
トグルスイッチ3202を使ってLEDを点灯させてみたいんだけど。どんな手順で取り付ければいいの?
こういった疑問にお答えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅トグルスイッチONーONの使い方が知りたい
✅作業手順が知りたい
✅自分で使いこなせるようになりたい
この記事では、車をカスタム上で知っておきたい。トグルスイッチ3202の使い方手順についてご紹介します。
スイッチの使い方を事前に知っておけば、知識を深める事にも役立ちますし、作業で必要になった場合に正しく使い分ける事ができます!
使い方をマスターする事で、電装品を任意で切り替えるに役立つのでこの機会にぜひ覚えてみましょう。

ちなみに、今回の内容は以下の順で読み進めるとわかりやすいです。
②トグルスイッチONーON(3202)を使ってLEDを光らせる手順の流れ👈今ここ
今回使うトグルスイッチ(3202)について
使い方の手順に入る前に、まずはトグル
スイッチ(3202)について簡単に説明します。
ONーON機能が付いたスイッチ
トグルスイッチ(3202)はONーON機能が付いたスイッチで、他のスイッチに比べて電装品を切り替えができるようになっているのが特徴。
基本的には
・スイッチOFF(②)で電気が遮断される仕組み
極性についてはどちらもプラス
極性についてはどちらもプラスとなっています。
マイナスについては電装品のマイナスで取るので、スイッチ側でどうこうする必要はありません!
なので、スイッチをつなげる場合は間違っても片方をマイナスにつなげる事は止めましょう。

マイナスとつなげるとどうなるの?

極性がそもそも違うから、配線が燃える原因になるね。
スイッチはあくまで電装品を切り替えるだけなので、使う場合は必ず正しい位置につなげましょう。
トグルスイッチ(3202)の取り付け手順
それでは極性や使い方がわかったところで、トグルスイッチ(3202)の取り付け手順を見ていきましょう。
電源を準備する
まず初めにつなげる電源を用意しましょう。
電源はバッテリーでもいいですが、今回はエーモン製のLED電源ボックスを電源として使います。

これってどんなパーツなの?

簡単に言えば電源ボックス本体で12Vが取れるパーツだね。
プラス用の配線を差し込む
プラス用の配線を差し込んでいきましょう。
配線は、被覆を剥いた状態でよじって差し込むだけです!
マイナス用の配線を差し込む
同じくマイナス側です。
プラス同様に被覆を剥いた状態で
よじって差し込んでいきましょう。
電源用のプラスとスイッチのプラス(電源側)をつなげる
電源用のプラスとスイッチの
プラス(電源側)をつなげます。
電源側のプラスはLED電源ボックスのプラス。
電源用のプラスはスイッチの②につなぎます。
電装品のプラスとスイッチのプラス(①側)をつなげる
電装品のプラスとスイッチのプラス
(①側)をつなげていきます。
画像の場合は黒がプラスになっているので、黒配線の平型端子メスとスイッチ側①のオスと繋ぎます。

平型端子のかしめ方は省略するので、やり方を知りたい方は【【失敗無し】特定の端子に最適な平型端子(250型)のかしめ方】を参考にしてみましょう。
電装品のプラスとスイッチのプラス(③側)をつなげる
同じように電装品のプラスとスイッチの
プラス(③側)をつなげるていきます。
画像の場合は赤がプラスになっているので、赤配線の平型端子メスとスイッチ側①のオスと繋ぎます。
電装品のマイナス配線と電源側のマイナスをつなげる
プラス側が終わったら、電装品のマイナス配線と
電源側のマイナスをつなげていきます。
今回は複数使うのでアース用端子を活用しています。

アース用端子って何?

