バックランプの車検に必要な5つの条件と車検に通す為に気を付ける事

バックランプ
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・バックランプの車検項目が知りたいんだけど。
・どんな内容があるの?
・車検に通す為に気を付ける事は?

そんなふうに悩んでいませんか?

じつは私も同じように悩んでいた時期がありました。

バックランプといえば、後退時に後方を
照らしながら視認性を確保するバルブ。

それとは別にバックランプには他の灯火同様に車検基準が存在します。

車検基準は知っておかないと公道走行にも影響を与えますが、バルブを選ぶ際の失敗するリスクを減ららすことにもつながります。

ただ車検基準と言われても、どんな内容が当てはまるのか疑問に感じる事ってありますよね?

そこで今回の記事では、車検に通る為に気を付ける事と共に車検項目をそれぞれ解説していきます。

記事を最後まで読むことで知識を得る事はもちろん。

これから先交換が必要になった場合に、車検にあったバルブを選ぶことができるので参考にしてみましょう。

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バックランプを車検に通すために必要な5つの条件について

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通常、公道を走行する場合に車検と呼ばれる車の検査が必要になります。

理由として、検査をすることが法律。車でいえば道路交通法で決められているためです。

これは、車を日々安全に走行できるようにという意味が込められていて、2年に1度の機会を設けて車検に受かるかどうかを検査します。

そのため、行動を走行する場合には車検に適合するように整備しておく必要があります。

実は今回紹介するバックランプにも車検基準があり、5つの条件を満たしていないと整備不良で車検に通ることができません。

なので、これから先車検を受ける際に指摘されないためにも、以下の項目に目を通してみてください。

灯火の色

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まず1つ目は灯火の色です。

バックランプの色は、基本的には白色のみです。

黄色や赤・オレンジなどの色はまず通らないと思ってください。

実際、保安基準第40条第2項にも以下の
ように記載されています。

第214条 後退灯の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第40条第2項の告示で定める基準
は、次の各号に掲げる基準とする。
一 後退灯は、昼間にその後方100mの距離から点灯を確認できるものであり、かつ、そ
の照射光線は、他の交通を妨げないものであること。この場合において、その光源が
15W以上75W以下で照明部の大きさが20cm
2以上(平成17年12月31日以前に製作された自
動車に備える後退灯にあってはその光度が5000cd以下(主として後方を照射するため
の後退灯にあっては300cd以下))であり、かつ、その機能が正常であるものは、この
基準に適合するものとする。

後退灯の灯光の色は、白色であること。

また、白だからと言って青っぽい白はNGとなります。

最終的には検査官の目視になりますが、
誰が見ても白とわかるものにしましょう。

と言っても、『突然言われてもどうやって選べばいいの?』こう思う人が多いかと思います。

なので答えを先に言うと、色温度を目安に選ぶことです。

色温度はケルビン(k)と表記され、ケルビン数によって色の変化を見ることができます。

たとえば、2400kのバルブが
あったとしましょう。

ケルビン数は高くなるほど青くなり低くなるほど黄色に近くなるので、2400kの場合は黄色を指します。

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逆に6000kなら白9000kならというように変化します。

一般的にバックランプは白限定なので、
この場合は6000k~6500kほどが最適です。

逆に以上になると、見方によっては検査官に落とされる危険性があるので注意しましょう。

ちなみにバックランプの色は違反にもなるので、詳細が知りたい場合は以下の記事を参考にしてみましょう。

【知らないと損】車のバックランプが元で違反対象になる2つの項目 ≫

【知らないと損】車のバックランプが元で違反対象になる2つの項目
当記事では、車を運転する上で知っておきたい。バックランプが元で違反対象になる2つの項目を詳しく解説します。 この記事で解説している事を実践できれば、違反内容を特定するだけでなく自分でも対処ができるようになります。 違反内容を知る事は対策への第一歩。 まずはどんな事が違反になるのかを明確にした上で、対処方法や防ぐ対策をしてみましょう。

バックランプの個数

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2つ目はバックランプの個数です。

バックランプには個数の制限があるので、何個でもいいという訳ではありません。

1個もしくは2個と決まっているので、
数を間違わないようにしましょう。

たとえば、純正で2個なのに
バックランプを3個つける。

これは個数制限をオーバーしているので、
色で基準をクリアしていても車検には通りません!

