
ウォッシャー液は希釈できないって聞いたけど本当なの?どうして水道水を入れると危険なの?自分でも知っておきたいので詳細を教えてほしい
そんな悩みにお応えします。
まずこの記事を書いた自分は
✅代わりに水を入れると危険な理由を知りたい
✅希釈できない理由が知りたい
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。ウォッシャー液を希釈できない理由について解説していきます。
希釈できない理由を事前に理解しておけば、実際に補充する前に何故危険なのかを知りきっかけとなります!
また、記事の前半では水道水を入れると危険な2つの理由も合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。

ちなみに、今回紹介した内容については以下の順番で確認していくとわかりやすいからおすすめだよ。
②ウォッシャー液を希釈できない理由と水道水を入れると危険な2つの理由👈いまここ
ウォッシャー液の代わりに水道水を入れると危険な理由は2つ!
それではまず、水道水を代わりに入れると
どうなってしまうのか?
詳しく見ていきましょう。
どのような症状が起こってしまうのか?
自分でも考えながら読んでみてくださいね。
水道水を入れると凍結する原因となる
1つ目の原因として凍結する症状があります。
何故なら、水道水にはウォッシャー液と違い不凍液が含まれていないからです。

不凍液ってなに?

不凍液は名前の通り、水を凍りにくくする液体だね。
寒冷地などで凍結しないように作られた液体の事ですね。
この不凍液によって、−30℃や−40℃などでも
対応できるように作られています。
逆に水道水には一切含まれていません。
というのも、水道水はあくまで人が飲める範囲で作られているからです!
そのため、もしも水道水に不凍液を入れると人体に悪影響を与えてしまいます。
たとえば、不凍液に含まれる
エチレングリコール。
複数ある液体のうちの1つで、
特に人体に危険とされています。
エチレングリコールが体内で分解されることで、
・シュウ酸
2つが起き中毒症状の原因となります。
初期症状は薬物中毒・嘔吐・腹痛。その後の症状には、意識レベルの低下・頭痛・発作などがあります。
結果として不凍液が使えない為に水道水では凍結する事になります。
夏場なら特に問題ないですが、冷間時等の寒い時期にタンク内の水が凍結してしまう事があります。
タンク内の水が腐る
2つ目の原因として、タンク内の水が腐る症状があります。
何故なら、長時間入れたままにしてしまうと、
タンク内でカビが生えて中の水が腐るからです。

なんで水道水は腐るの?

原因として考えられるのが、水道水に含まれる不純物や微生物の混入なんだ!
1つ目でも軽く触れましたが、水道水はあくまで人が飲めるもの。
つまり人体に影響がないのが前提ですよね?
なので、下手に微生物を無くす薬品を入れると人体に悪影響を与えてしまいます。
ただ、残留塩素と呼ばれる薬品は含まれるので、不純物や微生物などの繁殖はかなり抑えられています。
※残留塩素
遊離残留塩素(ゆうりざんりゅうえんそ)と結合残留塩素(けつごうざんりゅうえんそ)を合わせたもので、殺菌や酸化反応に有効に作用する塩素化合物のこと。
ただし保存期間が過ぎれば濃度が減少するので、濃度の減少=微生物が増える。
この不純物が腐敗をもたらすために、
タンク内でカビが生え腐ると言う訳ですね。

たとえば、魚を入れた水槽で想像してみよう。
水槽に水が入った状態では入れたばかりなので綺麗な水です。
しかし、時間がたってくると水槽内の水が
汚れてきませんか?
主な原因は、魚のフンや餌の残りなどの不純物が原因です。
時間の経過と共に菌が増殖して
腐敗をもたらすからです。
それと同じで、ウォッシャー液の代わりに水を入れると、長時間放置で不純物が原因で菌が増殖し、カビが発生して腐敗すると言う訳ですね。
ウォッシャー液と水道水を混ぜて使うのはアリ?それともナシ?
続いて疑問に感じるのが、ウォッシャー液と
水道水を混ぜて使う場合です。
先程、ウォッシャー液の代わりに
水道水は危険。そう説明しましたよね?
なら、ウォッシャー液と水道水を混ぜ合わせて
使うのはどうなのでしょうか?
以下で詳しく見ていましょう。
基本的に薄めるのはダメ!
水道水とウォッシャー液を混ぜ合わせて使う…
アリかナシでいえばナシです!

混ぜ合わせるなら不凍液と防腐の両方あるから大丈夫じゃないの?

確かに一見大丈夫そうにみえるんだけど、実際はそうでもないんだ。
というのも、ウォッシャー液に含まれる
・防腐剤
この2つは、ウォッシャー液を原液のまま
使う事を前提で作られたものです。
なので、水道水と混ぜ合わせると性能低下で効果が落ち、十分な性能を保つことができなくなってしまいます。
なので、基本的にはウォッシャー液は
薄める事なく原液で使いましょう!
ただし、希釈タイプに関しては問題ない
ただ、希釈OKまたは希釈前提のタイプは
薄めて使用する事に問題はありません。
たとえば、オールシーズンウォッシャー液。

効果自体は普通のウォッシャー液と変わりありませんが、説明欄の所に【3倍希釈までOK】とあります。
一見すると混ぜる事が出来なそうに見えますが…
3倍希釈までOKと記入してあるので、この場合には混ぜても問題ありません。
原液自体が濃い目に作られているので、
効果が薄まる事がありません。
なので、実際に補充する場合にはウォッシャー液に
合わせて使い分けるようにしましょう!
結論:ウォッシャー液の代わりに水道水はおすすめできない
以上、ウォッシャー液の代わりに水道水を入れると危険な理由をご紹介しました。
今回の記事を簡単にまとめると、
以下のようになります。
タンク内の水が腐る
ただし、希釈タイプに関しては問題ない
知らずに水道水を入れる事でウォッシャー液を使いた時に使えず、汚れを落としきれずに事故を誘発する原因にもなりかねません…
ただ、希釈OKまたは希釈前提のタイプは薄めて使用する事に問題はありません。
原液自体が濃い目に作られているので、
効果が薄まる事がありません。
ですので、もしウォッシャー液が切れて
しまった場合には、
・希釈OKの場合には混ぜても問題ない
どちらが最適なのかを理解した上で
使う事が大切です!
知らないまま入れて後悔するよりも、
事前に知って後悔の無いようにしましょう。

次はウォッシャー液が出ない原因についても見ておこう。