車にとってのセキュリティーは盗難防止に役立つパーツ。
・別のカギで無理やり
などやり方は様々ですが、間違ったやり方で車を動かそうとした場合にブザーなどで周囲に危険を知らせます。特に盗難率の多い車や高級車にはついているイメージですね。
ただその分で値段が10万や20万前後することが多く、後付けしようにも中々手が出せないというのが現状。
そこでおすすめなのがダミーセキュリティーという選択肢。本物のようにセキュリティーの機能はしませんが…エンジンOFF状態で点灯させて威嚇する事で本物のセキュリティであるかのようにできます。
ちょっとした威嚇にでもなればいい程度の方には特におすすめです。

今回はそんなダミーセキュリティーについて、遊び心も加えてチョロQを使って作っていきます。
✅安価で自分でダミーセキュリティーを作ってみたい
ダミーセキュリティーは本物に似せたセキュリティーのこと
ダミーセキュリティーは防犯対策の一環として、本物の防犯のような外観を持ちながら実際には機能を持たない偽物のことです。
今回取り付けるパーツでいえば、エンジンOFF状態で一定間隔で点滅はするものの、実際にはブザーなど音で危険を知らせる事はできない。あくまで見た目の光で威嚇する程度。
ただ、盗む側からすればちょっとした人の出入りや光物でも嫌うので『何かあるのでは?』と威嚇には十分効果はあります。
今回は遊び心も加えてチョロQを使用
今回はそんなダミーセキュリティーについて
遊び心も加えてチョロQを使用して製作していきます。
一見すると何の変哲もないチョロQ
このままなら何の変哲もないチョロQ。
これにLEDを埋め込んで配線をつなげると…
電気が流れるとダミーセキュリティーが発動
電気が流れた時にダミーセキュリティーが発動する仕組みになります。
・ONになると点灯
埋め込んでいるLEDは何の変哲もないLEDなので点灯するだけですが…
これに別売りの【フラッシュユニット】を加える事で点滅する仕様。
点滅は全部で5パターン。残りは点灯と消灯になります。

使いたくない場合は消灯の位置。点滅させたい場合は1~5いずれかに合わせればOK。
実際にダミーセキュリティーを製作しよう
ここからは実際にダミーセキュリティーを製作していきましょう。
作るうえで必要なものは
チョロQを分解して取り外す
まず初めに分解作業。チョロQを反対向きにして固定ネジを二本外します。
ネジはドライバーで固定部分を緩める
ことで簡単に取り外せます。

今回は【チョロQ NEWインプレッサWRX 27】を使いますが、自分で製作する場合には好きなものでOK。
チョロQの天井に穴をあける
分解が終わったら天井に穴をあける作業へと入ります。周りをマスキングテープで保護する事で、周りの傷防止になります。
埋め込むLEDは5Φなので開ける穴も5Φに調整しましょう。
使ったパーツは以下電動ドリルとドリル。

