車の信号機には赤・青・黄の3種類が基本となりますが、それ以外にも知っておきたいのが点滅や矢印。
・赤信号+点滅
・黄色信号+矢印
・青信号+矢印
走行する場合は状況に合わせて運転するのが一般的ですが…もし矢印や点滅を無視した運転をすると違反となるので注意が必要です。
この記事では、そんな違反について反則金や
減点数も含めて詳しくまとめてみました。

記事を最後まで読むことで知識を得ることはもちろんですが、信号についての理解を深めることで今後運転する上で違反になることを防げます。
信号機の点滅や矢印を無視すると【信号無視】になる
まず結論として点滅や矢印の無視は【信号無視】となります。理由は本来の信号のルールとは異なった方法で発進したため。
例えば
・赤+右矢印⇒左に左折
黄色+点滅は進むことはできますが、周囲を確認しながらゆっくりと発進するのが正解。赤+右矢印は右折しか出来ないので、直進や左折をした場合は違反となります。
※信号機の矢印や点滅を詳しく知りたい方は、【車の運転中に遭遇する信号機(赤・青・黄色)の意味とタイミング】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
実際に道路交通法第7条に記載があります。
道路を通行する歩行者等又は車両等は、信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等に従わなければならない。
道路交通法第7条より
『信号機の表示する信号に従わなければいけ
ない』という旨が書かれています。

つまり、最初にも言ったように信号(赤・青・黄)の点滅や矢印を無視した通行は違反となる訳です。
点滅や矢印無視で信号無視をすると反則金や減点はどうなる?
ここからは、先程の点滅や矢印無視が元で違反になった場合の反則金や違反点数について。
・違反点数は2点
反則金は¥7000~¥9000
/ | 大型車 | 普通車 | |
信号無視 | 12000円 | 9000円 | |
点滅 | 9000円 | 7000円 |
信号無視による反則金は赤や黄色で
信号無視した場合は9,000円。
点滅信号を無視した場合は
7,000円とさほど違いはありません。

大抵の場合は普通車となるので、矢印信号無視で9000円。点滅で7000円と覚えておきましょう。
違反点数は2点
またその際の違反点数については
2点の減点となります。
・点滅 2点
共に減点となるので注意しましょう。
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信号無視をすることの危険性
ここからは無視するとどうなるのかについて。
・反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性
・事故になる危険性
免停になる危険性
1つ目は免停になる危険性です。
通常であれば減点は2点なのでそこまで支障はありませんが…点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。
0になると点数が無くなるため初心者講習もしくは免停となります。
今回は免停がメインなため初心者講習に関しては省きます。免停は○○日まで車に乗れませんと言うもので点数によって日数が増えます。
この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。
反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性
2つ目は反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性です。
主に反則金の支払いをしなかった人の場合ですね。
よく
・無視していれば支払いの書類が来なくなる
こう考える方が中にはいる事でしょう。
ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。
流れとしては
裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。
※詳しくは【交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”】でまとめているので参考にしてみてください。

事故になる危険性
3つ目は事故になる危険性。
特に危険なのが点滅信号。黄色や赤でも点滅していれば対向車も基本進めるので、安全確認なしに侵入する方が意外と多いです。
そうなると、当然右折や左折で曲がろうとしても対向車も侵入する訳ですから追突により事故を起こすリスクが高いです。
※追突事故=場合によっては過失運転致死傷罪や安全運転義務違反になる可能性も。

そのため、事故を防ぐためには一時停止や安全確認の上で進むことが大切と言えます。
信号無視を起こさないために
最後は信号無視を起こさない為に
できる対策について。
・状況に合わせて一時停止や安全確認をする
信号のルールを守る
信号機は基本
・黄色 侵入して止まれない場合は進んでOK
・赤色 止まれ
それ以外にも点滅や矢印があります。中でも矢印に関しては矢印以外の方向には進めないので注意しましょう。
例:黄+左矢印⇒左折。赤+右折⇒右折。

色+矢印は矢印の方向に合わせて進むことで違反になることがありません。
状況に合わせて一時停止や安全確認する
状況に合わせて一時停止や安全
確認も大切となります。
これは点滅信号が当てはまることで、
・赤点滅 一時停止
黄色点滅は一時停止とまではいかないものの、進む場合には周囲に車が来ていないか確認をする必要があります。また、赤色点滅に関しては一時停止した上で周囲の確認をして進むことが対策となります。
どちらも違反を防ぐことはもちろんですが、安全を確保することで追突事故になるリスクを減らせるのでこれからの参考にしてみてください。
ルールを守って違反になるのを防ごう
以上、信号(赤・青・黄)の点滅や矢印無視の
違反についてお伝えしました。
この記事のおさらい
・違反点数は2点
・反則金の支払い無視で逮捕の危険性
・事故になる危険性
・状況に合わせて一時停止や安全確認をする

交通ルールを守らないことで違反になるので、信号の点滅や矢印に気をつけてこれからの運転を心がけましょう。