
・高速道路を逆走するとどうなるんだろ。
・違反とかあるのかな。
・バレなきゃ問題ないのかな。
このような疑問にお応えします。
一般的に高速道路と言えば複数からなる車線で上りと下りの片側通行が義務。ということは下手に逆走することはできませんし、仮に勘違いから逆走したとしても違反になってしまう訳ですね。
また危険性もあるので違反だけでなく、なぜ危険なのかについても知っておく必要があります。

この記事では、そんな高速道路の逆走が元の違反についてまとめてみました。記事を最後まで読むことで知識を得る事はもちろん。これから先のトラブル防止にもつながるので参考にしてみてください。
✅違反時の反則金や減点
✅危険性や防ぐ為に出来る事
※今回の記事以外にも高速道路で違反になりやすい項目が知りたい。こんな方向けに【【事前に知っておくと安心】高速道路で実践すると違反になる11の項目】でまとめているので参考にしてみてください。
高速道路の逆走は通行区分違反
先ほども言ったように、高速道路を逆走する事は【通行区分違反】に該当。通行区分違反は名前の通り、決められた道路以外を走行する事によって違反となる項目です。
高速道路は複数からなる車線で上りと下りの片側通行が義務なので、たとえば上り車線の一角を走行中に隣の車線に移って逆向きに走行をするということは出来ない訳です。
故意にやった時点で違反になりますし、
仮に勘違いからの逆走でも同じこと。
ちなみに通行区分違反は以下道路交通法17条4項の内容。
車両は、道路(歩道等と車道の区別のある道路においては、車道。以下第九節の二までにおいて同じ)の中央(軌道が道路の側端に寄つて設けられている場合においては当該道路の軌道敷を除いた部分の中央とし、道路標識等による中央線が設けられているときはその中央線の設けられた道路の部分を中央とする。以下同じ)から左の部分(以下「左側部分」という)を通行しなければならない。
道路交通法17条4項より
項目としては以下の部分。『道路標識等による中央線が設けられているときはその中央線の設けられた道路の部分を中央とする。以下同じ)から左の部分(以下「左側部分」という)を通行しなければならない。』。

中央線が設けられているときは、中央から見て左側を通行しましょうね。という内容。反対向きになる逆走は左側通行に反することになるので違反となるわけです。
通行区分違反の反則金や違反点数について
続いて通行区分違反に該当した場合に
どのような反則金や違反点数がつくかという事。
・違反点数は2点
反則金は¥9000
大型 | ¥12000 |
普通車 | ¥9000 |
二輪車 | ¥7000 |
小型特殊 | ¥6000 |
原付 | ¥6000 |
通行区分違反をした場合、大型車12000円。普通車9000円の反則金の支払いを命じられます。
大抵の方は普通車に含まれるので、9000円の反則金の支払いと覚えておくといいでしょう。
違反点数は2点
違反点数 | 2点 |
その際の違反点数は2点の減点とされます。
まとめると
・違反点数は2点
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通行区分違反の危険性
このように間違った運転は「通行区分違反」や反則金は9000円。違反点数は2点の減点という結果になりますが…
違反になるから気をつけよう。ということもありますが、それ以外にも運転を続ける事で取り返しのつかないことになる場合もあるので注意が必要です。
・点数の減点で免停の危機
・事故を誘発することに繋がる
反則金の支払い無視で逮捕の危機
1つ目は反則金の支払いを無視した事で逮捕される危険性です。
主に反則金の支払いをしなかった人の場合ですね。
よく
・無視していれば支払いの書類が来なくなる
こう考える方が中にはいる事でしょう。
ですが払わなくても大丈夫なんてことはもちろんなく、通知書を無視し続けた場合逮捕されるケースとなります。
流れとしては
裁判の手続きになると警察署への出頭が命じられ、その後に検察に書類送検されて起訴・不起訴の判断が下されるという結末になります。
※詳しくは【交通違反の反則金”面倒で支払い放置は最悪逮捕や罰金の危険も?”】でまとめているので参考にしてみてください。
点数の減点で免停の危機
2つ目は免停になる危険性です。
通常であれば減点は2点なのでそこまで支障はありませんが…点数の持ち点が残り1点だった場合。1点からの減点になるため持ち点が0になります。
今回は免停がメインなため初心者講習に関しては省きます。免停は○○日まで車に乗れませんと言うもので点数によって日数が増えます。
この間は車を運転することが出来ないので、車を仕事として使っている場合は支障が出ることは間違いありません。
※免停については、【免停(免許停止)になるのはいつ?”運転できなくなるタイミングや終わる期間を解説”】で詳しくまとめているので一緒に参考にしてみてください。
事故を誘発することに繋がる
3つ目は事故を誘発することに繋がること。
逆走をするということは当然自分から見て正面から車が来るということなので、避けきれなければ正面衝突により事故に繋がる危険性があります。
場合によっては怪我だけでは済まされなくなるので、逆走になることは絶対に避けましょう。
※もし逆走をしてしまった場合には対処方法として【【高速道路の逆走は絶対ダメ】もし遭遇もしくは逆走したらどう対処する?】でまとめているので参考にしてみてください。

