【初心者から学ぶ】エンジンフラッシングって何?役割や種類。使い方は?

オイル
この記事は約6分で読めます。

お店に作業を依頼した際に【エンジンフラッシング】をおすすめされることはありませんか?

特にオイル交換を依頼する場合に
おすすめされる事が多いですが…

内容を知らないと、

エンジンフラッシングって何?どんな作業なの?役割や効果は?

等疑問のが多く依頼を躊躇する方も少なくはないでしょう。

そこで今回の記事では、

✅エンジンフラッシングについて
✅役割や効果
✅フラッシングの種類など。

順を追って解説していきます。

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エンジンフラッシングについて

エンジン内部を洗浄する役割を持つ

エンジンフラッシングは、エンジン内部を
洗浄する事を目的としたもの。

エンジン内部には本来オイルラインと呼ばれる
通り道を通じてオイルが循環しています。

エンジンオイルは循環しながらエンジンの熱を冷ます他、汚れを取り込むという効果を持っています。

取り込んだ汚れは交換時にオイルを
抜いた時に一緒に排出される流れです。

ただオイルにも限度があり、交換を怠ったりすると汚れが溜まりやすく蓄積されることになります。

蓄積される=抜いただけでは取り切れないことも。その結果がエンジントラブルの原因。

ならどうすれば解決できるの?となった時に
おすすめするのが今回の【エンジンフラッシング】です。

先にも言ったようにエンジンフラッシングは内部洗浄が目的なので、オイル交換だけでは取り切れなかった汚れもとる事ができます。

フラッシングをすることで調子が戻る事も

汚れを取る事で車によっては不調だった状態から戻る事も出来ます。

特に

・エンジンオイルを定期的に交換していない
・年式や距離を走っている
・昔より燃費やパワーが落ちた気がする

こんな場合は効果的です。

定期的に交換をしていれば当然汚れは蓄積されないので、フラッシングを使ったところであまり効果を期待はできませんが…

エンジンオイルを定期的に交換していなければ、当然汚れ(スラッジ)が蓄積されることによって燃費の悪化やパワーダウンにもつながります。

そこにフラッシングを使う事で、今まで汚れの蓄積が原因で起きていた燃費の悪化やパワーダウンが解消されて元のいい状態に戻るという訳です。

※ただ先にも言ったように効果には個体差があるので、必ずしも期待できるわけではありません。
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エンジンフラッシングの種類について

続いてエンジンフラッシングの種類について。

一言でエンジンフラッシングと言っても、

・添加剤
・機械式2つのパターンがあります。

添加剤

添加剤はオイル交換の際にオイルと一緒にいれる方法です。

新しいオイルと一緒に投入する事で、エンジン内部を循環しながら汚れ(スラッジ)を取り込む。

取り込んだ汚れは次回のオイル交換の際に抜く事で内部も綺麗になる仕組みです。

機械式のフラッシング

機械式のフラッシングは内部に
専用の洗浄剤を流し込む方法。

エンジン内部のオイルの通り道に蓄積した
汚れ(スラッジ)を洗い流します。

それぞれの使い方について

それぞれの使い方については以下の通り

添加剤としての使い方

添加剤1
①古いオイルに添加剤を入れる
②キャップを締めて10~20分ほど暖気して内部に循環
③古いオイルを抜いて汚れを外に出す
④新しいオイルに入れ替える
添加剤2
①古いオイルを抜く
②新しいオイルと一緒に添加剤を入れる
③次回の交換時に古いオイルを抜いて汚れを外に出す
④新しいオイルに入れ替える

添加剤については種類によって2つのやり方があります。

機械式の使い方

機械式の場合は
①古いオイルを先に抜き取ります。
②オイルの出入り口に機械のホースを繋ぎます。
③機械を操作して洗浄液を循環させつつ洗浄します。
④新しいオイルを入れて完了

機械式の場合はエンジンを停止したまま出来るので、より強力な洗浄剤の使用ができ効率よく汚れを落とすことができます。

実際に使うならどっちがおすすめ?

