方を理解できる

当記事では、車に乗る上で知っておきたい。オイルフィラーキャップの性能と気になる交換時期・交換のやり方について解説しています。

この記事で解説している事を理解できれば、どんな役割があるのか?どんな時に役立つパーツなのか詳しく知る事ができます。結果として、後々に起こるトラブルを回避する目安となります。

また、後半では交換時期の目安や交換の方法。キャップが固着した場合の対処方法と防ぐ対策もまとめているので参考にしてみてください。

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オイルフィラーキャップはエンジン付近に装着された蓋のこと

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今更なんだけど、オイルフィラーキャップって何?

エンジンヘッド部分もしくはエンジン付近に装着された蓋のことだね。

役割はオイルが漏れるのを防ぐこと

オイルフィラーキャップは名前の通りオイルの蓋の役割があるので、蓋をしないままエンジンをかけるとオイルは上に上がって溢れてしまいます。

溢れたオイルはそのままエンジンを伝って下に流れてゆき、最終的にはエンジン内部のオイルが無くなることになります。

エンジンオイルって無くなるとどうなるの?

エンジン始動に必要不可欠だから、エンジンがかからなくなる原因になるね。

また、高温になったマフラーなどにオイルが垂れた場合は、オイルが熱せられる事で車両火災が起こる原因を作ってしまいます。

そのため、オイルを漏らさない為にもオイルフィラーキャップは意外と重要なパーツでもあります。

他にもオイルの状態を知る目安にもなりますが、詳しくは【【エンジンに悪影響】を与えるオイルキャップに付着した白い物体の正体】でまとめているので参考にしてみてください。

【エンジンに悪影響】を与えるオイルキャップに付着した白い物体の正体
オイル点検の名目でオイルフィラーキャップを外した時に、キャップの裏側にマヨネーズのような白い物体が付着している事があります。あまり車に興味がないとこの症状を放置しがちですが、後回しにするとエンジンに悪影響を与える結果になります。

オイルフィラーキャップはどのくらいで交換するものなの?

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ここからはオイルフィラーキャップの交換時期について。

フィラーキャップはすぐに壊れる部品ではないが…
交換目安は10万km

フィラーキャップはすぐに壊れる部品ではないが…

フィラーキャップはすぐに壊れる部品では
無いので、そこまで頻繁に交換する必要はありません。

とはいえ、材質がプラスチックなので
経年劣化により時間が経てば交換は必要
になります。

交換目安は10万km

目安としては10万kmを目処に様子見をしつつ、
劣化によりオイルが滲(にじ)みだした状態
です。

滲み始めるとオイルの漏れを防ぐことは出来ないので、できる限り早めの交換をおすすめします。

実際にオイルフィラーキャップの交換方法を確認してみよう

ここでは実際に交換が必要になった時用に
キャップ取り外しから装着までの流れを解説します。

フィラーキャップを反時計回りに回して外す
新しいフィラーキャップを準備する
フィラーキャップを時計回りに回して締め付ける

フィラーキャップを反時計回りに回して外す

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まずやる事は反時計回りに回す事。

締め付けが強い場合はすぐには外れませんが、
反時計回りにまわすことで事で徐々に緩まります。

交換用のフィラーキャップを準備する

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交換用のフィラーキャップを準備しましょう。フィラーキャップは車によって形状が異なるので、選ぶ場合は自分の車に合ったものを。

【ドレスアップや漏れ防止に最適】おすすめのオイルフィラーキャップ5選】でおすすめのフィラーキャップをまとめているので参考にしてみてください。

【ドレスアップや漏れ防止に最適】おすすめのオイルフィラーキャップ5選
最適なフィラーキャップを事前に理解した上で選べば、実際に取り付けようと思った時にいくつかに絞って、自分の車に合ったフィラーキャップを選びやすくなります。また、記事の前半では選ぶポイントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

フィラーキャップを時計回りに回して締め付ける

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あとは締め付けて固定するだけ。やり方は緩めた時と逆の手順。

時計回りに回して固定するだけです。

まとめると

・①外す時は反時計回りに回す
・②締める時は時計回りに回す

それぞれ作業に合わせて実行することで簡単に出来ます。

固着した場合の対処方法と防ぐ対策

最後はフィラーキャップが固着した
場合の対処方法と防ぐ対策。

・固着した場合はオイルフィラーキャップオープナーをつかうとおすすめ
・固着を防ぐには強く締めすぎない事

固着した場合の対処方法

オイル交換をしようと思ったのにフィラーキャップが固着して外すことが出来ないんだけど。

人によってはこんな状態に陥ることがあるのでは無いでしょうか?

この場合によくあるのは、前回作業した時に締め付け過ぎが元で起こる現象です。こうなった場合に手っ取り早く解決するならペンチやレンチなど挟み込める工具。

ですがペンチやレンチを使うと外れやすくはなるものの、キャップが潰れたり傷がついたりと無傷では外せないのが現状です。

こんな時ってどうすればいいの?

おすすめとしては『オイルフィラーキャップオープナー』を使うことだね。

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オイルフィラーキャップオープナーは、固着して外せないフィラーキャップを傷つけずに外すことが出来るパーツです。

中間にエクステンションバーを差し込む穴(9.5mm角)があるので、差し込んだ状態でラチェットハンドルで緩めるだけ。

このやり方なら力の弱い方でも簡単に外すことが出来るので作業に役立ちます。

ちなみにオイルフィラーキャップオープナーに関してはネットショッピングでも手軽に購入できるので、もしもの際に添えて準備しておくと最適です。

固着しない為に出来る対策

合わせてここでは固着しない為に出来る対策について解説します。

先にも言ったように固着して外す事が出来ない。そんな場合の原因は前回の作業時に強く締めすぎる事です。

なので対策としては強く締めすぎない事。ある程度締め付け具合を調整する事で、後々キャップが外れなくなるトラブルを回避するきっかけになります。

オイルフィラーキャップの性能を理解して正しく使おう

以上、オイルフィラーキャップについてお伝えしました。

今回の記事のおさらいです。

オイルフィラーキャップについて
オイルフィラーキャップはエンジンヘッド部分もしくはエンジン付近に装着された蓋
オイルフィラーキャップの役割
オイルが漏れるのを防ぐ役割
オイルフィラーキャップはどのくらいで交換するものなの?
交換目安は10万km
実際にオイルフィラーキャップの交換方法を確認してみよう
フィラーキャップを反時計回りに回して外す
交換用のフィラーキャップを準備する
フィラーキャップを時計回りに回して締め付ける
固着した場合の対処方法と防ぐ対策
・固着した場合はオイルフィラーキャップオープナーをつかうとおすすめ
・固着を防ぐには強く締めすぎない事

オイルフィラーキャップは基本的にオイルが漏れないようにする蓋の役割があるので、オイル交換で蓋を開けた後は必ず作業後に閉めたことを確認した状態でエンジンをかけるようにしましょう。

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