ラジエーターと同時進行でパーツの交換をしたいんだけど。どんなパーツがおすすめなの?最低限交換しておいた方がいいパーツは?
以上の交換パーツについての疑問をお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅ラジエーターと同時進行で交換するとおすすめなパーツ
✅5つのうち最低でも交換しておいた方がいいパーツ
✅交換するパーツは純正品?それとも社外品のがいい?
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。早めに交換するとおすすめな5つのパーツを解説します。
同時進行はどんなパーツの交換がいいのかを事前に知っておけば、知識として覚えておく事も出来ますし、実際に自分で交換をするきっかけとなります。
また、記事の後半では最低でも交換しておいた方がいいパーツについても解説しているので最後まで読んでみてください。
ラジエーターと同時進行で交換するとおすすめなパーツ
まず、タイトルにある【ラジエーターと同時進行で交換するとおすすめなパーツ】について。
おすすめなパーツには
・冷却水周りのホース
・ラジエーターキャップ
・電動ファン
・サーモスタット
ラジエーターホース
ラジエーターホースは、
・エンジン→ラジエーター
それぞれを通る冷却水(クーラント液)の通り道となるゴムホースです。
細かく分ければアッパーホースとロアホースに分かれます。
アッパーホースは上部に取り付けられたホースで、エンジン側からラジエーター側に冷却水が流れます。
上から覗いた時に見えるホースがアッパー
ホースとなります。
逆にロアホースは、エンジン下部に取り
付けられたホースです。
ラジエーター側からエンジン側に冷却水が流れます。
下から覗いた時に、ラジエーター側とエンジン側に取り付けられたホースがロアホースとなります。
基本的にはアッパーホースとロアホースがセットになっているので、交換する場合は2つを交換します。
早めに交換をする事で、ホースが裂けて冷却水が漏れるのを防ぎます。
冷却水周りのホース
また、ラジエーターホースと同時進行で冷却水周りのホース交換もおすすめです。
冷却水周りのホースは
・タービン側に繋がる水ホース
など。冷却水が通ってる箇所の
ホースが当てはまります。
周りのホースだけ交換となると冷却水が漏れるので、やる場合はラジエーターホースと一緒がおすすめです。
ラジエーターキャップ
3つ目はラジエーターキャップです。
ラジエーターキャップは、ラジエーターに取り付けられた蓋(キャップ)を指します。
役割としては
・沸騰するのを防ぐ
2つの役割があります。
水温が上がって冷却水が溢れてくるのを防いだり、温度が高すぎて沸騰するのを抑える役目があります。
早めに交換をする事で、オーバーヒートを防いだり、キャップの隙間から冷却水が漏れるのを抑えます。
電動ファン
4つ目は電動ファンです。
電動ファンは、ラジエーターの裏側に
取り付けられた冷却パーツ。
目的としては、走行風を受けない停車時にファンが回りエンジンの熱を放熱する事。
ファンが回ることで水温上昇を防ぎ、
適切な温度まで下げてくれます。
すぐに壊れるパーツでは無いので、同じくラジエーターと同じタイミングで交換するといいでしょう。
サーモスタット
5つ目はサーモスタットです。
サーモスタットは、エンジン内部に流れる
冷却水の温度を感知。
サーモスタットで感知した温度で内部の状態に合わせてラジエーターへ冷却水を送り温度を調整する役割をしています。
温度が低い場合は常温を意味するので、
バルブはばねの力により閉じられます。
逆にエンジン内部が温まり高温になると、
バルブが開きラジエーターに冷却水を循環。
エンジン内部に循環された冷却水は、
適温になるまでエンジン温度を冷まします。
エンジン内部の冷却水が適温になると
バルブは閉じる。という仕組みです!