依頼するなら機械式フラッシング

依頼する場合は機械式
フラッシングがおすすめです。

機械式フラッシングの利点は、その場でオイルを抜いた後に専用の洗浄剤を流し込んで内部を洗浄。洗浄後は新しいオイルをいれて完了という流れ。

つまり、添加剤のように次回の交換時に汚れを一緒に排出する必要が無いので…

機械式フラッシングを使えばその日に
汚れを落とすことが出来る訳です。

合わせて依頼した場合の費用が知りたい方は、以下を参考にしてみてください。

エンジンフラッシングの施行をお店に依頼すると費用はどのくらい?
この記事では、エンジンフラッシングの施行を依頼するとかかる費用についてまとめています。お店に依頼するといくらになるのか?費用は高くなるのか。安くなるのか。詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

自分でやるなら添加剤

逆に自分でやるなら添加剤がおすすめです

自分でともなると当然機械式のフラッシングは無いわけで…

やる場合には添加剤として、オイル交換の
ついでに一緒にいれることになります。

流れとしては
①新しいオイルと一緒にフラッシング添加剤を入れる。②オイルの交換時期まで通常通りの走行をする。③交換の際にオイルと一緒に抜く。

添加剤はその日のうちに抜くものでなく、走行と共に汚れ(スラッジ)を取り込み次回のオイル交換時に抜く事で内部が洗浄されます。

機械式フラッシング程ではありませんが…

何もしない状態よりは綺麗に出来るので、添加剤を使うのもおすすめです。

ちなみに添加剤(フラッシング剤)ってどのくらいかかるの?

種類にもよりけど、カストロール エンジン内部洗浄油(300ml)で1500円程。SOD1(1Ⅼ)で9000円ほど。

カストロールエンジン内部洗浄油

カストロールエンジン内部洗浄油は、交換前のオイルに注入し10分間アイドリング。その後オイルを抜いて新しいオイルに取り換える流れ。

SOD1

SOD1はオートバックスなどのカー用品店でも取り扱っているもので、新しいオイルと一緒に注入して次回の交換時に抜く流れ。

カー用品店では量り売りなので値段はそこまでしませんが、自分で購入する場合には費用は高くなりがちです。ただその分効果は期待できるので使って損はありません。

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自分でやる場合はこのように自宅でも手軽にフラッシングができるので、汚れが気になる方は状況に応じて使い分けるといいでしょう。

記事のまとめ

以上、エンジンフラッシングについて解説しました。

今回の記事のおさらいです。

エンジンフラッシングについて
エンジン内部を洗浄する事を目的としたもの。
エンジンフラッシングの種類について
添加剤
機械式のフラッシング
それぞれの使い方について
添加剤としての使い方
【1】
①古いオイルに添加剤を入れる
②キャップを締めて10~20分ほど暖気して内部に循環
③古いオイルを抜いて汚れを外に出す
④新しいオイルに入れ替える

【2】
①古いオイルを抜く
②新しいオイルと一緒に添加剤を入れる
③次回の交換時に古いオイルを抜いて汚れを外に出す
④新しいオイルに入れ替える

機械式の使い方
①古いオイルを先に抜き取ります。
②オイルの出入り口に機械のホースを繋ぎます。
③機械を操作して洗浄液を循環させつつ洗浄します。
④新しいオイルを入れて完了

実際に使うならどっちがおすすめ?
依頼するなら機械式フラッシング
自分でやるなら添加剤

記事でもわかるようにエンジンフラッシングは
エンジン内部を洗浄する事を目的としたものです。

もちろんオイル交換を定期的に行っていれば
汚れを取り込みながら一緒に排出する事も出来ますが…

交換を怠ったり。交換をしない事で、内部で汚れがこびりついて抜いただけでは取り切れない危険性もあります。

その結果エンジントラブルの原因になり壊すことに繋がります。

そうならない為に、フラッシングにより
こびりついた汚れを除去する事が最適です。

車の寿命を伸ばす事にも貢献できるので、
状態に合わせてフラッシングを試してみましょう。

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