冷却水(LLC)の代わりに水道水を補充!これってあり?それともなし?

冷却水
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冷却水と水道水って何か似てるよね。ふと思ったけど代わりに水道水で代用ってできるのかな。

このような悩みはありませんか?

これから冷却水の補充をしよう』と思っても、水道水を補充もしくは代わりに入れてもいいものかと頭を悩ませることってありますよね

結論、詳細を知りたい場合は以下のポイントを押さえておくとおすすめです。

・冷却水と水道水の性能
・車に使った場合の効果

上記の内容を理解していれば、だれでも水道水の代用が可能かどうか理解を深めることができます

本記事では、そんな冷却水について代わりに水道水を補充しても問題はないのかをまとめました。

水道水=冷却効果がある反面で、使い方を間違えるとエンジンを壊す危険もあるのでこの機会に理解を深めておきましょう。

※今回の記事以外にも冷却水の知識をつけたい。こんな方向けに【冷却水(クーラント)の知識”よくある疑問(悩み)や解決策・作業項目まとめ”】でまとめているので参考にしてみてください。

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冷却水の代わりに水道水を補充しても問題は無い

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冒頭でも軽く触れましたが、
水道水を補充しても問題はありません。

理由は冷却水(LLC)が本来原液を水で薄めたものを使用しているからです。

今でこそそのまま使えるタイプの冷却水が多くありますが…

昔は自分で薄めて使用するものがほとんどで、車種に合わせて水で薄めて使用していました。

そのため冷却水に水道水を入れる事に問題はありません。

また、水道水を入れる事で多少なりとも効果を得られます。その効果というのが冷却効果。

水道水はほかに比べ比熱に優れるので、
エンジンで熱せられた熱を冷ます事が出来ます。

比熱は温度の変化を表す事で、水は比熱が大きい=温まりにくく冷めにくいという特徴があります!

ただし長期間の使用はおすすめしない

ただし、水道水が使えるからといって長期間の使用は推奨しません。

水道水を使うのはあくまで緊急時のみ。

緊急時に冷却水が減って補充が必要、こんな時に水道水を補充することは問題ありません。

一時的な使用なら問題ないが…

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理由として、水道水がおすすめできないのはあくまで長期間の使用であって一時的なら問題ないためです。

たとえばこんな時。

(例)
走行中ホース類の亀裂が入って冷却水が少しづつ漏れてきている。冷却水が減っていたので、安全のために水道水を補充(付け足)した。

それに冷却性能だけであれば水道水のが効果は高いです。なので、冷却水がなくなって水道水のみになってしまっても常時で使用しなければ問題はありません。

その後はできるだけ早めに冷却水を
入れ替える事をおすすめします。

そもそもどうして長期間の使用がダメなの?

エンジン周りを錆びさせたり、冬は凍結により冷却機能に支障をきたす結果を生むからだね。

エンジン周りを錆びさせたり冷却機能の低下が考えられる

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まず錆させることについて。

水道水というのは本来の冷めにくい性能は
持っているものの錆を防ぐ効果はありません。

だったら冷却水も同じなのでは?と思われがちですが…冷却水の方には防錆剤という錆を防ぐ効果が入っているので錆になりにくいです。

※防錆剤は名前の通り錆を防ぐために使用するもの。金属の表面に塗布したり、溶液中に添加したりする事で金属の表面に防錆皮膜が形成され錆を防ぎます。

その一方で水道水は車に使用するのに作られていない為、長時間の使用をするとエンジン回りを錆させる効果があります。

錆が発生すると冷却水を汚したり、エンジンにダメージを与える危険も…詳しくは【冷却水が茶色くなる理由】でまとめているので一緒に参考に。

【冷却水が茶色くなるのは何故】気になる理由と変色させない為の交換時期
車の冷却水が茶色い状態で後回しにするのはおすすめ出来ません。茶色=劣化している証なので、手遅れになる前に正しい対処や原因を知っておく必要があります。

また、もう一つの理由として冷却性能に支障をきたす事があります。

冷却性能と言っても冷やす効果はあるので夏場の冷却はできますが…冬場は凍結防止が出来ないので使用する事が出来ません。



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冷却水と水道水の違いを比較すると一目瞭然

水道水は比熱に優れているため、冷却面だけで言えば高い効果を期待できますが…

・錆を引き起こしやすい
・水は0℃以下になると凍結する

水道水は錆や・凍結しやすい

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まず錆を引き起こしやすいこと。防錆剤には金属の表面に塗布したり、溶液中に添加したりする事で金属の表面に防錆皮膜が形成され錆を防ぐという効果がありますが…

水道水はそもそも防錆剤が入っていない
ので錆を引き起こしやすくなります。

錆を引き起こしやすい=錆が溜まり内部を詰まらせる。

また、凍結しやすいというのも水道水の性能の一つ。特に水は0℃以下になると凍結する性質を持ちます。

凍結する理由は以下の通り。
水は本来、水の分子という小さな粒からできています。粒の状態では自由に動きまわる事ができますが、温度が下がるにつれて次第に動きが鈍くなる。鈍くなるにつれて結合し始める。0℃以下になると完全に結合して凍結する結果になる。

一度凍結が始まると冷却水の通路の
ラジエターやエンジン内部も凍結します。

凍結=冷却水がうまく循環しなくなる。

冷却水は防錆効果や耐低温性能がある

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その逆に、冷却水には防錆効果や耐低温性能がある。防錆剤が含まれることで防錆効果により錆の発生を防ぎます。

また耐低温性能により0℃以下に
なると凍結する効果も防ぎます。

どうして0℃以下でも凍結しなくなるの?

冷却水に含まれる不凍液のおかげだね。

不凍液は冬期(寒冷地)でも凍結しないように作られた液体のこと。本来であれば0℃以下になると凍結してしまいますが…

不凍液が含まれる事で-20℃や-40℃など
寒い地域でも氷ることなく使う事ができます。

加えて防錆剤も含まれるので

・防錆
・凍結防止
・冷却効果

に期待が持てます。

この結果からもわかる通り、水だけで使用はおすすめしないという事がわかります。

水道水はあくまで補充として使うのがベスト!

以上、冷却水(LLC)の代わりに水道水を入れるのはどうなのかを解説しました。

記事でもわかる通り冷却水(LLC)の
代わりに水道水を補充する事は問題ありません。

理由は冷却水(LLC)が本来原液を水で
薄めたものを使用している
からです。

近年では原液で使う事が多いですが、一昔前は車に応じて希釈するのが一般的でした。

そのため水道水を補充するのはOK。

ただし

・エンジン周りを錆びさせる
・冷却機能に支障をきたす

こんな理由から長期間の水道水だけの使用はお勧めしません。

水道水・冷却効果は高い
・錆を引き起こしやすい
・水は0℃以下になると凍結する
冷却水・防錆剤でさびにくい
・凍結防止で0℃以下でも耐えられる
・冷却効果がある

水道水はあくまで緊急時に補充する物。冷却水の代わりとして使う事はおすすめできません。

夏場は冷やす目的で使うのはまだ大丈夫ですが、冬場は一気に水温が低くなる事だってあります。

そんな時にエンジン内部の冷却水が凍って性能を発揮できない…なんて事になったら嫌ですよね?

ですので、もし冷却水の代わりに水道水を入れようとしている方は絶対にやめましょう!

水道水はあくまで足りない分の補充。面倒でも冷却水をメインで入れるように心掛けましょう。

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