今回ご紹介するのは、貼り付けプッシュスイッチ3223を使って電装品を複数分岐する配線のつなぎ方です。
電装品と言えば、一般的に電源に合わせて繋ぐ事で電気が流れると点灯。遮断されると消灯する仕組み。
ただし点灯はあくまで電源に合わせたもの。
たとえば
〇〇の時には点灯させて○○の時に消灯させる仕組みを作りたいな。
こんな場合には使えません。
仮に電源に合わせて点灯はできても、
逆に任意で切り替えて使う事はできません。
そこで貼り付けプッシュスイッチ3223を
組み合わせて任意の切り替えをしますが…
任意とはいえ複数分岐させるには手間のかかる作業です。
そこでおすすめしたいのが今回の複数分岐の方法です。
スイッチに加えて
2つを組み合わせる事で電装品の配線分岐に役立ちます。
この記事では、『任意で切り替えて電装品を複数作動させたい。』こんな方向けに作業の流れ(手順)をお伝えしていきます。
電装品(分岐)と貼り付けプッシュスイッチ(3223)配線の繋げ方
それではさっそく電装品とスイッチ配線の
繋げ方を見ていきましょう。
プラス側の分岐配線を繋げる
マイナス側の分岐配線を繋げる
スイッチと電装品配線を繋げる
プラス側の大元の電源を繋げる
大元のマイナスをボディアースする
電装品の分岐に必要なものを準備する
まず電装品の分岐に必要なものを準備する事から。
分岐に必要なものは
電源分岐ターミナルはプラスの分岐に役立つパーツ。
アースポイント増設ターミナルは
マイナスの分岐に役立つパーツ。
プラス側の分岐配線を繋げる
プラス側の分岐配線を繋げていきましょう。
今回使う電装品(LED)は
・マイナスが黒
電源分岐ターミナルには赤配線を繋げましょう。
電源分岐ターミナルに繋げるやり方がわからない方は、一緒に。
マイナス側の分岐配線を繋げる
マイナス側の分岐配線を繋げていきましょう。
使うものはアースポイント増設ターミナル。
名前の通りアースを増やす場合におすすめな商品。大元のマイナスをアースに落すことで最大で8つまで分岐して使う事ができます。
アースポイント増設ターミナルの詳しい使い方に関しては以下でまとめているので参考にしてみてください。
スイッチと電装品配線を繋げる
ここではスイッチと電装品のプラス配線同士を繋げますが…
そのままだと細線と太線になってしまうので、
繋げる場合にはサイズに合ったものを使います。
※無理に配線同士を繋げると配線が燃える危険性があります。
・分岐側(1.25sq)
となっているので、接続コネクターと
ギボシ端子を組み合わせて繋ぎましょう。
実際に接続コネクターとギボシ端子をつなげるやり方については以下を参考にしてみてください。
プラス側の大元の電源を繋げる
プラス側の大元の電源を繋げていきましょう。
電源のプラスは赤なので赤色配線に繋げます。
電源は
・ACC電源
・イルミ電源
などが最適です。
もし電源についてよくわからない方は、以下電源をまとめている記事を参考にしてみてください。
大元のマイナスをボディアースする
電装品のマイナスを繋げていきましょう。
マイナスを繋げる方法は
・ボディアースに直接落とす
マイナスの配線を探して繋げる場合は、オーディオ裏の数ある中から配線を見つけて繋げるやり方です。
逆にボディアースに直接落とすやり方は、クワ型端子などを使い車体のアースに繋げてマイナスを確保する方法です。
今回はボディアースに直接落とします。
繋げたスイッチと電装品の作動確認をしよう
一通り配線を繋げる事が出来たら繋げた
スイッチと電装品の作動確認をしてみましょう。
・スイッチOFFの状態
スイッチONの状態
まずスイッチONの状態。
プッシュボタンを一度押すと電気が
流れるのでLEDが反応して点灯します。
スイッチOFFの状態
逆にもう一度押すとスイッチが戻され
るのでOFF状態になります。
まとめると
・もう一度押すとOFF
問題なく繋ぐ事ができれば配線のつなぎ方~作動確認はこれでOKです。
配線のつなぎ方を覚えて分岐の際に役立てよう
以上、貼り付けプッシュスイッチ(3223)を
使った電装品配線分岐のやり方をお伝えしました。
今回の流れ
プラス側の分岐配線を繋げる
マイナス側の分岐配線を繋げる
スイッチと電装品配線を繋げる
プラス側の大元の電源を繋げる
大元のマイナスをボディアースする
繋げたスイッチと電装品の作動確認
今回の方法を実践する事で配線分岐に役立つので、もしこれから先複数分岐した上で貼り付けプッシュスイッチ(3223)による任意の切り替えがしたい。
こんな方は記事を参考に自分に合ったカスタムをしてみてください。