3 後退灯の取付位置、取付方法等に関し、保安基準第40条第3項の告示で定める基準は、
次に掲げる基準とする。
一 自動車に備える後退灯の数は、次に掲げるものとする。
イ 長さが6mを超える自動車(専ら乗用の用に供する自動車であって乗員定員10人以
上の自動車及び貨物の運送の用に供する自動車に限る。)にあっては、2個、3個又は
4個
それ以外の自動車にあっては、1個又は2個

保安基準第40条第3項にも記載がある通り、
1個または2個が車検に通る条件です。

なので、個数は守って取り付けましょう。

バックランプの明るさ

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3つ目はバックランプの明るさです。

・純正のバックランプだとどうしても駐車の際に暗く感じる
・見やすくするために爆光のバックランプに変えたい

と考える方は少なくないでしょう。

しかし自分は良くても、周囲や後続車にとって運転中に照らされたら眩しく不快に感じることは少なくありません。

また、それが元で相手が事故を
起こしてしまうことも…

可能性としてはなくはないので、
バックランプは注意して選ぶことが必要です。

実際明るさの上限はないものの、
他の交通の妨げになってはならないと記載はあります。

一 後退灯は、昼間にその後方100mの距離から点灯を確認できるものであり、かつ、そ
の照射光線は、他の交通を妨げないものであること。この場合において、その光源が
15W以上75W以下で照明部の大きさが20cm
2以上(平成17年12月31日以前に製作された自
動車に備える後退灯にあってはその光度が5000cd以下(主として後方を照射するため
の後退灯にあっては300cd以下))であり、かつ、その機能が正常であるものは、この
基準に適合するものとする。

また、その際の明るさは15w以上、
75w以下の間でなければいけません。

なので、社外品にする場合は
ワット数にも気を付けましょう。

それでも明るいのがいいという方は、
ハイパワーバックランプを選ぶのが最適です。

取り付け位置

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4つ目は取り付け位置です。

基本的に純正のままなら関係のない項目ですが、
念のためにこちらも紹介します。

具体的にバックランプの上側の縁が地面から1.2m以下で、下側の縁が地面から25㎝以上の位置に取り付けが条件となっています。

保安基準第40条第3項の三の項目ですね。

三 後退灯は、その照明部の上縁の高さが地上1.2m以下(大型特殊自動車及び小型特殊
自動車に備える後退灯であって、その自動車の構造上地上1.2m以下に取り付けること
ができないものにあっては、取り付けることができる最低の高さ)、下縁の高さが0.25m
以上となるように取り付けられなければならない。

決められた数値内に収まっていなければ車検に
落ちることになるので注意しましょう。

視認性

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5つ目は視認性です。

爆光過ぎるのもダメですが、逆に視認性が悪く
暗くなるものは車検に通りません。

保安基準第40条第2項の告示で定める基準
は、次の各号に掲げる基準とする。
後退灯は、昼間にその後方100mの距離から点灯を確認できるものであり、かつ、そ
の照射光線は、他の交通を妨げないものであること。

保安基準第40条第2項に記載がある通り、昼間でも後方100m離れた位置から点灯を確認できなくてはいけません。

光が弱すぎて確認できなかったら『何のためについてるの?』そうなりますよね(笑)

なので、視認性も視野に入れて探してみましょう。

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車検に通る為に気を付ける事

これから車検を受ける方。もしくは車検に向けて準備したい方に、車検に通る為に注意することを紹介します。

バックランプの色

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1つ目はバックランプの色です。

車検に合格=車検に適合したLEDバックランプが必要となります。

一番大事なことですがやはり見た目の色ですね。

たとえ白であっても検査官次第なので、少しでも青身がかかっていると落とされる場合もあります…

かといってどんなに口頭でいっても受かる訳ではありません。

ではどうすればいいのか?

