アース用端子1140はエーモンから出ている商品の一つ。主に電源分岐に役立つパーツで、カスタムを前提として使いたい方にお勧めです。
ただ、実際に使ったことがないとどういった
パーツなのかよくわかりませんよね。

そこでこの記事では、アース用端子1140の基本情報や使い方・配線につなぎ方・活用法をまとめてみました。
✅正しい使い方
✅配線のつなぎ方
✅活用法
アース用端子(1140)はマイナスを分岐するパーツ
アースポイント増設ターミナルはエーモンから出ているパーツの一つ。
本来であればクワガタ端子でボディアース。オーディオ裏からマイナス電源を確保など。電装品の追加のたびにアースを増やす必要があるため正直面倒なのが現状。
ですが、アース用端子(1140)をうまく利用すればその問題も解決可能。

追加の度にアースポイントを取る必要がなく、アース用端子(1140)1つで4か所分までマイナス確保ができます。
実際のアース用端子1140の繋ぎ方
アース用端子1140については以下のやり方でやりましょう。
アース用端子用の配線を作る
アース用端子に配線を差し込む
大元のマイナスをボディアースして完了
必要なものを準備する
まず必要なものを準備するところから。
アース用端子は分岐できるパーツですが…
そのままでは使えないので以下のものを事前に準備しましょう。
アース用端子用の配線を作る
アース用端子用の配線を作っていきましょう。
アース用端子は最大で4つまで分岐ができるので、平型端子×4。配線コード×4個分を用意します。
片方は電装品のマイナスとつなげるのが一般的なので…
片側だけ平型端子をかしめておきましょう。
※平型端子をかしめるやり方については今回省略するので、かしめ方まで知りたい方は【接触不良なく配線と接続できる”平型端子の簡単(1分)なかしめ方”】を参考にしてみてください。

アース用端子に配線を差し込む
かしめる事が出来たらアース用端子に
配線を差し込んでいきましょう。
アース用端子側が平型端子のオスになっているので、
先ほど作った平型端子メスを差し込むだけ。
後は画像のように①~④の順で
つなげばOKです。
大元のマイナスをボディアースして完了
最後に大元のマイナスをボディアースして完了。大元のマイナスをボディアースできれば、本体に連動している他の配線にもマイナスの電気が流れます。
結果としてマイナスの分岐ができると言う訳です。
ただし使う場合は幾つか注意が必要
ただし、使う場合は幾つか注意が必要
なので事前に把握しておきましょう。
別途平型端子が必要
消費電力
プラス電源は別途用意する
1つ目はプラス電源は別途用意する。
アースポイント増設ターミナルは名前の通りアースを取ること。あくまでマイナスを取るのが目的なので、プラス電源を取る事は出来ません。
もしプラス電源を同じように取りたい場合は、別売りの電源分岐ターミナルを使うことで同じように分岐ができます。
別途平型端子が必要
2つ目は平型端子。
アース用端子に差し込むのが平型端子(250型)になっているので別途必要になります。
※仮にそれ以外のサイズを取り付けると抜けやすくなるので注意が必要。
消費電力
3つ目は消費電力。
使用可能電力については
・DC24V車 280w以下

w(ワット)って何?

消費電力を示す単位のことだね。
電流が流れた時にどのくらいの電気を消費して使うのかを見ます。
ワット (W)が高ければ消費電力も高く負荷がかかる。ワット (W)が低ければ消費電力も低く負荷がかからないことになります。
それ以上使った場合は本体が壊れる危険があるので、範囲内で使う事が大切です。
ちなみにワット(w)を求める計算式は【車の電装品の消費電力を表す単位ワット(w)と″電力を求める場合の簡単な計算式を解説″】でまとめているので一緒に参考にしてください。

アースポイント増設ターミナルの活用法
最後になりますが、アースポイント増設ターミナルだからできる活用法についても見ていきましょう。
・電装品の数に合わせてマイナスをつなげたい
アースポイントを一か所にまとめたい
まずアースポイントを一か所にまとめたい方。
通常アース(マイナス)を取ろうと思った場合、鉄板の箇所を見つけてアースに落とすのでその都度配線がかさばることになります。
逆にアースポイント増設ターミナルであれば、一か所にアースポイントを集中できるのでまとめる事ができます。
電装品の数に合わせてマイナスをつなげたい
また、電装品に合わせてマイナスをつなげたい方にも最適。
本来の機能であるマイナスを増設したい場合に役立つので、電装品の数に合わせてマイナスをつなげたい方にお勧めです。

使い方次第で役立つパーツなので、うまく活用してみましょう。
アース用端子1140の性能を理解してこれからに活かそう
以上、アース用端子1140の
基本性能と使い方を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
別途平型端子が必要
消費電力
アース用端子(1140)は、その性能から
マイナスを多く取りたい人におすすめ。
特に電装品を追加することが多い人にとってはその都度必要になるので、別途で増やしていく必要がありません。

また、配線をスッキリまとめる事が出来るので、手間なくアースを追加したい方は作業の一環として是非参考にしてみてください。
よくある質問Q&A
Q.アース用端子1140は24V車にも使えますか?
A.はい、12V/24V車ともに使うことができます。ただし消費電力に違いがあるので注意しましょう。
Q.防水仕様ですか?
A.いいえ、防水でないので水のある場所では避けましょう。
Q.アース用端子以外に4つ以上マイナスを分岐できるパーツはありますか?
A.はい、別売りのアースポイント増設ターミナルを活用する事で最大8つまで分岐ができます。※詳しくは【【エーモン】アースポイント増設ターミナル(2833)の基本性能と配線のつなぎ方・作業で役立つ活用法を解説】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。