シガーソケットの電源が入らないのには原因があるって聞いたけど。どんな事が原因なのかわからない。作業に詳しくなくても出来るのかな。玄人じゃなくて初心者でもできるの?
このような悩みを抱いたことはありませんか?
特に現在同じような症状で解決できずに苦しんでいる方。
かといっていざ作業をしようと車に向かっても、原因が解決できずにどれから手を付ければいいのかわからない事ってありますよね。
原因を先につき止める事は余計な作業を省いて
問題を早急に解決させるため大切な事。
自分では『これだ!』と思っていても、間違った考えのままでは無駄な時間が過ぎるだけです。
実際過去の私も同じ悩みを抱えていました。
ネットなどで検索してもよくわからず、手さぐりに作業をして時間ばかりが無駄になっていた時期もあります。
ですが実際に、作業を教わりながらしていく中で
正しいやり方を学び解決への運びとなりました。
今回はその経験を活かして
✅実際に起きた場合の対処方法
✅防ぐために出来る事
それぞれ順を追って解説していきます。
記事を読むことで知識を得る事はもちろんですが、これから先のトラブル解決に向けたきっかけを作る事ができるので参考にしてみてください。
シガーソケットの電源が入らない原因
それではさっそく、シガーソケットの
電源が入らない原因について見ていきましょう。
原因としては
コネクターや配線の断線
シガープラグ本体の故障
中のヒューズが切れている
1つ目は中のヒューズが切れて
いることが原因です。
本来ヒューズというのは、過電流(想定以上の電気)が流れた際に自身が切れる事で電装品を保護する役目があります。
切れる=目的の電装品へ電気が流れなくなる。
ヒューズが切れると当然ながら配線から配線へ電気が流れなくなるので、シガープラグを差し込んでも反応しなくなります。
これが原因の一つとなります。
コネクター抜けや配線の断線
2つ目はコネクター抜けや配線の断線です。
シガーソケットと言えど単体で作動している訳ではなく、コネクターをソケット部に差し込む事で電気が流れる仕組みになっています。
こんな感じ。
・もう片方はマイナス
どちらかのコネクターが抜けると途中で
電気が遮断されて反応しなくなります。
また配線自体が途中で断線した場合も同じで、電気が流れなくなるためにシガーソケットが作動しなくなります。
シガープラグ本体の故障
3つ目はシガープラグ本体の故障です。
シガープラグは基本的に
②バネ
③回路の順で構成されています。
プラグを差し込むと先端のガラス管ヒューズ
側がソケットに押し付けられて電気が導通する仕組み。
ですが、ヒューズが切れていないにも関わらず
反応しない場合は上部の回路に問題があります。
車体側から流れた電気が回路に伝わって作動させる訳ですから、回路が故障すれば途中で電気が遮断されることを意味します。
原因を特定するにはどうすればいい?
ここからは先ほど挙げた3つの原因いずれか
から特定するにはどうすればいいのかについて。
おすすめとしては
・検電テスターを使って電気の流れを確認する
があります。
中のヒューズを確認する
まず手っ取り早いのはシガープラグの
中のヒューズを確認する事。
ヒューズ本来の役割は過電流(想定以上の電気)が
流れた際に自身が切れる事で電装品を保護する事です。
そのため、中のヒューズを見る事で
・ヒューズは切れている
いずれかで判断ができます。
もしヒューズが問題なら特定するきっかけと言えます。
検電テスターを使って電気の流れを確認する
2つ目は検電テスターを使って
電気の流れを確認する事です。
検電テスターというのは電気を探す際に、
そこに電気が流れているのかを確認できるパーツ。
・電気に反応がなければテスターも反応しない
今回のヒューズに当てはめれば、本体にテスターを当てた際に反応すればコネクター抜けや配線の断線に問題がない。
逆にテスターが反応しなければコネクター
抜けや配線の断線が問題と言えます。
もう一つのシガープラグ本体の故障に関しても
テスターの反応によって特定ができます。
まとめると
・検電テスターを使って確認する
シガーソケットの電源が反応しない場合の対処方法
ここまでがシガーソケットがシガーソケットの
電源が入らない場合に考えられる3つの原因となります。
次は実際にそれぞれの対処方法に
ついて確認していきましょう。
配線やコネクターの断線を直す
シガープラグ本体を交換する
ヒューズを交換する
1つ目のヒューズについて。
ヒューズが原因の場合は、新しいガラス
管ヒューズに交換する事で対処ができます。
やり方も簡単で、先端の特記部分を外してガラス管ヒューズを入れ替えるだけです。
実際のヒューズ交換のやり方については以下記事でまとめているので、合わせて参考にしてみてください。
配線やコネクターの断線を直す
2つ目の配線やコネクターの断線。
シガーソケットの裏側を確認して、
コネクターが外れているようなら差し込む。
配線が途中で断線しているようなら
治すことで解決出来ます。
シガープラグ本体を交換する
3つ目のシガープラグ本体の故障。
本体が故障した場合は回路をどうにかしないと解決できないので、手っ取り早く解決するなら社外品に取り替えることです。
車用で選べばほとんど使えるので、カー用品店などで見つけてみるといいでしょう。
また社外品になれば二口や三口も存在するので、増設前提なら単体よりもおすすめです。
その中でも電圧計付きのものを選べば、電圧も見れてさらにおすすめです。
電源が入らなくなるトラブルを防ぐためにできること
ここまでが原因や対処までの方法です。
最後に防ぐためにできる事も
合わせて解説して締めたいと思います。
防ぐ対策が分かれば、これから先シガー
ソケットが突然反応しなくなるなんて事も防げます。
対策としては
電装品の容量(A)を超えないようにする
シガーソケット側の配線はできる限り電源を取らないようにする
1つ目はシガーソケット側の配線は
できる限り電源を取らないようにする事。
絶対にダメとは言いませんが…
配線から電源を取る際の配線加工に
よって配線に傷が入り断線の原因になります。
そのため出来る限り電源を取らないようにするのがおすすめと言えます。
電装品の容量(A)を超えないようにする
また、電装品の容量(A)を超えないように
するというのも一つの手です。
容量の表記はA(アンペア)で表され○○まで
なら耐えられますよという意味を持ちます。
たとえば画像のエーモン製の
ものなら【5A】というように。
そのため容量を超えるとヒューズが
切れて使えなくなるので注意しておきましょう。
と言っても、アンペアの把握がよく分からんのやが?
そんな時は、別記事でまとめている計算式を参考にすると容量オーバーを抑えられるよ。
このように簡単ではありますが、防ぐ対策もいくつかあるのでこれからの参考として覚えておきましょう。
記事のまとめ
以上、シガーソケットの電源が入らない場合に考えられる3つの原因と対処法を解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・コネクターや配線の断然
・シガーソケット本体の故障
検電テスターを使って電気の流れを確認する
・配線やコネクターの断然を直す
・シガープラグ本体を交換する
・電装品の容量(A)を超えないようにする
記事でもわかる通り、ヒューズ切れや本体の
故障が原因で反応しない場合があります。
そうなった場合には
配線やコネクターの断線を直す
シガープラグ本体を交換する
いずれかの対処をすることで解決へとつながります。
また、
電装品の容量(A)を超えないようにする
2つの事を合わせて対策する事で防ぐきっかけにもなります。
もしこれから先シガーソケットが原因で
電源が入らないんだけどどうすればいいのだろう。
こんな方は記事を参考に自分に合った方法で解決してみてください。