故障した場合は
・サーモスタットが閉じっぱなし
いずれかになるので、早めに交換することでオーバーヒートやオーバークールを防げます。
5つのうち最低でも交換しておいた方がいいパーツ
続いて、最低でも交換しておいた方がいいパーツについて。
ラジエーターに加えて5つのパーツともなると、
予算などの関係ですべて交換ともいかないでしょう。
そこで、以下最低でも交換しておいた方がいいパーツについて解説します。
ラジエーターホース
先にも言ったように、ラジエーターホースは冷却水(クーラント液)の通り道となるゴムホース。
交換を後回しにすることで、経年劣化でゴムホースが硬くなる。
硬くなったホースは亀裂が入り裂ける。中の冷却水が漏れると言った状態になりかねません。
そのため、どうせ交換するなら一緒の
タイミングで交換した方のがおすすめです。
冷却水周りのホース
冷却水周りのホースにも同様のことが言えます。
純正のホースは材質がゴムでできているので、
経年劣化で裂けやすく後回しは危険です。
また、ホース類に関しては後から交換すると結局また冷却水を抜くはめになるので、
再度抜くのが手間な人は同時進行で
交換するといいでしょう。
ラジエーターキャップ
ラジエーターキャップは冷却水を抜くなどの
面倒な追加作業はありませんが…
・沸騰するのを防ぐ
という点から早めに交換しておいて損はありません。
とはいえ、早すぎると言っても3つとも
交換時期はラジエーターとだいたい同じ時期。
10万kmを目安に交換が推奨となっているので、同時交換するにはちょうどいいくらいです。
一緒に交換しておけば後々トラブルが増えることもありません。
なので、できる限り一緒に交換しておくといいでしょう。
交換するパーツは純正品?それとも社外品のがいい?
最後になりますが、交換するパーツについて。
純正品に交換するのか?それとも社外品が
いいのか以下で詳しく解説します。
ホース類を交換するなら社外品がおすすめ
まず、ラジエーターホースや水周りのホースについて。
なんでもいいなら純正でも大丈夫ですが、
おすすめとしては社外品が最適です。
理由としては、ホース自体の耐久性が高いからです。
例えば、【ビリオンスーパーソリッドクーラントライン】と呼ばれるラジエーターホース。
パッと見は同じように見えますが、三層構造にすることで
・耐・ツブレ
に対して非常に強い特性を持っています。
また、シリコンが使われていることで熱にも強く、150℃程度ではほぼ変形しません。
逆に純正品では熱にそこまで強くなく、長期間熱に
晒され続けると固くなる性質があります。
すぐにとはいきませんが、強化品に比べれば寿命は短いので、長く乗り続けたい人には社外品がおすすめです。
ラジエーターキャップはラジエーターに合わせて選ぶ
ラジエーターキャップの場合は、純正⇒純正ラジエーターなら変える必要はありません。
ですが、チューニング前提で社外ラジエーターを入れる場合なら社外のキャップ(圧が高いもの)が最適です。
理由は簡単で、数値が上がればより冷却水の沸点も上がるから。
沸点が上がることで冷却性能も上がります。
なら純正ラジエーターでも圧力の高いキャップでいいのでは?と思われがちですが…
下手に変えると温度上昇を起こした時にホース類が耐えられなくなる危険があるためです。
(ホース類も強化品に変えていれば問題ないです。)
そのため、ラジエーターに合わせて選ぶという結果になるわけです!
電動ファンは純正で問題ない
電動ファンに関しては純正で問題ないです。
理由としては、ほとんどのラジエーター(社外品も含む)が購入してもファンが付属していないため。
ラジエーターだけ交換してファンは純正をそのまま付け替えることになるためです。
しかも、電動ファンは条件を満たさないと回らないので、
そこまで社外にこだわる必要もありません。
なので、純正で問題ありません。
サーモスタットは状況に応じて社外品に
サーモスタットは、状況に応じて社外品に取り替えましょう。
基本的には熱対策の一環として。
純正のままではどうしても水温上昇を防ぎきれないという時に社外品に交換するのがおすすめです。
というのも、下手に社外品を入れても一時的は良くても冬にオーバークールになる為です。
オーバークールは水温が異常に低い現象の事で、
気温後寒くなる冬場に起こりやすい症状です。
特に社外品のサーモスタットの場合。
純正が78℃程で開くのに対して、社外品の場合は71℃と早めに開く傾向にあります。
サーモスタットが開くのが早いことで、温度が温まりきる前に連動して電動ファンが回ることになります。
結果として水温が冷えすぎてしまうことになります。
なので、実際にサーモスタットを変える場合は、
・チューニング暫定なら社外品
などで選びましょう。
このように、それぞれのパーツを状況に
応じて交換することが最適です。
記事のまとめ
以上、ラジエーターと同時進行で交換するとおすすめな5つのパーツを解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・冷却水周りのホース
・ラジエーターキャップ
・電動ファン
・サーモスタット
冷却水周りのホース
ラジエーターキャップ
ラジエーターキャップはラジエーターに合わせて選ぶ
電動ファンは純正で問題ない
サーモスタットは状況に応じて社外品に
ラジエーターと同時進行で交換するパーツ=どれを交換すればいいのかわからず、初心者の方にとっては難しいかもしれません。
しかし、今回のように正しい知識とパーツを知る事で、今後のカーライフに役立つ情報が身につきます。
なので、この記事を目安にこれからの参考にしてみてください。