お店やガソリンスタンドなどで『そろそろオイル交換いかがですか?』と言われた経験はありませんか?
特にある程度距離を走った車でまだオイルの
交換をしていないという方。
エンジンオイルは一般的に交換時期を目安に交換を推奨していて、定期的な交換をすることでエンジンを良好に保っています。
ですが交換を怠るとエンジンにダメージを与えるリスクもあるため、手遅れになる前に交換を勧めています。
その結果がよく聞かれる『そろそろオイル交換いかがですか?』ということ。
交換するかどうかはあくまで自己責任になるので個人の自由ですが、もし車を壊したくないという方は手遅れになる前に早めの対処が最適。

この記事では、そんなエンジンオイルについて放置した場合に起こる3つのトラブルと解決策をまとめてみました。
✅交換しないと起こるトラブル
✅トラブルを起こさない為にできること
エンジンオイル交換の後回しは危険
冒頭でも軽く触れたように、エンジンオイルはエンジンを保護しているうちの一つ。
一定の距離を走った時に定期的な交換を推奨としています。ベストなタイミングで交換することで、エンジン本来の性能を発揮することができます。
ただそれでも

・今はまだいい
・めんどくさいからまた後で
こういった理由から後回しにすると、後々エンジンを壊す原因になるので注意が必要です。
交換しないと起こる3つのトラブル
交換をしない=すぐにエンジンが壊れるわけではないので、劣化と共に症状が悪化してしまい以下の症状が起こってしまいます。
②異音が大きくなる
③エンジンが焼き付きを起こす
①燃費が悪化する
まず初めに起こる症状は燃費の悪化ですね。
燃費の悪化はエンジンに負荷がかかる事が原因となります。
たとえばアクセルを踏む行動。本来ならアクセルを踏む=車が加速するのが一般的。しかし、オイル交換を怠る事でエンジンの性能が落ちるので、いつも通りに踏んでも同じ加速ができなくなります。
同じ加速ができないといつも以上に
アクセルを踏むことになります。
その結果がエンジンに負荷を与えることになるという訳です。
エンジンに負荷を与える=燃費の悪化を招く。
②異音が大きくなる
さらに進行すると、エンジンオイルの劣化により異音がするようになります。
これは潤滑作用が薄れる事が原因ですね。摩擦が大きくなるために擦れる力が薄れ、次第に異音がでてしまいます。
イメージとしては指同士ををこすりつけた時と同じ状態ですね。人差し指と親指を上下にこすり合わせた時。
・水に濡れた状態なら摩擦が大きく音がほとんど出ない。
と言ったようになります。
これをエンジン内部に当てはめても同じ事です。
パーツとパーツとの間に固体化した
オイルがたまり乾いた状態を保ちます。
すると、乾いたことにより摩擦が少なくなり大き目な音に代わるという訳です!
③エンジンが焼き付きを起こす
そして最終的に起こるのが焼き付き。定期的な交換をしているエンジンと比較すると一目瞭然で、エンジン内部のオイルがヘドロのようになっています。
この時起こるのは以下の症状ですね。
②スラッジ(汚れ)がたまりエンジンが焼き付く。
こうなってしまうともう手遅れですね…

これってエンジン壊れたらどのくらいかかるの?

車にもよるけど20万~30万は最低でもかかる計算になるね。

うへぇ。そう考えると交換しない危険性も思い知らされるね。
最終的に決めるのはあなた自身ですが、数千円のオイル交換をとるか。数十万かかってエンジンを修理するか選ぶならどちらを選びますか?
それでも自分は大丈夫!という人は、最悪の事態も覚悟の上でカーライフを送りましょう。逆に、エンジンを壊さずに乗り続言えたい人は最適な交換目安を知っておきましょう。
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トラブルが起きた場合の対処方法
ここからは先程紹介した3つのトラブル。
・異音が大きくなる
・エンジンが焼き付きを起こす
いずれかの症状に該当した場合にどうすれ
ばいいのかについてお伝えします。
燃費の悪化ならオイル交換で対処出来る
まず燃費の悪化。燃費が悪化する理由には先程も触れたようにオイルの性能が落ちたことに大きく関係します。
性能が落ちることによって加速も比例してダウンする。今までなら〇〇回転位で済んだ所を上手く加速しないことで余計にアクセルを踏むことになります。
アクセルを踏む力が強くなる=燃費が悪化する。
この場合の対処としてはオイル交換が有効。性能が落ちただけであれば、新しいオイルに変えることでオイル本来の性能を維持できます。
※交換方法については、【10分程で終わる”初心者にも出来るオイル交換の手順と後処理のやり方”】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

異音や焼き付きはオイル交換だけでは済まない
逆に異音や焼き付きは手遅れなので、オイル交換でどうにかなることはありません。既に症状が出た場合にはオイル交換に加えて問題箇所を直す必要があります。
中でも問題となるのが【焼き付き】の症状。焼き付きはエンジン内部で正常な動作を妨げる状態を意味していて、最悪の場合はエンジンが完全に壊れて動かなくなるリスクもあります。
この場合に1番いいのは一度エンジンをバラして内部をオーバーホールすること。
当然修理費用は状態によって大きく(数十万単位かかることも)変わりますが、正常に戻すにはこれくらいやらないと意味がありません。
そのため、もしなった場合には症状に応じて正しい対処が大切です。
オイルが元でトラブルを起こさない為の対策
最後はトラブルを起こさないために
出来る対策をお伝えします。
・同じタイミングでエレメントも忘れずに
オイル交換は必ずやること
まずオイル交換は必ずやること。記事でも言っているように、オイル交換を怠ることでトラブルに発展します。
・異音が大きくなる
・エンジンが焼き付きを起こす
燃費の悪化から始まり最終的には
エンジンの焼き付きまで。

そのうち交換するからまだやらなくても大丈夫。
と後回しにすると取り返しのつかない自体になり、後からとんでもない修理費用になることになりかねません。
そのためまずは定期的なオイル交換を心がけることから始めるのがベストです。
※交換時期については、【エンジンオイルに含まれる5つの役割と定期的な交換をおすすめする理由を解説!】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。

同じタイミングでエレメントも忘れずに
また、同じタイミングでエレメントも忘れずに交換するのを心がけましょう。
オイルエレメント(フィルター)はオイルで溜め込んだスラッジ(汚れ)の塊を溜めておくパーツ。簡単に言えば濾過装置のようなもの。エレメントで汚れの塊を留めておくことで、他の場所に侵入するのを防ぎます。
ただその分で溜めていくだけなので、仮にオイルだけ交換してもエレメント側には古いオイルやスラッジが残ることになります。
そうするとせっかく交換しても意味が無くなるので、綺麗なオイルを循環させるにはエレメントの交換も一緒にしておくといいでしょう。
※オイルエレメントの交換方法については、【作業は5分程度”オイルエレメントを簡単に交換するやり方と処理の方法”】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
記事のまとめ
以上、オイル交換をしないと起こる危険な症状についてご紹介させていただきました。
今回の記事のおさらいです。
②異音が大きくなる
③エンジンが焼き付きを起こす
使用頻度で交換する
今回の記事を読んでいただければ、定期的な
オイル交換が大切な理由が分かるかと思います。
それでも面倒だからと交換無しで走行を続ける方は、20万~30万の修理費を覚悟が必要。逆にそうはなりたくない!という方はオイル交換をしっかりしてエンジンが壊れるのを防ぎましょう!