ラジエーターキャップの交換時期はいつ?どのタイミングで交換するといいの?交換する場合のキャップはどれがいい?
このような悩みはありませんか?
通常ラジエーターキャップと言えば、ラジエーターに装着された蓋の事。それ以外では冷却水が沸騰するの防ぐ役割を持っています。
ただその効果も一時的なもので…
使っていくうちに経年劣化により効果が薄れ、キャップからの漏れや沸騰を抑えきれなくなる危険性があります。
それを防ぐ名目として【交換時期】を参考に交換を心がける必要があります。
交換時期を理解しておけば○○になったら
交換をしようという目安を決める事ができます。
目安を決める=手遅れになる前に交換する事ができる。
ただ、いきなり交換時期と言われてもどのくらいなのかわからないですよね?
そこで今回は、そんなラジエーターキャップについて
✅どんなラジエーターキャップに交換すればいいのか
それぞれ順を追って解説していきます。
ラジエーターキャップの交換時期
まずタイトルにある【ラジエーターキャップの交換時期】について。
ラジエーターキャップも消耗品であり、そのまま使い続ける事で性能が劣化して使い物にならなくなります。
そのため、タイミングによって交換をする必要があります。
冷却水(クーラント)を交換するタイミング
基本的には冷却水を交換する2年に一度のタイミングが理想です。
ちなみにラジエーターキャップだけの
交換はおすすめ出来ません。
どうしてキャップだけじゃダメなの?
劣化した冷却水がラジエーターキャップに付着することになるからだね。
というのも、本来の冷却水であれは防腐・防錆といった効果が得られるため問題ないですが…
冷却水も経年劣化って効果は半減するため、
使い続けると防腐・防錆の効果はなくなります。
結果、腐りやすくなったり錆びやすくなります。
ラジエーターキャップだけの交換では意味がない
で、仮にこの状態でラジエーターキャップ
だけ交換した場合。
錆によりラジエーターキャップ裏側のスプリングの機能が低下→動きが鈍くなって加圧出来ずにオーバーヒートを起こしやすくなる。
意外とただの蓋と思っている方がいますが、
ラジエーターキャップは重要な役割をしているわけです。
役割については、次の記事でまとめているので参考にしてみましょう。
車のラジエーターキャップの役割と長く使い続けた場合の危険性! ≫
そのためラジエーターキャップだけの交換ではなく、冷却水も同時に交換がおすすめなのです。
交換するラジエーターキャップについて
続いて交換するラジエーターキャップについてです。
何でもいい訳じゃないの?
種類がいくつかあるから、正しいものに交換する必要があるんだよね。
詳しくは順を追って解説していきます。
純正ラジエーターならノーマルのラジエーターキャップがおすすめ
まず、ラジエーターが純正の場合です。
チューニングなどで弄っていない場合は、
純正と同じ圧力のラジエーターキャップを使いましょう。
純正が0.9なら0.9 kgf/cm2を。1.1なら1.1 kgf/cm2というように使います。
この数値は開弁圧力を表していて、〇〇℃で沸騰するように沸点を調整しています。
そのため、数値が上がればより冷却水の沸点も上がるというわけです。
社外のラジエーターなら数値の高いラジエーターキャップがおすすめ
逆に社外のラジエーターの場合なら数値の高いラジエーターキャップがおすすめです。
社外のラジエーターになれば基本の冷却性能もアップするので、圧力の高いキャップでも耐えることができます。
ただし、圧力が高ければいいという
ものではありません。
確かにその分で沸点も上がりますが、その分で温度上昇を起こした時にホース類が耐えられなくなる危険が出てきます。
特に純正のラジエーターホースを使っている場合は、圧力に耐えられるずに裂ける→冷却水が漏れる。こういったデメリットも生じます。
なので、もし変えるなら圧力が高すぎないもの。
なおかつホース類は強化品を使うようにするといいでしょう。
交換時期を守って自分に合ったラジエーターキャップを使いましょう!
以上、車のラジエーターキャップの交換時期と交換するキャップについて解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・おすすめは冷却水の交換のタイミングに一緒に
・社外のラジエーターなら数値の高いラジエーターキャップがおすすめ
記事でもわかる通り、交換時期は2年に1度
もしくは冷却水の交換のタイミングです。
冷却水の交換のタイミングなら2~4年。
他にも乗り方次第で交換が早くなる場合もありますが、基本的には2年を目安に交換してトラブルが起きる事を防ぎましょう。
交換時期が理解出来たら、実際の交換手順も学んでおこう。
ラジエーターキャップの簡単な交換方法と緊急時にキャップを開ける方法 ≫