穴にLEDを埋め込む
穴あけ作業が終わったら、
中間にLEDを埋め込みます。
上からだとLEDがはまらないので下から
ゆっくりと押し込んでいきましょう。
仮点灯
埋め込んだ後は仮点灯。フラッシュユニットのパターンによって6種類の点灯が確認できればOKです。
点灯の流れは以下の通り
②ピカッピカッ
③ピッピッ
④ふぁ~ふぁ~
⑤ふぁ~んふぁ~ん
⑥点灯
⑦消灯
フラッシュユニットは以下のパーツ。
ダミーセキュリティ用の配線を作る
仮点灯ができたらダミーセキュリティ用の
配線を作っていきましょう。
①フラッシュユニットとLEDを接続コネクターでつなぐ
接続コネクター3328(細線用)を使い、
ユニット側の配線とLED側の配線を繋げます。
ユニット側は黄色がプラス。黒がマイナスとなります。
LED側も同じようにつなげましょう。
②フラッシュユニットの黒をアース用端子につなぐ
画像ではアース用端子を使っていますが、なくてもアース同士をつなぐだけなので問題はありません。
繋ぐ配線はユニット側のマイナスと
コンパクトリレーのマイナス。
繋げたマイナスはアースに落とすだけ。
③フラッシュユニットの赤はコンパクトリレーの白につなぐ
電装品を作動させるための配線なので、
ここではユニットの赤とリレー側の白を繋げます。
④黄色は使用しない。今回は使わないので絶縁しておきましょう
リレー側の黄色配線は今回は必要ありません。
使わない場合は絶縁の為処理をしておきましょう。
⑤青はACCにつなぎます。青はリレー作動用
リレーの青はリレー作動用の電源なので、
ACC電源へとつなぎましょう。
⑥赤は電源用なので、常時電源につなぎます
残りの赤は電源用の配線。
電源は常時電源へとつなぎましょう。
もしわからない場合には以下記事を一緒に参考にしてみてください。
チョロQを固定して配線をまとめる
配線をつなぎつつまとめていきましょう。
今回は運転製側付近に設置するので、
それに合わせて配線を隠しましょう。
ついでにフラッシュユニットの
スイッチはスイッチパネル付近に。
最後に点灯チェックをする
最後に点灯チェックです。
・ACC~消灯
タイミングでON・OFFができればダミーセキュリティの完成です。
エンジンOFFで点灯するけど、バッテリー上がりってどうなの?
ここからはバッテリー上がりなどの影響はあるのか?について。

ふと疑問に思ったんだけど、これってバッテリー上がりとか大丈夫なの?

ダミーセキュリティー程度ならそこまで負荷はかからないから大丈夫だよ。
普段から車を使う場合はバッテリー上がりにならない
理由として点滅する事が大きく関係します。
点滅=点灯・消灯を繰り返す仕様なので
常に電気が流れるわけではない。
逆に常時点灯=常に電気が流れるのでその分電気を消費する。比べるとわかりますが、常時点灯に比べて点滅は点灯消灯を繰り返すので電気の消費が少ないです。
ただし、長い間使わない場合はバッテリー上がりになる危険性も?
ただし、どんな状態でもバッテリー上がりに
ならないのか?と言われるとそうでもありません。
何故なら、少なからず電気は流れているためです。
いくら点滅で消費が少ないと言っても電気は消費するもので…長い間使わなければその分バッテリー上がりのリスクは高くなります。
そのため、1か月以上エンジンをかけない場合にはあまりお勧めとは言えません。
車を長期間使わない事があるけどダミーセキュリティーは取り付けたい!そんな方におすすめの方法

それでも取り付けたいんだけど、なんかいい方法ってないの?

そんな場合は、別売りのLED電源ボックスとの組み合わせが最適だね。
LED用電源ボックスは本体から電源を取れるというもので、ボタンを押す(ON)事で12Vが流れ離す(OFF)事で電気が遮断されます。
電源も単三電池2本で済むので
簡単に電源が取れます。
使い方も簡単で、電源ボックスの
プラス・マイナスにつなぐだけです。
※詳しくは【簡単1分で理解できる”LED電源ボックス(1891)電源確認のやり方”】でまとめているので一緒に参考にしてみてください。
記事のまとめ
以上、ダミーセキュリティを作る方法を紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
チョロQに埋め込めばパトランプのような見た目に
チョロQの天井に穴をあける
穴にLEDを埋め込む
仮点灯
ダミーセキュリティ用の配線を作る
チョロQを固定して配線をまとめる
最後に点灯チェックをする
ただし、長い間使わない場合はバッテリー上がりになる危険性も?
今回紹介した【チョロQ+フラッシュユニット】を組み合わせる事で最低限簡単にダミーセキュリティができます。
手順通りにやれば誰でも簡単に出来るので、他とは違ったカスタムがしたい方はぜひ実践してみてください。

ちなみに今回使用したパーツは以下でまとめています。


