今回ご紹介するのは、【スローブローヒューズの構造・切れる仕組みや正しい外し方】について。
スローブローヒューズというのは
ヒューズに使われる種類の一つ。
主にエンジンルームのヒューズボックス内にあることが多く、見かける事はあってもあまり触れる機会がない事の方が多いでしょう。
ですが、スローブローヒューズというのも一般的なヒューズ同様に車にとって必要不可欠となるので覚えておいて損はありません。
この記事で解説している事を実践できれば、読んだその日からでもヒューズの知識が身につき、何故切れるのかを理解する事ができます。
スローブローヒューズの切れる仕組みとその後の対応
スローブローヒューズは、四角い形をしたヒューズ。一般的によく見るヒューズとは異なり、容量や大きさが違います。
主に内部中央には可溶体。可溶体を固定する左右のはんだ。外側には窓がついたカバーで留められています。
可溶体って何?
流れてきた電流をもう片側に流すための部品だね。
また、可溶体は普段は電流を流す為だけの部品ですが、想定以上の電気が流れると代わりに切れる役目があります。
基本的には他のヒューズと同じですが…
スローブローヒューズの場合は大電流を必要とする機器のラッシュ電流(突入電流)を一定時間受け止めるために大型化されています。
そんなヒューズの切れる仕組みについてですが…
②可溶体の電気が流れて溶ける
③可溶体が溶けて途中で電気を遮断する
③つの順を追って起きる訳です。
可溶体が溶けると当然ながら電気は遮断。その後は電装品へと電気が伝わらなくなります。伝わらなくなることで、配線が燃えたり電装品が壊れるのを防ぎます。
俗に言うヒューズが飛ぶ。切れるといった状態ですね。
ちなみにその後の対応ですが、再利用は
できないので新しく交換する必要があります。
ただ、そのまま新しいのと交換するのではなく
原因を追究した上で交換する事が先決です。
そのまま新しいヒューズに交換=ヒューズが切れるの繰り返し。
なのでもし切れた場合には原因を直した後に交換しましょう。
スローブローヒューズの種類
続いてスローブローヒューズの種類について。
スローブローヒューズをさらに分けると
プラグイン型やネジ締め型2つに分かれます。
プラグイン型 | プラグイン型の特徴は差し込み式になっていて、他のヒューズ同様に簡単に取り外しができるようになっている事。 |
ネジ締め型 | ネジ締め型は名前の通りネジで固定されているスローブローヒューズです。プラグイン型とは違い左右の端子部分がネジ止めされているので、取り外す場合には工具が必要となります。 |
また、それ以外では数字の大きさによる違いもあるので…
・数字による大きさの違いがある
ということをここでは覚えておきましょう。
スローブローヒューズの取り付けと外し方
ここからはスローブローヒューズの
取り付けと外し方についてです。
といってもそこまで難しくはなく、ペンチなどを使ってヒューズを引っ張るだけです。
ペンチで握りすぎるとヒューズ自体が壊れる
ので適度な力で掴みつつ引き抜きましょう。
ヒューズを外すことが出来たら、用意したヒューズと差替えるだけ。差し替え方は外した手順と逆で差し込むだけです。
やり方や使い方もそこまで難しくないので、
この機会に覚えて起きましょう。
実際のスローブローヒューズ交換の流れが知りたい方は、以下記事で詳しくまとめているので参考にしてみてください。
スローブローヒューズの基本を理解して作業に役立てよう
以上、スローブローヒューズの構造・切れる仕組みや取り付け(外し方)についてご紹介しました。
記事でもわかる通り、スローブローヒューズは四角い形をしたヒューズ。一般的によく見るヒューズとは異なり容量や大きさが違います。
・一般的なヒューズ10Aや20A
・スローブローヒューズ30Aや60Aなど。
主に内部中央には可溶体。可溶体を固定する左右のはんだ。外側には窓がついたカバーで留められています。
可溶体は普段は電流を流す為だけの部品ですが、想定以上の電気が流れると代わりに切れる役目があります。
切れるまでの流れは
②可溶体の電気が流れて溶ける
③可溶体が溶けて途中で電気を遮断する
可溶体が溶けると当然ながら電気は遮断。その後は電装品へと電気が伝わらなくなります。伝わらなくなることで、配線が燃えたり電装品が壊れるのを防ぎます。
俗に言うヒューズが飛ぶ。切れるといった状態ですね。
ちなみにスローブローヒューズにはプラグイン型やネジ締め型2つに分かれます。
プラグイン型 | プラグイン型の特徴は差し込み式になっていて、他のヒューズ同様に簡単に取り外しができるようになっている事。 |
ネジ締め型 | ネジ締め型は名前の通りネジで固定されているスローブローヒューズです。プラグイン型とは違い左右の端子部分がネジ止めされているので、取り外す場合には工具が必要となります。 |
また、それ以外では数字の大きさによる違いもあるので…
・数字による大きさの違いがある
ということをここでは覚えておきましょう。
後はスローブローヒューズは容量が大きいことであまり頻繁に変えるということはありませんが…
もし切れた場合に手順を知っておくことで
自分でも交換することが出来ます。
流れは
用意したヒューズと差替える
まずはスローブローヒューズの基本を。次に取り付け方や外し方を理解してこれからの作業に役立ててみましょう。