ペーパードライバー講習は
・長い期間車に乗っていない
こんな方にお勧めする講習の事。講習を受けることで運転における知識や技術面の向上に役立ちます。
ただそんなペーパードライバー講習には教習所に通う方法と出張型2つの選択肢があり、どちらを選ぶかによって講習の内容も変わってきます。
もしこれから先ペーパードライバー講習を受けるならどちらがおすすめなのか?また、2つの違いとは何なのか。
この記事では、そんなペーパードライバー講習について違いを6つにまとめてみました。

後半では、出張ペーパードライバー講習のメリット・デメリットもお伝えしているので参考にしてみてください。
出張型ペーパードライバー講習とは
出張型ペーパードライバー講習は、名前の通り指導員が出張して講習を行うこと。待ち合わせ場所で指導員と合流して事前に打ち合わせした内容の教習を行う流れ。
たとえば
・車庫入れ
2つが苦手な場合には、この2つを重点的に練習をします。他にも苦手分野があれば苦手な個所をというようにやります。

つまり、出張して教習所のように指導員に教えてもらいながら運転練習をすることですね。
通常の教習所との違い
続いて通常の教習所との違いについて。
学科教習がない
車の選択肢がある
教習場所が限られる
教習時間
講習費用に差がある
教習所にわざわざ通う必要がない
まず教習所にわざわざ通う必要がないこと。よくあるペーパードライバー講習と言えば、その都度教習所に通って講習を受けるイメージ。
教習所が遠い方にはその都度となると面倒なことです。
ですが、出張型ペーパードライバー講習の場合は予め決めておいた待ち合わせ場所で指導員と合流。そこから講習を受けるという流れです。
つまり教習所が遠くて通えないという方でも、指導員の方が直接来てくれることで行く手間を省けるわけです。
学科教習がない
また学科教習がないのも違いのひとつ。一般的には技能教習をして運転技術を持って高めるのがよくあるパターンですが、教習所の場合は学科が不安な方には学科も一緒に教えることが出来ます。
その一方で出張型ペーパードライバー講習にはありません。あくまで技能教習で運転技術を向上させることを主としています。
運転技術をメインに向上させたい方には向きますが、学科が不安な方にはあまりおすすめとは言えません。
車の選択肢がある
教習所の場合は決められた車でAT/MTどちらも選択ができます。(免許に応じて練習しやすいように。)
その一方で出張型ペーパードライバー講習には
・マイカー
2つの選択肢があります。
練習する分にはどちらもおすすめですが、その中でもマイカーなら売らない限りは乗り続けるので選択肢のひとつとして最適。
練習として使うことでマイカーの仕様や
車幅に慣れることができます。
教習場所が限られる
出張と教習所に通う場合では教習場所が限られます。
例えば
・出張は自由に選べる
教習所の場合は予め決められたコース。場内や路上の限られたコースを走るだけなので選択肢が限られます。
その一方で出張講習は自宅から最寄り駅。会社付近。高速道路など自由に選べるので限定されることはありません。
教習時間
教習時間にも違いがあり
・出張= 1時間単位
教習所は〇時限という単位を用いて1時限=50分と表記します。50分の中でも教習所に戻る時間も視野に入れるので練習の時間も限られます。
その一方で出張は1時間単位。教習所に戻る必要がない分、練習時間は多く取れます。
休憩時間を含めればどちらも変わらないように思えますが、1回から受講可能なことや受けたい時に受けられることを考えると出張講習の方がお得と言えます。
講習費用に差がある
講習費用は教習所を選ぶか出張にするかで大きく変わります。
(例)
・入学金
・学科教習などの費用
・高速道路代など
・出張費用
・教習車レンタル代(マイカーでもOK)
・高速代
・駐車場代
教習所ではペーパードライバー講習のために
一度入学する必要があります。その際に入学金。それ以外にも講習代や学科オプション費用。高速料金などがかかります。
諸々含めて¥10,000超えることもざらではないので、基本的には割高になります。
その一方で出張ペーパードライバー講習は入学金が無い分、教習所よりは安く済む場合が高いです。
教習所に通うことに比べればまとまった金額の前払いや入学金を抑えることが出来るので、少しでもお得にしたい方におすすめです。
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結局、出張型ペーパードライバー講習ってどうなの?メリット・デメリットでまとめてみた
最後は実際に、出張型ペーパードライバー講習がおすすめできるのかについて。メリット・デメリットを参考にまとめてみました。
・基礎知識が足らないと運転に苦労する
・運転技術の不足で慣れるまでに時間がかかる
・繁忙期は出張講習が受けられない場合も
【メリット】
・マイカーの運転に慣れやすい
・運転コースの幅が広がる事で技術が身につく
・教習所に通う手間が省ける
・入学金が無い分、費用を抑えられる
デメリット(3つ)
・運転技術の不足で慣れるまでに時間がかかる
・繁忙期は出張講習が受けられない場合も
まずデメリットとしては、知識や技術不足で運転に慣れるまで時間がかかることが挙げられます。
教習所と違い学科教習や場内で練習と言ったことがなく、路上に出る事になるので運転の感覚を思い出すまでに時間がかかります。
また、繁忙期は出張講習が受けられない場合があるのもデメリットの一つです。
メリット(4つ)
・運転コースの幅が広がる事で技術が身につく
・教習所に通う手間が省ける
・入学金が無い分、費用を抑えられる
逆にメリットにはマイカーの運転に慣れやすいことや技術が身につきやすいことが挙げられます。
もちろん教習車をレンタルして練習することも可能ですが、出張型にはマイカーの使用もOKなので自分の車を使えば練習しながら車の特徴や幅に慣れやすくなります。
また、運転コースの幅が広がるのもおすすめなポイントです。教習所だとどうしても決められたコース以外は運転出来ないので、それ以外の道では慣れないまま。ですが、出張型なら自宅から最寄り駅。会社付近。高速道路など自由に選べるので限定されません。
コースの選択肢が増えれば、マイカーを運転することになってもそのまま知識として残るので無駄になることがありません。
他にも教習所に通う手間や費用を抑えることを考えると出張型講習はお得といえます。

とはいえは、どちらを選ぶのかはその人次第なのでこれから先の参考にしてみてください。
教習所との違いを理解して状況に合わせて出張型という選択肢を
以上、出張ペーパードライバー講習についてお伝えしました。
この記事のおさらいです。
・基礎知識が足らないと運転に苦労する
・運転技術の不足で慣れるまでに時間がかかる
・繁忙期は出張講習が受けられない場合も
【メリット】
・マイカーの運転に慣れやすい
・運転コースの幅が広がる事で技術が身につく
・教習所に通う手間が省ける
・入学金が無い分、費用を抑えられる
記事でもわかる通り、出張型ペーパードライバー講習は教習所の指導員が出張して運転の指導をしてくれる講習のこと。
待ち合わせ場所で指導員と合流して事前に打ち合わせした内容の教習を行う流れ。一般的な教習所のように通いつめる必要がないため、『遠くて通えない』こんな方にもおすすめな方法です。
また、マイカーで練習ができることでその車の癖や車幅にも慣れやすく運転技術の向上にも役立てます。

教習所に通いながら講習を受けるのもいいですが、『とにかく本格的に自分の車に慣れたい』こんな方は出張型を選ぶのも1つの手段です。
※今回紹介したペーパードライバー講習以外にも他の講習が知りたい。こんな方は【運転免許取得者等教育って何?受ける条件や教育の種類(8つ)・受講して得られるメリットを解説!】でまとめている内容を一緒に参考にしてみてください。