コンビニやスーパーなど。立ち寄った際にエンジンを切らずに店内に入る方を見かけることがあります。
やる側の考えとしては

・ちょっとくらいなら
・エンジンを切るのが面倒
こんな理由かと思いますが…実は【停止措置義務違反】という違反に該当。実際に道路交通法にも記載があることで停止させる旨が掛かれています。
もし違反になれば反則金や違反点数の
減点対象になるので注意が必要。

この記事では、そんな停止措置義務違反について反則金や違反点数。防ぐ対策まで詳しくまとめてみました。
✅気になる反則金や違反点数
✅無視して走行する危険性
✅違反を防ぐために出来る事
※この記事以外にも違反についての記事をまとめているので、気になる方は一緒に参考にしてみてください。
エンジンを掛けた状態で車を離れると【停止措置義務違反】
先程も言ったように、エンジンを掛けた状態で
車を離れると【停止措置義務違反】という違反に該当。
停止措置義務違反は、名前の通り停止しないといけない場面にも関わらず停止しなかった事が当てはまります。
特に今回のエンジンを掛けた状態でコンビニで車を離れる場面は危険と見なされる訳ですね。
実際、道路交通法71条第5号
に記載があります。
車両を離れる時は、その原動機を止め、完全にブレーキをかける等当該車両等が停止の状態を保つため必要な措置を講ずること。 自動車(中略)を離れるときは、その車両の装置に応じ、その車両が他人に無断で運転されることが無いようにするため必要な措置を講ずること。
道路交通法第71条の5(運転者の遵守事項)より
簡単にまとめると
・ブレーキをしっかり掛ける
・他人に無断で運転されることが無いようにする

この事からも分かる通り、エンジンを掛けた状態で車を離れる事は【停止措置義務違反】となります。
停止措置義務違反の反則金や減点
続いて気になるのは反則金や違反点数について。
違反になると必ず発生するので、どのくらいになるのか知っておくとおすすめです。
反則金は6000円
反則金 | 普通車で6,000円 |
反則金については車の大きさで変わりますが、一般的には普通6,000円。
反則金は比較的軽微な行政処分扱いなので
支払いをすれば刑事罰にはなりません。
刑事罰=犯罪を犯した者に科される制裁や罰則です。死刑や懲役・禁錮・罰金などが該当。
違反点数は1点
違反点数 | 1点 |
また、その時の違反点数は減点1点。

数分エンジン掛けたまま離れただけで?
と思うかもしれませんが…決められている以上は仕方の無い事なので安全の為にも絶対やめましょう。
違反を無視したままにするとどうなる?
ここからは無視して続けたままに
するとどうなるのかについて。
・事故になる危険性
反則金の支払い無視⇒前科がつく
反則金を無視すると前科がつく危険性があります。
滞納するとまず催促状や督促状が届きます。その後も支払わないと警察から出頭要請の流れ。

反則金って任意だし無視しとけば大丈夫でしょ。
こういった理由から出頭さえも無視する方がたまに居ますが…これをやってしまうと逮捕になるケースもあるので注意が必要。
※ 逃亡や証拠隠滅のおそれがあると判断される為
後は刑事手続き⇒裁判⇒ 罰金刑や
懲役刑という流れ。

ちなみに罰金刑も無視するとどうなるの?

財産の差押え。さらに支払いが不足した場合は労役場での強制労働という流れだね。
最終的にデメリットでしかないので、事が大きくなる前に素直に支払うのがいいでしょう。
※反則金の支払い方法については、【交通違反の反則金納付方法と2つの支払い場所”一連の流れを簡単3ステップで解説”】でまとめているので参考にしてみてください。

点数がない⇒免停
点数については残点があれば減るだけで済みますが…そもそも点数がない場合には免停になるので注意が必要。
免停には違反点数や前歴によって
6段階の期間があります。
60日
90日
120日
150日
180日
免停講習を受講すると免許停止期間が
短縮され最短で1日になることも。

どっちにしろ免停期間中は車を運転出来ないので通勤や通学で普段から使う人は不便ですね。
事故になる危険性
もう一つは事故になる危険性です。たとえば可能性として考えられるのが車が動く事。
傾斜の駐車場になっている場合に考えられることで…車が勝手に動く事で歩行者に接触または他の車に接触する事故が発生する場合があります。
接触事故=相手にけがをさせると停止措置義務違反だけでは済まされない事も。
そのため罰則だけでなく事故の
危険性も理解しておく必要があります。
停止措置義務違反にならない為に出来ること
ここからは停止措置義務違反に
ならない為に出来ることについて。
・サイド(フット)ブレーキを必ずかける
止まる際はエンジンを必ず停止させる
と言っても当たり前のことになりますが…コンビニなどに立ち寄る場合は必ずエンジンを停止させること。不注意により掛けたままで違反になるので、逆に安全を考慮してエンジンを停止する分には問題ない訳です。
そのため
・スーパー
・その他お店
などに立ち寄る場合は必ずエンジンを停止させる事を忘れないことが大切と言えます。

・ちょっと離れるだけだから
・いちいち切るのが面倒
こんな時でもエンジンを切る習慣を
心がける事で対策ができます。
サイド(フット)ブレーキを必ずかける
また、その際にサイドブレーキも必ず掛けるようにしましょう。仮にエンジンを切っていても、止める場所によっては角度で車が下がってしまう場合があります。
車が下がる=ほかの車に追突する危険性がある。
もし止まっている車にぶつけると100%こちらが悪くなるので防ぐためにも再度も忘れないようにしましょう。
違反内容を理解して気をつけた運転を心がけよう
以上、エンジンを掛けた状態で車を離れる
事の違反についてお伝えしました。
普通車で6,000円
違反点数
1点
・事故になる危険性
記事でもわかる通り、エンジンを掛けた状態で車を離れると【停止措置義務違反】という違反に該当。
名前の通り停止しないといけない場面に
も関わらず停止しなかった事が当てはまります。
もし違反をすれば
反則金 | 普通車で6,000円 |
違反点数 | 1点 |
反則金については車の大きさで変わりますが、一般的には普通6,000円。
またその時の違反点数は減点1点。
通常であれば持ち点は初心者でも3点なので
そこまで支障はありませんが…
点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。
そのため、違反をしない為には状況に
応じて離れる際は必ずエンジンを切る事。

まとめとしてこの記事では、エンジンを掛けた状態で車を離れると【停止措置義務違反】になる。違反にならない為にはコンビニ等に停める場合は必ずエンジンを切るという事を覚えておきましょう。