逆走をしないために出来る対策
最後は逆走をしないために出来る対策について。
以下2つを参考にしてみてください。
・進行方向を見定める
標識などを確認する
1つ目は標識などを確認することです。
一見すると対策がされてないように思えますが…
よく見ると標識には注意喚起看板、進入禁止看板。路面には進行方向を示す矢印表示など。
それぞれ場所によって設置されています。
たとえば注意喚起看板は注意を促すもの。
・侵入出来ないので入ってはいけませんよ
加えて進入禁止看板を設置する事で
逆走をしないように促しています。
そのため、まずは標識などを確認して走行を
しても大丈夫なのかを明確にしましょう。
進行方向を見定める
2つ目は進行方向を見定めること。
大抵の場合、料金所を超えた後に右○○方面。左側○○方面というように別れている場合があります。
その際に、合流地点までのカーブが長いと『どっち向きに進めばいいんだっけか?』と分からなくなり逆に進んでしまうというケースがあります。
こうなると当然逆走になるので危険。
ならどうすればいいのか?となった時におすすめなのが路面の矢印を見ることです。
進行方向に向かって矢印がついているので、迷った時には確認をすると逆走のリスクを減らせます。他にも走行中の車がいるならどこに向かってるかを見極める事で防ぐことが出来ます。
対策事態どれも難しくは無いので、もしこれから先高速道路の走行をする際の参考にしてみてください。
高速道路の逆走を防いで事故や違反になることを防止しよう
以上、通行区分違反になる高速道路の逆走について解説しました。
今回の記事のおさらいです。
内容は道路交通法第17条に記載がある
違反点数は2点減点
点数の減点で免停の危機
事故を誘発することに繋がる
進行方向を見定める
記事でもわかるように高速道路の逆走は【通行区分違反】という違反に該当。
通行区分違反と言えば路側帯を走行するとなるイメージですが、逆走でも同じように違反となります。
理由は左側通行が義務なのに対して逆走により守らないことが原因。
車両は、道路(歩道等と車道の区別のある道路においては、車道。以下第九節の二までにおいて同じ)の中央(軌道が道路の側端に寄つて設けられている場合においては当該道路の軌道敷を除いた部分の中央とし、道路標識等による中央線が設けられているときはその中央線の設けられた道路の部分を中央とする。以下同じ)から左の部分(以下「左側部分」という)を通行しなければならない。
道路交通法17条4項より
実際道路交通法第17条にも記載があります。
項目としては以下の部分。
道路標識等による中央線が設けられているときはその中央線の設けられた道路の部分を中央とする。以下同じ)から左の部分(以下「左側部分」という)を通行しなければならない。
中央線が設けられているときは、中央から見て左側を通行しましょうね。という内容。反対向きになる逆走は左側通行に反することになるので違反となるわけです。
違反になれば当然反則金や違反点数の減点にもなりますし、逆走が元で事故に該当することも…そのため普段から気をつけた行動をして逆走することを防ぐことが大切となります。