オルタネーターって何?ダイナモと呼ばれる事もあるけど何か違うの?どうやって使うものなの?
このような悩みはありませんか?
オルタネーターと言えば車にとって重要となるパーツの一つ。主にエンジン始動や走行に関わりのあるパーツと言えるわけですが…
実際に見た事がないと、どの部分に取り付けられたパーツなのか。どんな仕組みで関係してくるのか想像する事すらできませんよね?
そこで今回の記事では、
✅役割や構造
✅ダイナモとの違い
それぞれ順を追って解説していきます。
オルタネーターについて
それではまず、オルタネーターとは
どのような部品なのか?
についてからご紹介していきます。
オルタネーターは発電機の役割を持つ部品
オルタネーターは、車で言う所の発電機の役割を担っている部品です。
自動車には本来エンジン始動させるために
バッテリーが備わっていますよね?
エンジンの始動と共にバッテリーから電力を得て、各種電装部品へ送られる事で機能するわけですが…
バッテリー自体には発電機の機能が備わっていません。
という事はどうなるかというと?
バッテリーの電気を使いきってしまうと、
自動車のエンジンは停止し動かなくなってしまいます…
それを補うために【オルタネーター】と
呼ばれる部品が使われる訳です!
ダイナモと呼ばれる事もあるけど何か違うの?
次に、ダイナモ・オルタネーターの違いについてです。
たまにダイナモと言ったり、オルタネーターという方がいますが…
どちらも似ているようで実は違います!
今ではオルタネーターが主流となり使われていますが…
オルタネーターが普及し始めた1960年代以前は、ダイナモが主流として使用されていました。
つまりは
・それ以降に使用されている物がオルタネーターと言う訳ですね!
最近の車ではオルタネーターが主流
もちろん名前が違う理由だけではないですよ?
2つの決定的な違いは電流の種類が異なる事。
どういう事かといいますと…
オルタネーターが主流なのは電流の違いによる為
ダイナモでは直流電流。オルタネーターは
三相交流になっています。
※直流
直流とは、電気が流れる時に電流の向きや大きさ電圧の勢いが変化しない電気の流れ方をいいます。
※交流
交流は、電気の流れる向きや電流電圧が変化している流れ方です。
文字だけだといまいちよくわからんな。
じゃあ次は図を使って説明するね。
図で表した場合以下のようになります。
直流電流の特徴は、電流の向きや大きさ電圧の勢いが変化しない事。
逆に交流は、電気の流れる向きや電流電圧が変化する事。
たとえば
直流を12Vとするなら、時間が経過しても
電圧が下がる事がありません。
逆に交流の場合、12Vとするなら時間の経過とともに電圧が低下。上昇を繰り返します。
先ほども言ったように、ダイナモは直流電流。オルタネーターは三相交流となるので交流電流となる訳ですが…
オルタネーター自体は整流器により
直流電流に代わります。
2つの違いで言えば三相交流に
なっている事ですね。
途中から直流電流となっている理由は、
バッテリーに充電することの
できる電流が直流の為です。
オルタネーターが採用された理由は電力供給安定化の為
ならダイナモのままでもよかったのでは?
ダイナモの方は安定した電力供給をするのにやや問題があるんだよね…
ダイナモはエンジン始動により作動し、
そのまま直流電流が流れる。
【オルタネーター】
オルタネーターは、エンジン始動により作動し
発電がおこなわれる事で交流電流を発生させます。
その後、交流電流はオルタネーターの構成部品の1つである整流器によって直流電流に変換されます。
こうしてみるとダイナモの方と
変わらなそうに見えますが…
一度交流電流にする事で、エンジン回転に伴う発電の差が小さくなるため、ダイナモより多くの発電が可能になる訳です!
簡単に言えば
・オルタネーター=低回転から大きな発電量を得られる。
それに加え、オルタネーターは構造がシンプルで耐久性が高いという理由から性能に優れるオルタネーターが採用されるようになりました。
記事の総まとめ
以上オルタネーターって何?【ダイナモ】ともいわれるけど何か違いはある?について解説しました。
この記事のおさらいです。
・それ以降に使用されている物がオルタネーター
・交流か直流かで違う
記事でもわかるように、オルタネーターは発電機の役割を持つ部品。本来のバッテリーだけでは補えない電気の供給を走行中に常に行うことができます。
常に行えることで、走行中にエンジンが止まる事を防ぎます。
またオルタネーター・ダイナモの違いに
ついては、交流か直流かで違いがあります。
ダイナモはエンジン始動により作動し、
そのまま直流電流が流れる。
【オルタネーター】
オルタネーターは、エンジン始動により作動し
発電がおこなわれる事で交流電流を発生させます。
交流電流にする事で、エンジン回転に伴う発電の差が小さくなるためダイナモより多くの発電が可能になる訳です。
ここではオルタネーターは発電機の役目を持つパーツ。ダイナモとの違いについては、高回転から発電ができるのか。低回転から発電ができるかの違いで覚えておきましょう。