今回ご紹介するのは【ブレーキランプが消えない原因】について。
ブレーキランプはストップランプとも言われる灯火の一つで、本来はブレーキを踏むと点灯。離すと消灯する仕組みです。
ですが、ふとした時にブレーキを踏んでいないのに
エンジンOFFでも点灯したままの場合があります。
こんな時、消えないからと何度もエンジンを
かけて切るを繰り返すのはやめましょう。
正直『何となく』で実行してもブレーキランプが消えることはありません。
それに消えない状態で時間が経てばバッテリーにも
影響するため正しい対処が必要となります。
今回の記事では、『なぜ消えないのか』『どうすれば解決するのか』そんな方向けに順を追って詳しく解説していきます。
※今回の内容以外にも、テール/ストップランプに詳しくなりたい人向けにまとめた記事もあるので一緒に参考にしてみてください。
同じ車に長く乗っていると、ブレーキランプが急に消えなくなったという経験がある方がいるかと思います。
ブレーキを踏んだ状態ならわかりますが、離していても点灯し続ける。
一体どうして?と不安になる事でしょう。
そんな時にはストッパーゴムの破損を疑いましょう。
ブレーキランプ消えない=ストッパーゴムの破損を疑う
ブレーキランプが点灯したままで消えない…
という方は、『ストッパーゴムの破損』が原因です。
ストッパーゴムは、画像で言う丸いくぼみの
中に入っている部品です。
どうしてストッパーゴムの破損が関係あるのさ。
ブレーキの仕組みが関係してくるんだけど、詳しくはこれから解説していくね。
ブレーキランプは通常ブレーキを踏む事で点灯。離す事で消灯しますよね?
これはブレーキペダルの上部にブレーキペダルスイッチと呼ばれるスイッチがあり、
・ブレーキを踏むとストッパーゴムから接点が離れ点灯。
・ブレーキを離すとストッパーゴムにスイッチが当たり消灯。
このような仕組みになっています。
簡単な構造になっている訳は、『緊急時でも後続車に危険を知らせる事ができる』という意味が隠されています。
例えばテールランプ。これは、後続車に存在を
知らせる意味がある訳ですが…
点灯させるにはイルミ電源。
つまりスモールランプを点灯させる
必要があります。
エンジンが掛かる状態ならいいですが、
トラブルなどでエンジンが掛からない場合…
電気が流れなくなるのでテールランプは点灯できなくなります。
こうなるとどうなると思いますか?
昼間なら何とかなりますが、夜間で事故に
巻き込まれてテールランプすら点かない…
となった時には後続車に追突される危険性が高くなります!
その点ブレーキランプなら、常時電源が流れているのでエンジンが掛かっていない状態でもペダルを踏めばブレーキは点灯します。
結果として後続車に追突される事はありません。
早めに対処をしないとバッテリー上がりを起こす
ブレーキランプが消えない場合に、時間ないからまた後で。面倒だから後回しという理由から放置する事は絶対におすすめできません。
どうして後回しじゃダメなの?
バッテリー上がりの原因になるためだね。
ブレーキランプの電源は常時電源でスイッチ連動。
ブレーキランプが点灯している間は常に
バッテリーに負荷がかかる訳です。
たとえるならブレーキランプがスイッチを
介さずに常時電源でつながってるのと同じ。
と言う事はブレーキを踏まなくても電気が流れてることに…
エンジンOFF=ブレーキランプが消えない状態。
エンジンを止めても電気は流れ
続ける事になります。
その結果としてバッテリー上がりが起きてしまいます…
なら、バッテリーが上がったら充電すればいいでしょ?
となるかと思いますが…
その考えちょっと待ってください!
確かにブースターケーブルや充電器を使えば復活はできますが、使う度に寿命が縮むためそんなこと繰り返してたらいつかエンジンが掛からなくなってしまいますよ?
