スペアタイヤは使い続けると危険って聞いたんだけど。どうして危険なの?安全に使用するためには?
以上のような疑問にお答えします。
まず、この記事を書いた自分は
✅スペアタイヤの間違った使用で起こる2つの症状
✅最悪の危険を防止する為に出来る対策
今回の記事を読めば、スペアタイヤの間違った使用で起こる症状と対策が分かります。
私自身も元々は知識がなく、どうして危険なのだろう?と疑問に思った時期がありました。
ですが、今回のように知識をつけたことで使い続けた
場合の危険性を理解することが出来ました。
実際に「危険性がよく分からない…」と言った方がこの記事を読んで解決出来たので、是非参考にしてみてください。
ちなみに、今回紹介する内容については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめです。
①【意外と知らない】スペアタイヤの種類と走行できる制限速度や距離! ≫
②【使い続ける危険性】スペアタイヤの間違った使用で起こる症状と対策👈今ここ
③車検にスペアタイヤは必要なのか?それともなくても車検は通るのか? ≫
④【スペアタイヤの交換に】揃えるとスムーズに作業が終わる工具7選 ≫
スペアタイヤの間違った使用で起こる症状
さっそくですが、スペアタイヤの間違った使用で
起こる症状について見ていきましょう。
症状1.パンクやバーストになりやすい
1つ目はパンクやバーストになりやすいことです。
スペアタイヤは、走行中車のタイヤがパンク
した際に応急用として使用されるタイヤ。
そのため、構造上ノーマルタイヤに比べて
細く小さいのが特徴です。
径が細くて小さい=グリップ力が低く、通常のタイヤよりも走行性能が弱い。
と言う事は、
・長距離を走行すればゴムの劣化で走行性能が落ちる。
その結果としてパンクやバーストの原因が起こりやすくなります。
症状2.ディファレンシャルが破損する
2つ目はディファレンシャルが破損する事です。
正式名称はディファレンシャルギアと呼ばれるものですね。
ディファレンシャルギアとは何ぞ?
車が旋回する際に左右の回転差を吸収して、車が左右に安定して曲がれるようにするための部品だね。
簡単に言えば、左に曲がりたいな。と思った時に左の車輪の動きを抑えて右側の車輪を回転させること。
左右両輪が同じように回転させてしまっては、ただまっすぐ進むだけとなります。
それで何故ディファレンシャルが破損する
事に繋がるのかと言う事ですが…
注目すべき点は【車が旋回する際に左右の回転差を吸収】と言う事ですね。
左右の回転差を吸収して車が安定して曲がれるようにするので、この場合は左右のタイヤが両方とも同サイズである必要があります。
しかし、スペア(テンパー)タイヤでは通常のタイヤに比べて細くなるので、左右で回転差に誤差が生じます。
誤差が生じると車が左右に安定して曲がれなくなるので、その際に負荷がかかる事になります。
この繰り返しによりディファレンシャルが破損という結果になります。
そのため一時的に使うだけならいいですが、
通常通りに使い続ける事で車を壊すことになります。
なので、どうしてもスペアタイヤが必要な場合は、条件を守って正しく使いましょう。
最悪の危険を防止する為に出来る対策
合わせて危険を防止する為に出来る
対策についても見ていきましょう。
対策を事前に知っておくことで、最悪の危険を防止する事ができます。
スペアタイヤを使う場合は条件を守って使う
まずはスペアタイヤを使う場合の対策です。
スペアタイヤを使う場合は、
・連続走行距離は100km。
どちらも守って使うようにしましょう。
安定した速度と距離を守る事で、最悪の事態を防いで安全に走行を心がけることができます。
普段からの点検を心がけてスペアタイヤを使わないようにする選択肢もあり
また、普段からの点検を心がけてスペアタイヤを
使わないようにするという選択肢もあります。
・タイヤゴムの劣化具合を目視で確認
・空気圧の確認
など普段からできる事を定期的にやる事で、
スペアタイヤを使わなくても済みます。
このように自分に出来る対策も知っておくことで、安心してスペアタイヤを使い続けることができます!
スペアタイヤはあくまで緊急時に使用する物!
以上、スペアタイヤの間違った使用で起こる2つの症状と対策を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
症状2.ディファレンシャルが破損する
普段からの点検を心がけてスペアタイヤを使わないようにする選択肢もあり
スペアタイヤには正しい使い方があるので、危険性を理解した上でうまく活用してみましょう。
当サイトでは、他にもスペアタイヤの車検問題についても解説しているので合わせて参考にしてみてください。
車検にスペアタイヤは必要なのか?それともなくても車検は通るのか? ≫