トルクレンチをタイヤ交換に使う場合の正しい方法と規定トルクの設定!

トルクレンチ
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今回ご紹介するのは【トルクレンチの使い方と使い際の注意点】について。

一般的にトルクレンチは、あらかじめ数値を設定しておく事で締め付けた時に数値通りにトルクをかけられるもの。

例えば100に設定しておけば、締め付けた
時に100 N・mのトルクが掛かります。

正しく使うことができれば

・走行中にタイヤが外れる
・ナットが外れて紛失する

等の防止にも役立ちます。

特に走行中にタイヤが外れると
巻き込み事故の原因
にもなりかねません。

そのため、タイヤ交換の仕上げとしてトルクレンチを使うと防止できます。

ただ、実際に使ったことがないとトルクの設定や締め付けるやり方など分からないこともありますよね。

そこでこの記事では、『自分でトルクレンチを使えるようになりたい。』こんな方向けに設定のやり方や使い方を詳しくお伝えしていきます。

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トルクレンチの使い方と設定値の流れ

それではさっそく、トルクレンチの
使い方について見ていきましょう。

トルクレンチにはプレセット型・プレート型など種類が様々ありますが、今回は一般的に使われているプリセット型でご紹介していきます。

流れとしては

トルク値を設定する
設定したトルクで対角線上になるように締め付ける
締め付けは『カチッ』と音がするまで

トルク値を設定する

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まず初めにトルク値を設定します。

表記はN・m(ニュートンメートル)で
どのくらいの力が加わるかの単位ですね。

トルク値は⓵と⓶でそれぞれ合わせる。

レンチに刻まれた数値①がだいたい50~200程度で10~20刻みでかかれています。
ハンドル側②には数字が2刻みずつ刻まれ、小さいメモリは次の数字になります。

例えば…

100という数字に4と6の中間を合わせた場合106N・mになります。

同じように大きい数字なら記入された数字に。

中間の数字なら数字が掛かれた
中間の数字が入ります。

一般的な締め付けトルク目安は

・普通乗用車で90~120N・m
・軽自動車で70~90N・m

設定したトルクで対角線上になるように締め付ける

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トルクを設定する事ができたら実際に
ホイールナットを締め付けていきましょう。

やり方はスピンナーハンドルと同じ。

締め付ける場合には対角線上になるように締め付けていきます。

例えば④穴の場合は画像のように⑤穴の場合は星を描くように締め付けていきます。

これって適当な順で締め付けるのはダメなの?

ダメって訳では無いけど、力のかかり具合が変わってくるから対角線上がおすすめなんだよね。

つまり対角線上にするのにはナットが
舐めないようにする理由がある訳ですね。

締め付けは『カチッ』と音がするまで

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事前に手締めで軽く締め付けておき、
その後にトルクレンチを使います。

理想としては手締め⇒レンチで締める⇒トルクレンチでトルクをかけるという順でやるといいでしょう。

締め付けは『カチッ』と音が鳴るまで締めつけていきます。

その際に、画像のように左手をレンチの先端。
右手を棒の部分にしてやるとトルクが掛けやすいです。

ただしこの時気をつけてほしいのは、
音が鳴るのは1回に留める事です。

確認で2回鳴らしちゃダメなの?

2回鳴らすとオーバートルクの原因になるからおすすめはできないね。

そう…

確認のためにもう1回鳴らしとこ。

と軽い気持ちでやってしまうと、オーバートルクの原因になります…

オーバートルクとは、規定値以上のトルクがかかることを意味してナットを壊しかねない危険な症状です。

やりたくなる気持ちもわからなくないですが、
安全のために1回にとどめましょう。

以上がトルクレンチの正しい
使い方になります。

手順を守って正しく使えば誰でも簡単に使用できるので、タイヤ交換の際にはおすすめの工具です。

合わせて知っておきたい!トルクレンチを使用する上で注意する事

ここからは作業する上で一緒に注意
しておきたい内容についてです。

初めに簡単に流れをお伝えしましたが…

それに加えて以下3つの事に注意しておくと危険を回避できます。

トルクレンチでホイールナットを緩めない
足で踏みつけてトルクをかけたり落として汚れを付着させない
規定トルクを超えないようにする

トルクレンチでホイールナットを緩めない

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まず一つ目としてトルクレンチで
ナットを緩めないようにしましょう。

理由として、トルクレンチは本来締め
付ける事を目的とした工具の為です。

緩める事は想定して作られていない為、トルクレンチで緩めてしまうとトルクを調整するための機構がずれてしまいます…

結果として既定のトルクに調整できなく
なるので緩める事は絶対にやめましょう!

緩めてはいけない理由について詳しく知りたい方は、以下記事を一緒に参考にしてみてください。

知らないと危険”トルクレンチでナットを緩めてはダメな理由”
一般的にトルクレンチと言えばタイヤ交換などの際に、ナット類を締め付ける場合に使う工具。逆に、『緩める工程では使ってはいけませんよ。』というのをよく耳にします。何故緩める工程で使ってはいけないのか。使うとどうなってしまうのか?記事で詳しくまとめています。

足で踏みつけてトルクをかけたり落として汚れを付着させない

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2つ目は足で踏みつけてトルクをかけたり落として汚れを付着させない事です。

たまに足で踏みつけてトルクを
かける方がいますが…

トルクレンチが壊れたり、ズレてナットをなめきる危険性があります。

そのため使う時は必ず手を使いましょう。

また、落として汚れを付着させる事もやめましょう。

衝撃で調整トルクがずれたり
固着で動かなくなってしまいます。

規定トルクを超えないようにする

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3つめは規定トルクを超えないようにする事

車種やメーカーによって規定の
トルクが決まっています。

なので測定値を超える事の
ないようにしましょう。

よくわからない方は目安として

・普通乗用車で90~120N・m
・軽自動車で70~90N・m

トルクの掛けすぎはオーバートルク。逆に掛けなさすぎはタイヤが外れる原因になるので注意しましょう!

以上の注意点を守って正しくトルクレンチを使い分けましょう。

記事のまとめ

以上、トルクレンチの正しい使い方と規定トルクの設定方法について紹介させていただきました。

トルクレンチの使い方
トルク値を設定する
設定したトルクで対角線上になるように締め付ける
締め付けは『カチッ』と音がするまで
トルクレンチを使用する上で注意する事!
トルクレンチでホイールナットを緩めない
足で踏みつけてトルクをかけたり落として汚れを付着させない
規定トルクを超えないようにする

トルクレンチは正しく使用すれば便利な工具ですが…

間違った使い方をしてしまうと

・オーバートルクでナットがなめきる
・トルクが不十分で走行中にタイヤが外れる

なんて事にもなりかねません。

ですので、今のうちに使い方を理解して
正しく使用するように心掛けましょう。

また、使う際にも自分に馴染んだものを使用すると
扱いやすくてお勧めですよ!

ちなみに、

・どのトルクレンチを選ぶといいんだろう
・おすすめってあるのかな

こんな人は別記事でおすすめのトルクレンチをまとめているので参考にしてみてください。

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