ストッパーゴム交換で済むところを追加で
バッテリー交換までする羽目になってしまいます…
そうなると余計な出費になるので早めに対処する事が重要ですね。
ストッパーゴムがない場合は代用品で対処が可能!
新品のストッパーゴムを手に入れる事が
できればそれに越したことはないのですが…
壊れたからといってすぐに交換ができるとは限りません。
在庫があれば話は別ですが、パーツ注文⇒商品到着⇒交換の手順を踏むことになるので、知り合いのつてがなければすぐにはそれも難しいでしょう…
かと言って、待つ間にバッテリーが上がる
危険性もあるため早急に対処する必要があります。
そこで代用品として役立つのが『クリップ』です。
クリップを穴に差し込んで対応
エーモンなどから出ているバンパーを
留めるものですね。
もちろんぴったりと言う訳ではないので
応急という形ですが…
一時しのぎならクリップが役立ちます。
この場合は、出来る限り太めのクリップを選ぶと対処ができます。
1円玉で代用する
もう1つは1円玉を使用することです。
赤〇部分に1円玉×2枚を挟み込んだ状態で、
ビニールテープなどで固定しましょう。
どうして2枚必要なの?
1枚だと薄すぎてスイッチに当て切らないからだね。
大きさにはちょうどいいのですが、
厚みが少し足らないので1枚では不足です。
もし応急処置として使う場合には2枚を挟み込んで使用することがおすすめです。
このように使い方によってさまざま代用が効くので、もしなった場合には自分に合った方法で活用して早めのスイッチ交換を心がけましょう。
原因を作らない為に出来る対策
最後は原因を作らない為に出来る対策について。
症状が起きるのは仕方のない事ですが…
防ぐ事が出来ないと言う事はないので参考にしてみてください。
たまにでいいから点検をする
1つ目はたまにでいいから点検をする事です。
目安としては1週間もしくは1ヵ月に1度のタイミングでストッパーゴムの状態を確認しておくといいでしょう。
適度な状態を確認しておくことで、交換の
目安として事前にタイミングを計る事ができます。
ある程度の時期が来たらストッパーゴムを交換する
2つ目はある程度の時期が来たらストッパーゴムを交換する事です。
パーツは年数もしくは使用状況によって劣化していくものなので、ある程度の時期が来たらストッパーゴムを交換する事で壊れる前に対策ができます。
おすすめとしては10万キロ程度走行距離が過ぎたタイミングです。
簡単な事ではありますが、このように自分に出来る事から始めると実際に症状が起きる前に対処をする事ができます。
事前に知識があるかどうかでもその後が変ってくるので、今後の為にも覚えておきましょう。
ブレーキランプが消えない原因を理解して正しい対処をしよう!
以上ブレーキランプが消えない原因や対処法に
ついて解説しました。
今回の記事のおさらいです。
・1円玉×2枚
記事でもわかる通りブレーキランプが消えない=ストッパーゴムの破損が原因となります。
ストッパーゴムは画像で言う丸い
くぼみの中に入っている部品です。
・離れると点灯
する仕組みですが…
ストッパーゴムが破損する事によって常に
スイッチに当たらない状態に陥ります。
これがトラブルとしてよく言われる【ブレーキランプが消えない】原因です。
もし破損した場合には新しいストッパー
ゴムに変える事で対処ができますが…
ストッパーゴムが中々届かない場合。こんな時にはそれまでの代用といて
・一円玉×2
が役立ちます。
クリップなら太めのものを差し込む。一円玉に関しては1円玉×2枚を挟み込んだ状態で、
ビニールテープなどで固定しましょう。
大きさにはちょうどいいのですが、厚みが少し足らないので1枚では不足です。
もし応急処置として使う場合には2枚を挟み込んで使用することがおすすめです。
このように使い方によってさまざま代用が効くので、もしなった場合には自分に合った方法で活用して早めのスイッチ交換を心がけましょう。
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