答えは簡単で、ケルビン(k)と呼ばれる色温度を目安に選ぶことです。

色温度はランプの色具合を表したもので、
下に行くほど黄色くなり。

上に行くほど青くなります。

たとえば、

・2400k=黄色
・9000k=青色

というように色温度数によって変化します。

なので、白で選ぶ場合は5000k~6500kを目安にするといいでしょう。

検査官にどのくらい白いのかを見せることが大事なので、『これなら間違いなく白だ』と見せるものを選びましょう!

もしケルビン数が記載されていない場合は、車検対応や白色発光など文章にも細かく目を通して選ぶようにしましょう。

バックランプの明るさ

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2つ目は明るさに注意することです。

保安基準では上限は記入されていませんが、
他の交通の妨げになってはならないと記載はあります。

なので、夜間でも明るく見やすいように
爆光にすることはおすすめとは言えません。

交通の妨げにならない程度で、
そこそこ明るい物を選ぶことが最適です。

私がおすすめするバックランプの選び方

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最後に、私がバックランプを選ぶ際の
おすすめの方法を紹介します。

あくまで私個人の選び方なので、
参考程度に見てください。

おすすめの選び方1.安さで選ばない

まず1つ目は安さで選ばない事です。

というのも、値段が安い=お得という訳ではないためです。

何故なら、値段が安いのは訳があって
安くなっているわけで…

お得だからという理由で購入すると
損をしてしまいます。

実際私も何度か購入したことありますが、

・初期の点灯不良
・すぐ切れる
・接触不良で点かない時がある
・白というよりも青い

など、挙げればきりがなくなりますが、
値段相応のリスクがあります。

こんな状態で車検に持っていったら
まず受からないですよね?

なので、安いだけではなく本当に使えるのかを
理解したうえで購入することが大切です。

おすすめの選び方2.メーカー品や購入した人の口コミを参考にする

2つ目はメーカー品や購入した人の口コミを参考にすることです。

メーカー品であれば車検に適合するように作られているので、まず受からないということはありません。

また、実際に購入した人の口コミを
見るのも一つの手です。

購入して点灯したら〇〇だった。
ここがダメだったなど。

実際使ってみてどうだったかがわかるので、損をすることがありません。

なので、

・安さで選ばない
・メーカー品
・口コミなど

自分に合った方法で選んでみましょう。

基準を理解して、車検に通るバックランプを選ぼう

以上、バックランプを車検に通すために必要な5つの条件を紹介しました。

今回の記事のおさらいです。

バックランプを車検に通すために必要な5つの条件について
灯火の色
バックランプの個数
バックランプの明るさ
取り付け位置
視認性
車検に通る為に気を付ける事!
バックランプの色
バックランプの明るさ
私がおすすめするバックランプの選び方!
安さで選ばない
メーカー品や購入した人の口コミを参考にする

バックランプは5つの基準をクリアしていれば、
LEDでも車検に通ることがわかります。

ただし、検査官次第ということも視野に入れて白限定となるので、灯火の色や基準をしっかりと理解して車検に臨むようにしましょう。

また、当サイトでは他にもハロゲンとLEDどちらが明るいのかも解説しているので、合わせて覚えてみましょう。

バックランプで使う【ハロゲンとLED】夜間でも明るいのはどっち? ≫

バックランプで使う【ハロゲンとLED】夜間でも明るいのはどっち?
この記事では、車に乗る上で知っておきたい。バックランプが夜間でも明るいのはハロゲンとLEDどっちなのかについて解説しています。 明るい方を事前に理解しておけば、実際に交換として選ぶ際に損をすることがありません!結果として、購入後に取り付けてから失敗するリスクを防ぎます。 また、記事の後半では私がおすすめする選び方も合わせて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
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