マイナスを複数分岐できるパーツだね。
電装品を多く使う場合に便利なパーツで、アース用端子が1つあれば手間も時間も短縮できます!
極性の確認
プラス・マイナスが取り付けできたら、
一度極性の確認をしてみましょう。
赤矢印がプラス。黒矢印がマイナスになります。
作動確認(①方向に倒した状態)
問題がなければ作動確認です。
まずは①方向に倒した状態。①方向に倒した場合は、③の電装品側に電気が流れるので電装品Bが点灯します。
逆に電装品A(①)には電気が流れないので消灯となります。
作動確認(③方向に倒した状態)
③方向に倒した状態。③方向に倒した場合は、①の電装品側に電気が流れるので電装品Aが点灯します。
逆に電装品B(③)には電気が流れないので消灯となります。
作動確認(スイッチOFFの状態)
なら消灯(OFF)したい時はどうすれば?と
なった時は、中間の②に倒しましょう。
②はどちらにも倒れないので、強制的に電気が流れなくなります。
電気が流れない=OFF状態となるので、使わない場合には②に合わせておきましょう。
これで一連の流れは終了となります!
トグルスイッチ(3202)はこう活用するとおすすめ!
最後は活用法です。
あくまで私がやったことある方法なだけなので、参考程度に覚えておいてください。
2つの電装品をタイミングで切り替える
まずは2つの電装品をタイミングで切り替えること。
電装品A・Bの2パターンの切り替えが可能ということで、自分の好みでAにするかBにするか選ぶことが出来ます。

たとえばどんな事に使えるの?

例を挙げるならデイライトとフォグの切り替えだね。
デイライトは昼間走行灯とも呼ばれ、昼間に点灯させる目的のライト。
その際にフォグランプと入れ替えで点灯が条件になっていて、
・フォグランプが点灯中⇒デイライトが消灯
という流れにならないといけません。
そのため、標準で装着されている車はこの仕様になっていますが…
後付けの場合は自分で調整する必要が出てきます。
基準がある以上合わせないといけないわけで…正直手間もかかって面倒ですよね?
ですが、そんな時に役立つのがON‐ONタイプのトグルスイッチ3201です。
AとBで切り替えができるので、Aをフォグランプ。Bをデイライトにしておけば、Bに切りかえた時にフォグランプが点灯。
Bのデイライトは消灯状態にする事ができます。
クラッチの配線と組み合わせれば盗難防止に
もう一つはクラッチの配線と組み合わせることです。要はクラッチスタートキャンセルスイッチを作ること。
簡単に言えば、旧車のようにクラッチを踏むことなくエンジンスタートができるスイッチですね。
最近の車だとクラッチを踏みながらエンジン
スタートになりますが…
解除スイッチならそのままエンジンをかけることが出来ます。

これって2極のスイッチでもできるみたいだけど、3極だと何か変わるの?

3つ目の選択肢として、エンジンが掛けられないようにできるよ。
例えば2極スイッチの場合。
・OFFだとクラッチを踏んでエンジンスタート
なのに対して、ON‐ONタイプは
・②中間だとクラッチを踏んでエンジンスタート
・③下ONにするとどちらでもエンジン掛からない
というように、クラッチを踏んでも踏まなくてもエンジンがかからないように出来ます。
使い方次第でON‐ONタイプは便利なので、自分に合った方法でトグルスイッチ(3202)を活用してカスタムに役立ててみてください。
自分に合った使い方を見つけて作業に役立てよう
以上、トグルスイッチONーON(3202)を使って電装品を光らせる手順の流れを解説しました。
今回の記事のおさらいです。
極性についてはどちらもプラス
プラス用の配線を差し込む
マイナス用の配線を差し込む
電源用のプラスとスイッチのプラス(電源側)をつなげる
電装品のプラスとスイッチのプラス(①側)をつなげる
電装品のプラスとスイッチのプラス(③側)をつなげる
電装品のマイナス配線と電源側のマイナスをつなげる
極性の確認
作動確認(①方向に倒した状態)
作動確認(③方向に倒した状態)
作動確認(スイッチOFFの状態)
クラッチの配線と組み合わせれば盗難防止に
正しい使い方を覚えれば様々な作業に役立てるので、この機会にぜひトグルスイッチ(3202)の作業手順を理解しておきましょう。

次はトグルスイッチ(3202・3206)の違いについても見てみよう。